2024年11月05日
太陽光パネルの点検方法とその費用について解説!
不具合を放置し続けると、事故が発生する場合があるので注意しなければなりません。
今回は太陽光パネルの点検方法に加え、費用について解説します。
太陽光発電などについて関心のある方は一度チェックしてください。
目次
太陽光パネルを点検する理由
多くの方が太陽光パネルを点検しなければならないか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
太陽光発電を長期にわたって行うためにも、点検する理由について押さえることが重要。
点検する理由として、以下のものが挙げられます。
・発電効率の低下を防止
・発電効率の回復
・ホットスポット現象の防止
・不具合が発生している箇所の把握
・法律で義務化されている
まずは太陽光パネルを点検する理由について解説します。
気になる方は参考にしてください。
発電効率の低下を防止
太陽光パネルの点検を行い、発電効率の低下を防止することが目的。
年数の経過とともに太陽光パネルが劣化します。
発電効率の回復
点検で太陽光パネルの問題を把握し、適切なメンテナンスを行うことで発電効率を回復させることも目的の1つです。
ホットスポット現象の防止
ホットスポット現象とは、太陽光パネルが局所的に発熱する現象。
鳥の糞などが太陽光パネルに付くことで発生します。
ホットスポット現象を放置し続けることにより、火災につながる場合もあるので注意しなければなりません。
不具合が発生している箇所の把握
太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナーやケーブルに不具合が発生しているかどうかも点検します。
漏電による感電・火災や発電停止を防止することが重要です。
法律で義務化されている
法律違反しないためにも、定期的に点検を行い、不具合をいち早く見つけましょう。
太陽光パネルの点検方法
太陽光パネルの点検を一体どのような方法で行っていくのか疑問に感じているのではないでしょうか?
点検方法として、以下のものが挙げられます。
・目視点検
・測定機器を用いた数値測定
ここでは、太陽光パネルの点検方法について触れていきます。
目視点検
目視点検で太陽光パネルの状態を把握します。
点検する項目は以下の通り。
・太陽光パネルの汚れ
・太陽光パネルの破損
・フレームの破損
・ケーブルの接続状態
・草刈りが必要かどうか
・架台の破損
・鳥の糞が落ちていないか
・パワーコンディショナーの破損
・接続箱の破損
目視点検で修理や部品の交換などが必要かどうかを把握した上でメンテナンスが進められます。
測定機器を用いた数値測定
測定機器を用いた数値測定を行い、太陽光パネルに不具合が発生していないかを把握することも重要。
チェックする項目は以下の通りです。
・太陽光パネルのセルラインチェック
・赤外線センサーによるサーモグラフィー発熱
・パワーコンディショナーのブレーカー作動テスト
太陽光パネルの点検費用
10kW未満の住宅用太陽光パネルの場合、点検費用は約1万円が相場。
部品の修理・交換などを行う場合、約5万~10万円かかります。
また、屋根などの高所に設置されていると、足場代が発生します。
太陽光パネルの点検費用に関わるポイント
太陽光パネルの点検費用は人によって異なります。
一体どのようなポイントで点検費用が変わるのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
太陽光パネルの点検費用に関わるポイントとして、以下のものが挙げられます。
・太陽光発電の規模
・点検頻度
・太陽光パネルの設置場所
太陽光パネルのメンテナンスを行う業者の選び方
太陽光パネルのメンテナンスを行う際、信頼できる業者に依頼することが重要。
ここでは、業者の選び方について紹介します。
メンテナンスの認定資格を取得しているか
太陽光発電メンテナンス技師などの資格を取得しているかをチェックし、依頼するかどうか判断してください。
太陽光発電設備に関する保守点検ガイドラインに従って点検するか
経済産業省が発行している太陽光発電設備に関する事業計画策定ガイドラインの中にある
保守点検ガイドラインに従っているかも選ぶ決め手。
過去の施工事例
業者の公式サイトに掲載されている過去の施工事例を一通りチェックし、納得のいく点検を行うか判断することが重要です。
スタッフの対応
スタッフが相談・見積りなどの際に一体どのような対応を行っているかを踏まえ、契約を交わしましょう。
分かりやすい言葉で説明しているかどうかなどを細かくチェックしてください。
口コミの内容
業者の口コミに目を通し、どのような点に満足しているか・不満に感じた部分はどこかなどを把握することも重要です。
まとめ
太陽光パネルの点検方法として、目視点検・測定機器を用いた数値測定が挙げられます。
太陽光パネルやパワーコンディショナーなどが破損していないかを把握し、適切なメンテナンスを行わなければなりません。
長期にわたって太陽光発電を行うためにも、信頼できる業者に太陽光パネルなどの悩みについて相談してください。
太陽光パネル撤去のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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