2022年12月23日
屋根リフォームに適した時期とは?
屋根の劣化が目立ち、雨漏りやカビ、スレート屋根の割れなど、色褪せなどが見られるようになったら、
リフォームを検討する必要があります。
人によっては、いつリフォームを行えば良いのか分からないと悩んでいるのではないでしょうか?
今回は屋根の劣化などに悩まされている方に向けて、
屋根リフォームに適した時期について解説させて頂きます。
屋根リフォームを行う時期は決まっていない
この時期に屋根リフォームを行わなければならない決まりはありません。
屋根リフォームを行う時期は人それぞれ違います。
必要だと感じたら、業者選びを検討することをおすすめします。
屋根リフォームに適した時期
屋根リフォームを行うのに適した時期を押さえ、建物の資産価値を守りましょう。
早速ですが、屋根リフォームに適した時期について説明させて頂きます。
春・秋(屋根塗装の場合)
春と秋は落ち着いた気候のため、屋根リフォームを行うのに適しています。
リフォームが予定通り進みやすいです。 春と秋は繁忙期のため、早めに依頼する必要があります。
高温の日が続く夏に行うケースも存在しますが、
屋根を塗装する際に用いる塗料が揮発してしまう場合があるため、
屋根リフォームに時間がかかってしまうかもしれません。
メリットは塗料が乾燥しやすいことです。
梅雨が始まる前に屋根リフォームを済ませましょう。
屋根の葺き替えや、屋根のカバー工法なども同様です
屋根リフォームを梅雨の時期に行ってしまうと、
雨で工事が中止になる日が頻繁に出る可能性があるためです。
北国の場合は夏
北海道のような北国の場合は夏が適しています。
春や秋の早朝に霜や露が屋根につき、
葺き替えやカバー工事をするのに時間がかかってしまう場合があります。
雪があると塗装が難しいため、屋根リフォームを予定している方は注意が必要です。
屋根リフォームの時期を見極めるポイント
業者を探し始めるかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?
屋根リフォームをいつ行うかを決め、仕事や日常生活に支障が出ないようにすることが大切です。
見極めるポイントとして、以下のものが挙げられます。
・屋根材の耐用年数
・塗装の状態
・災害の被害に遭った場合
・家族の都合
・費用
・他の場所をリフォームする時
ここでは、屋根リフォームの時期を見極めるポイントについて解説させて頂きます。
屋根材の耐用年数
屋根材によって耐用年数が異なります。
耐用年数を迎えたと感じたら、屋根リフォームの予定を立てることが大切です。
建物が建っている環境により、想像以上に早く寿命を迎える場合も十分考えられます。
主な屋根材の耐用年数は以下の通りです。
・スレート:約7~15年
・セメント瓦:約10~20年
・ガルバリウム鋼板:約10~20年
・トタン:約6~10年
・瓦:30年以上
塗装の状態
塗料の耐用年数を超えた場合、屋根リフォームを検討したいところ。
塗装の状態により、建物の印象が変わります。
塗料の耐用年数を一度チェックしてはいかがでしょうか?
屋根に用いられている塗料の耐用年数は以下の通りです。
・アクリル塗料:約5~7年
・シリコン塗料:約10~13年
・フッ素塗料:約15~20年
・無機塗料:約20年以上
塗料によっては、屋根リフォームの頻度が多くなるかもしれません。
屋根リフォームでどの塗料を用いるかは予算と相談です。
災害の被害に遭った場合
地震や台風、大雪などによる災害で屋根が破損してしまうケースが存在します。
破損した場合、屋根リフォームにより修理を行う必要があります。
災害によっては、火災保険が適用されるので、加入している火災保険の内容をチェックしたいところ。
火災保険に加入していない場合、加入するかどうか検討することが大切です。
家族の都合
家族の都合に合わせ、屋根リフォームの時期を決めましょう。
退職して老後を楽しみたい・家族と同居することになるなど、
人によって都合が異なります。
屋根だけでなく、内装や外壁などのリフォームも行うことになるかもしれません。
もし、屋根リフォームが必要だと感じた際は家族と相談し、
どのようなリフォームを行うか決めておくことをおすすめします。
費用
時期によって費用が変わる場合もあります。
繁忙期である夏や秋は費用が高くなりやすいです。
少しでも費用を抑えたいと感 じた場合、繁忙期を避けてはいかがでしょうか?
他の場所をリフォームする時
屋根以外の場所をリフォームする際、
屋根もリフォームするかどうか一度検討したいところ。
外壁リフォームと一緒に行う場合、足場代などを節約することができます。
まとめ
基本的には、春と秋が屋根リフォームに適した時期です。
北国の場合、夏が適しています。
建物が建っている場所の気候によって、屋根リフォームに適した時期が変わってきます。
屋根の状態が気になると感じた際は気温を一度チェックしたいところ。
屋根リフォームをいつ行うかは建物の状態や皆さんの都合によって決まります。
仕事や家事などが忙しく、屋根リフォームをすぐに行えない場合も出てくるかもしれません。
屋根や外壁などの状態が心配な方はスケジュール調整を行い、業者に屋根リフォームに関する相談を行いましょう。
リフォームに関するアドバイスを頂けるかもしれません。
屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。