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追加工事費用について|平塚・株式会社いらか|屋根専門
成田崇
成田崇
屋根外壁工事は業者によっても価格が大きく異なり料金相場が掴みにくい面があります。
そのため、工事が始まってから追加料金が発生するのではないかと不安に思われる方も少なくないのではないでしょうか。
今回は屋根外壁工事における追加料金について詳しくご説明していきます。

Q1,基本的に追加費用は発生しない

A,まず基本的に、屋根・外壁工事において追加工事は発生しません。
なぜなら屋根や外壁工事は「㎡数×単価」で料金を算出するため、

工事が始まってから「壁や屋根の量が増える」などといったことが無いからです。
しかし面積などが明確であっても、稀ではありますが想定外のことが起きた場合には金額が変わってくる可能性はあります。

お見積りを出す前には必ず現場調査が行われますが、その際にどうしても見えない部分・見えにくい部分というのが出てきます。
そのような部分に補修や工事が必要になってくると、そもそも工事内容自体が変わることになるのです。
つまり「追加料金」というよりは「工事内容の変更による金額の変化」と考えていただけたら良いかと思います。

Q2,起こりうる工事内容の変更

足場を組まなければ見られない部分の劣化

A,現地調査の段階では足場が組まれていないため、

仮設足場を設置してから初めて近くで確認することができる部分というのが存在します。
そのような部分が、現地調査時には予想できないレベルで劣化が進行していた場合は、金額の変更が発生する可能性があります。

外見からは判断できない劣化

A,現在の建物はほとんどの場合、外壁から内壁まで何層もある多重構造となっています。
これは屋根葺き替え(屋根の張替え)工事に起こりうるケースですが、

張替え時に屋根をめくってみたところ内部結露でカビが生えていたり、

下地が腐っていた、白蟻に食われていたなどの症状が見られる場合も、
修繕するために金額の変動が発生してしまいます。
きちんとした業者であれば修繕が必要になってくる可能性があることを、

お見積りの段階でお客様にお伝えします。

想定外のところから雨漏りが発覚した

A,雨漏りも現地調査の段階でチェックはしていますが、

工事が始まって足場を組んで全体を見た際に予想外のところから雨漏りが発覚したり、
施主様自身が雨漏りに気づいていなかったりといった場合もあります。
特に外壁は雨漏りに関しては塗装工事をしたからといって止まるわけではありません。
そのためこのような場合には雨漏りの修繕工事が必要となってきます。

既存の塗料が密着していない場合(外壁塗装のケース)

A,サイディングの外壁ではあまり見られませんが、

モルタルの外壁で時々見られるケースとして、

前回施工した塗料がきちんと密着していないという現象があります。
既存の塗料が密着しているかどうかは現地調査の際に壁を打診することでチェックしていますが、

足場を組んですべての箇所を見られるわけではないので、
やはり見積もり段階で全てを把握することはできません。
塗料が密着していない場合は、

密着していない部分の塗料を剥がしてから塗装しなければなりません。

密着不良を起こすのは、既存の塗料を塗る前の下地処理が不十分だったことが原因です。
塗膜が浮いていると、上からどんなに高品質の塗料を施工しても下地と密着しません。
またこのような状態だと、夏場や冬場の気温差で塗膜が伸縮を繰り返して破断し、外壁の防水性を確保することができません。
そのため問題のある箇所の塗料を剥がし、新しく塗装下地から形成していく必要があります。

お客様都合による追加工事

A,契約後に施主様都合で仕様などが変わる場合は金額の変動が発生します。
主に下記の様なケースが考えられます。

①材料の変更

屋根でいえば契約後に屋根材や工法の変更があったり

外壁のの場合は下塗りを終え中塗りを進めている際に、「イメージと違うため色を変更してほしい」といったご要望や、
「やはり高耐候の塗料で塗ってほしい」といったようなご要望を承ることがあります。
このような場合も変更に当たるため金額が変動します。
塗料によっては下塗りからやり直さなければならない場合もあるため、

その際はやはり金額の変動は大きくなってしまいます。

②追加工事のご依頼

足場があるうちにやっぱり雨樋を交換したい

戸袋が痛んでいるので補修したいなど。

またはお住まいの外壁がきれいになると、

塀や門柱といったその他の場所の汚れが際立ち気になってきたと感じられる施主様も少なくありません。
その際は追加工事となるため当初予定していた金額とは変わってきます。変動も大きくなってしまいます。

Q3,悪徳業者には十分注意してください

悪徳業者の手口の一つとして、

契約段階では簡単な屋根補修工事で安い金額で契約をさせ、

断りにくい状況になってから全面的な屋根の葺き替え工事が必要ですよなどと

不安を煽って利益を得ようとするケースが多くあるため注意が必要です。
このような悪徳業者の場合、

工事が始まってしまうと足場も設置されていることで追加費用に対して他社と比較することもできないだろうと、

強気に契約を迫ってきます。
そのようなトラブルに巻き込まれないためにも、

「価格」だけを判断理由に業者を選ばれると失敗するケースが多いようです

見積り内容をしっかりと確認することが重要です。

以上のように、屋根外壁工事だけに関して言えば追加料金が発生することは基本的に無く、

起こりうるとすれば「屋根外壁工事の追加」ではなく「工事内容の変更」であると捉えていただければと思います。
工事内容の変更は見積り前の現場調査では気づき得ない場所で起こります。
そのため、事前に工事内容の変更が起こりうることも想定して、

今回お伝えしたような内容を見積もり段階でお客様にきちんと説明をしてくれる業者であれば、
後悔しない屋根外壁工事ができるのではないかと思います。

 

 

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この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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