2024年09月02日
屋根を遮熱するにはどのくらいの費用がかかる?
家事や仕事などを室内で快適に行う際、暑さ・寒さ対策が欠かせません。
暑さや寒さの原因の1つに屋根が挙げられます。
屋根は太陽の輻射熱に晒され続けています。
太陽の輻射熱は屋根を暑くするだけでなく、体感温度を上昇させるので注意が必要。
屋根修理・屋根リフォームを行う際、屋根の遮熱性を意識しましょう。
納得のいく施工を行いたいものの、費用について心配している方もいるかもしれません。
この記事では、屋根を遮熱するのに一体どのくらいの費用がかかるのかについて解説します。
屋根修理・屋根リフォームについて関心のある方は参考にしてください。
目次
屋根を遮熱するのにかかる費用は施工方法によって異なる
屋根を遮熱するのにかかる費用は施工方法によって変わってきます。
予算に応じた施工を行い、住宅の不具合を解消しつつ、屋根の遮熱性を向上させましょう。
屋根の遮熱性を向上させる方法と施工時にかかる費用
屋根修理・屋根リフォームを行う際、屋根の遮熱性を向上させる方法を押さえておくことが重要。
主に以下の方法で屋根の遮熱性を向上させます。
・遮熱機能付きの屋根材
・遮熱シート
・遮熱塗装
ここでは、屋根の遮熱性を向上させる方法と施工時にかかる費用について解説します。
住宅のメンテナンスについて関心のある方は参考にしてください。
遮熱機能付きの屋根材
遮熱機能付きの屋根材を用いることにより、屋根の遮熱性を向上させることができます。
費用は6,000~13,000円/㎡。
屋根の面積によって費用が変わります。
また、どのような施工を行うかによっても費用が変わってくるので、
屋根修理・屋根リフォームを行う際は注意してください。
遮熱機能付きの屋根材を用いる施工として、以下のものが挙げられます。
・カバー工法
・葺き替え工法
カバー工法は既存の屋根材の上に遮熱機能付きの屋根材を被せる施工。
廃材を処分する手間を省きつつ、費用を抑えることができます。
また、遮熱性だけでなく、防音性を向上できるのもメリットです。
野地板や防水シートの状態を確認できない点に注意しなければなりません。
葺き替え工法は既存の屋根材を撤去し、遮熱機能付きの屋根材を新たに葺く施工を指します。
野地板や防水シートを新しくできます。
廃材を処分する手間と費用がかかる点がデメリット。
遮熱機能付きの屋根材を用いて屋根の遮熱性を向上させる際、屋根の状態をチェックする必要があります。
足場などの費用を含めると、約120万~200万円かかるため、普段から収入と支出の管理を心掛けましょう。
遮熱シート
遮熱シートはアルミやポリエステルなどで作られたシートです。
費用は500~2,500円/㎡。
屋根上または屋根裏に遮熱シートを敷き、屋根の遮熱性を向上させます。
屋根の表面を触らずに屋根裏に施工したいと感じている方におすすめです。
遮熱シートで屋根の遮熱性を向上させることにより、寒さ対策を行えるのもメリット。
室内の熱が遮熱シートで逃げにくくなります。
遮熱塗装
遮熱塗装は日射反射率の優れた遮熱塗料で屋根の遮熱性を向上させる方法。
費用は3,000~6,000円/㎡です。
遮熱塗料の種類によって費用が変わってきます。
遮熱塗料の費用に関わる主なものは以下の通り。
・タスペーサー
・高圧洗浄
・下塗り
・中塗り
・上塗り
・棟板金の錆止め処置
・諸経費
・足場
遮熱塗装を行う場合、業者が下塗り・中塗り・上塗りを行うかどうかチェックしてください。
住宅のメンテナンスの回数を少しでも控えたいと感じている場合、耐用年数の長い遮熱塗料を用いることをおすすめします。
屋根の遮熱を行う業者の選び方
屋根の遮熱を業者に依頼する際、情報収集を十分行い、信頼できる1社を見つけることが重要です。
ここでは、業者の選び方について取り上げます。
過去の施工事例
業者が過去に一体どのような施工に携わったかを踏まえ、依頼するかどうか判断してください。
業者の公式サイトに掲載されている施工の写真だけでなく、施工内容・工期・費用などを細かくチェックする必要があります。
スタッフの対応
相談・見積りでのスタッフの対応も選ぶ決め手。
分かりやすい言葉で施工について説明するかどうかに加え、契約を急かさないかどうかもポイントです。
悪徳業者によっては、契約を急かす場合があります。
また、分からない専門用語が見積りなどの際に出てきた場合は業者に質問してください。
トラブルを避けるために分からないことをそのままにしないことをおすすめします。
見積書の内容
見積書に目を通せば、施工内容の詳細を把握できるかどうかも重要です。
使用する部材だけでなく、部材の用量・単価や施工内容、施工箇所、費用の内訳、保証期間などを細かくチェックしてください。
相場を把握する場合、相見積もりを行いましょう。
見積書に記載されている費用が相場より極端に高いまたは安い場合、業者に費用について質問することをおすすめします。
保証内容
屋根の遮熱を行った後も住宅のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
業者が一体どのような保証を用意しているかをチェックし、依頼するかどうか判断してください。
まとめ
屋根を遮熱する場合、施工内容によっては100万円以上かかる可能性があります。
住宅によっては屋根が著しく劣化しているかもしれません。
屋根の状態に応じた屋根修理・屋根リフォームを行いましょう。
費用について悩みがある方は業者に一度相談してください。
屋根遮熱や屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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