2024年08月08日
シロアリ被害の保険適用は難しい?費用を抑えるポイントとは?!
シロアリは住宅の寿命が短くなる原因の1つ。
人によってはシロアリ駆除にかかる料金を少しでも安く抑えたいと感じているのではないでしょうか?
今回はシロアリ被害の保険適用が難しいかどうかについて取り上げます。
シロアリ駆除にかかる料金を少しでも安く抑えるポイントも紹介するので、
住宅のメンテナンス・シロアリ駆除に関心のある方は参考にしてください。
目次
シロアリとは一体何か
シロアリは住宅の木材を食害する昆虫です。
日本には、22種類のシロアリが生息。
住宅に被害を及ぼすシロアリはヤマトシロアリやイエシロアリなどが挙げられます。
アリとは生態・食性が異なります。
シロアリの中には、黒っぽい見た目の種類も存在するため、住宅のメンテナンスを行う際は注意してください。
シロアリを発見した際に深刻な状況になっている可能性もあるので、
普段から住宅の状態に気を配り、早期に発見することが重要です。
屋根専門の「いらか」がシロアリ対策をおすすめする理由とは?!
雨漏りとシロアリ被害に密接な関係があるというと、ほとんどの方が「えっ?」と思われます。
シロアリは、湿った木材を好む習性があるので、
屋根や外壁の雨漏りで木材が濡れて湿気を含んだ状態は、シロアリにとって格好の繁殖環境になります。
シロアリが発生する原因の約80%は、雨漏りに起因していると言われており、
雨漏りを放置することは、シロアリを呼んで繁殖させる環境を放置しているのと同じです。
同様にキッチンや洗面、ふろ場などの水漏れなどもシロアリ発生に直結します。
雨漏れや水漏れを防いで、木材が乾燥した状態を保てれば、シロアリ被害には遭いにくいといえます。
以上の事から考えても屋根や外壁からの雨漏り対策と シロアリ対策は同時におこなうことを推奨しております。
シロアリ被害の保険適用は難しい理由
シロアリ被害は一部のケースを除き、火災保険の対象外。
火災保険で住宅の補修・シロアリ駆除を検討している方は注意しなければなりません。
シロアリ被害で保険適用される場合
一体どのような場合にシロアリ被害で保険適用されるか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
自然災害が原因でシロアリ被害が発生した場合、火災保険が適用されます。
火災保険で定められている自然災害として、主に以下のものが挙げられます。
・台風
・地震
・大雨
・雪害
被害状況の写真を撮影するのはもちろん、被害状況を把握できる資料を用意するのが火災保険を申請するポイント。
台風や地震などが発生した際、住宅に被害が発生していないかどうか把握しましょう。
火災保険は請求期限が定められており、自然災害が発生してから3年以内に請求しなければなりません。
火災保険を適用し、シロアリ駆除にかかる料金を最小限に抑えたいと感じている方は早めに申請の準備を進めてください。
第三者による過失でシロアリ被害が発生した場合のポイント
第三者の故意や不注意により発生した過失が原因でシロアリ被害が発生する可能性があります。
損害賠償請求により、シロアリ駆除にかかる料金を抑えられるかもしれません。
シロアリ駆除にかかる料金を最小限にするためには、シロアリの専門業者などに原因を確認して頂くことが重要です。
シロアリ駆除にかかる料金を抑えるポイント
シロアリ駆除にかかる料金は人によって変わってきます。
場合によっては、想像以上に料金がかかる可能性があります。
住宅のメンテナンスを行う際、少しでもシロアリ駆除にかかる料金を抑えたいと感じているのではないでしょうか?
シロアリ駆除にかかる料金を抑える主なポイントとして、以下のものが挙げられます。
・シロアリ駆除の業者が用意している保証
・地方自治体が用意している補助金
・確定申告の雑損控除
ここでは、料金を抑えるためのポイントについて解説するので、
シロアリ被害に悩まされている方はシロアリ駆除の参考にしてください。
シロアリ駆除の業者が用意している保証
シロアリ駆除を専門に行っている業者は保証を用意している場合があります。
シロアリ駆除を行った後にシロアリが発生した際、
保証を活用することでシロアリ駆除にかかる料金や住宅の修繕費用が補償されます。
保証内容や期間はシロアリ駆除を専門に行っている業者によって異なるので、
シロアリ駆除などを予定している方は注意してください。
シロアリ駆除にかかる料金を少しでも抑えるためにも、
過去にシロアリ駆除・対策を依頼した業者に相談することをおすすめします。
地方自治体が用意している補助金
一部の地方自治体はシロアリ対策に関する補助金を用意しています。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けたいと感じている方は
地方自治体のホームページを一度調べてみてはいかがでしょうか?
地方自治体の窓口で補助金について問い合わせることもできます。
確定申告の雑損控除
シロアリ被害は、所得税法施行令第9条に規定する「害虫、その他の生物による異常な災害」に該当します。
所得控除により、シロアリ駆除の料金・住宅の修繕費用を抑えることにつながります。
確定申告の雑損控除を受けるために以下の書類を用意してください。
・シロアリ駆除の領収書
・源泉徴収票(会社勤めの方が必要)
・シロアリ駆除以外にかかった被害額に関する明細書
・駆除証明書
・所得税確定申告書の控え(個人事業主の方が必要)
会社野勤めの方は年末調整を受けた後、確定申告で税金が還付されます。
過去にシロアリ駆除をした場合、5年間は税金の返還請求権があるので、
シロアリ被害の料金を抑えたい方は確定申告の雑損控除を検討してください。
また、シロアリの予防は確定申告の雑損控除の対象外です。
まとめ
自然災害が原因でシロアリ被害が発生した際、火災保険が適用される可能性があります。
シロアリ駆除の料金を少しでも安く抑えるためには、シロアリ駆除の業者が用意している保証などを活用しましょう。
住宅のメンテナンスなどについて悩みがある方は信頼できる業者に一度相談してください。
雨漏りやシロアリ被害のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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