2024年08月22日
台風に強い屋根材5選!
日本は台風が多いことで知られており、住宅を守るためには台風対策を意識することが重要。
場合によっては、台風で大きな損害が発生する可能性もあります。
台風対策を行う際、どの屋根材を葺くか検討することをおすすめします。
今回は台風に強い屋根材を全部で5つ取り上げます。
リノベーション・リフォームなどを予定している方は参考にしてください。
目次
台風に強い屋根材5選
さまざまなメーカーが屋根材を製造・販売しています。
リノベーション・リフォームなどを行う際、台風に強いかどうかは選ぶ決め手の1つ。
台風に強い屋根材として、主に以下の5つが挙げられます。
・スーパーガルテクト
・エスジーエル鋼板
・スーパートライ110
・ROOGA
・ディーズルーフィング
人によっては、さまざまな屋根材があることに驚いているのではないでしょうか?
まずは台風に強い屋根材の特徴について解説します。 気になる方は一度チェックしてください。
スーパーガルテクト
スーパーガルテクトはアイジー工業が製造しているガルバリウム鋼板。
軽量のため、耐震性に優れています。
カバー工法に用いられていることもあります。
傷に強いだけでなく、サビつきにくいのもスーパーガルテクトの特徴。
☟スーパーガルテクトについては、こちらの動画もあわせてご覧ください。
エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板は日鉄鋼板株式会社が製造している屋根材です。
マグネシウムをガルバリウム鋼板に加えているのが特徴に挙げられます。
ガルバリウム鋼板に比べてサビにくく、塩害の影響が少ないのがポイント。
また、切断部や傷箇所の腐食抑制効果があります。
スーパートライ110
スーパートライ110は株式会社鶴弥が製造している屋根材です。
防災を目的とした防災瓦。
アームで上の瓦と下の瓦を固定し、台風対策を行います。
防水性に優れているのもメリットに挙げられます。
葺き替え工法以外のリフォームで利用できないため、
リノベーション・リフォームなどを予定している方は注意しなければなりません。
カラーバリエーションも豊富なので、選択肢に入れるか検討してください。
☟防災瓦については、こちらでも紹介しています。ぜひご覧ください。
ROOGA
ROOGAはケイミュー株式会社が製造している屋根材。
釘を打ち込むことで固定することができます。
台風対策を行う際はROOGAを用いるかどうか検討してはいかがでしょうか?
ハンマーで叩いても割れにくい頑丈さがあります。
ケイミュー株式会社が実施している研修を受講した業者でないと、ROOGAを用いた施工を行えない点がデメリット。
リノベーション・リフォームを行う際、ROOGAの取り扱いがあるかどうかチェックしてください。
☟ROOGAについては、こちらの動画もあわせてご覧ください。
ディーズルーフィング
ディーズルーフィングは株式会社ディートレーディングが製造している屋根材。
自然石粒ジンカリウム鋼板製屋根材と呼ばれることもあります。
風速80m/秒の強風に耐えられる強さがあるので、台風対策を行う際は選択肢の1つに入れてはいかがでしょうか?
また、軽量なので地震対策に役立つのもディーズルーフィングのメリットに挙げられます。
葺き替え工法だけでなく、カバー工法にも対応しています。
注意点として、日本でマイナーな屋根材である点。
リノベーション・リフォームを行う際、業者がディーズルーフィングの扱いに慣れているかどうか把握することが重要です。
また、2.5寸以上の勾配があると取り付けられないので、住宅によっては別の屋根材を検討することになります。
台風に強い屋根材を葺く業者の選び方
台風に強い屋根材を用いたリノベーション・リフォームなどを
一体どの業者に依頼すれば良いか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
納得のいく施工を行うためには、情報収集を十分行い、信頼できる1社を見つけることが重要。
ここでは、業者の選び方について取り上げます。
近いうち、リノベーション・リフォームなどを予定している方は一度参考にしてください。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去に一体どのような施工に携わっているかチェックすることをおすすめします。
施工の写真をはじめ、施工内容や工期、費用などから納得のいく施工を行うかどうか判断することが重要です。
創業年・設立年
台風対策をリノベーション・リフォームなどに長年携わっている業者に任せたいと感じているのではないでしょうか?
業者の創業年・設立年をチェックし、屋根のメンテナンスに長年携わっているかどうか把握してください。
スタッフの対応
スタッフとコミュニケーションを取りやすいかどうかも選ぶ決め手。
施工内容や施工箇所などの説明において、分かりやすく説明しているかどうかチェックすることをおすすめします。
また、契約を急かさないかどうかも依頼するかどうかの判断基準です。
見積書に記載されている内容
見積書に記載されている内容を踏まえ、契約するかどうか判断しなければなりません。
使用する屋根材だけでなく、屋根材の数量・単価や費用の内訳、施工箇所、費用が相場の範囲内かどうかなどを細かくチェックすることが重要。
保証内容が充実しているか
業者がどのような保証を用意しているかを踏まえ、相談することをおすすめします。
保証内容は業者によって異なります。
気になる業者を見つけた際、定期点検がいつ行われるかなどをチェックしてはいかがでしょうか?
まとめ
台風に強い屋根材として、スーパーガルテクトやエスジーエル鋼板、スーパートライ110などが挙げられます。
屋根材ごとの特徴をチェックし、どのように台風対策を行うか意識しなければなりません。
屋根のメンテナンスについて分からないことがある際は業者に相談することをおすすめします。
住宅のメンテナンスや屋根に関するご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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