2024年07月30日
DIYで雪止めは付けられる?!(できない前提)
積雪・落雪が原因でさまざまな被害が発生するため、普段から積雪・落雪対策を行うことが重要。
人によってはDIYで雪止めを取り付け、落雪による被害を最小限に抑えたいと感じているのではないでしょうか?
DIYは「Do it Yourself」の略。
自分で雪止めの取り付けなどを行うことを指します。
今回はDIYで雪止めを取り付けられるかどうかについて取り上げます。
積雪・落雪対策について関心のある方は一度参考にしてください。
目次
DIYで雪止めを取り付けるのは基本的にできない
雪止めの取り付けをDIYで済ませるのは危険が伴うため、基本的にはできないです。
人によっては雪止めの取り扱いに慣れていないのではないでしょうか?
落雪対策で雪止めを取り付けたいと感じている方は業者に依頼することをおすすめします。
雪止めの取り付けをDIYで済ませるのが難しい理由
雪止めの取り付けをDIYで済ませるのが難しい理由は一体何か疑問に感じている方も多いかもしれません。
難しい理由は以下の通り。
・危険が伴う
・施工不良により被害が大きくなる可能性がある
・雪止めの取り付けが推奨されない屋根がある
・住宅によって雪止めの個数が異なる
ここでは、DIYできない理由について解説します。
危険が伴う
雪止めの取り付けは高所での作業が伴います。
勾配が急で作業が行いにくい可能性もあります。
転落などの危険もあるので、DIYで雪止めを取り付けるのを避けてください。
安全を確保するために梯子などの準備が必要です。
人によっては施工に必要な道具を準備できていないと感じているのではないでしょうか?
施工不良により被害が大きくなる可能性がある
雪止めの固定が不十分だと雪と一緒に雪止めが落下するかもしれません。
また、施工不良で屋根を破損させてしまう可能性があるのもDIYをおすすめしない理由です。
雪止めの取り付けが原因で屋根を破損させた結果、雨漏りが発生するのを避けましょう。
雪止めの取り付けが推奨されない屋根がある
雪止めの取り付けが推奨されない屋根かどうか判断しなければならないのも理由の1つ。
どの屋根が雪止めの取り付けが不要なのか・雪止めを取り付けられない屋根はどれかなどが分からないと
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
アスファルトシングルやディーズルーフィングなどは落雪しにくいです。
また、陸屋根は平らなため、落雪しにくいのが特徴。
落雪しにくい反面、雪水による被害を意識しなければならないので、陸屋根の住宅に住んでいる方は注意しなければなりません。
雪止めの取り付けが難しい住宅として、太陽光パネルが屋根に取り付けられている住宅が挙げられます。
太陽光パネルを取り付けているものの、落雪対策がしたいと感じている方は雪止めネットの取り付けを検討してください。
住宅によって雪止めの個数が異なる
屋根の面積や勾配などにより、雪止めの個数が変わってきます。
雪止めが一体何個必要なのかに加え、どのように配置するかも理解した上で取り付けを行わなければなりません。
雪止めの取り付けなどをDIYで行う際、十分な知識と技術が必要です。
雪止めを屋根に取り付ける業者の選び方
落雪対策のために雪止めの取り付けを業者に依頼する際、
どこに依頼すれば良いか分からないなどの疑問を感じている方が多いのではないでしょうか?
トラブルを避けるためには、情報収集を行い、信頼できる1社を見つける必要があります。
ここでは、業者の選び方について触れていきます。
過去に一体どのような施工に携わったか
気になる業者を見つけたら、過去の施工事例から依頼するか検討しましょう。
業者の公式サイトに掲載されている施工の写真や施工内容、工期などを参考に期待している施工を行うか判断してください。
どのようなスタッフが在籍しているか
業者に在籍しているスタッフも選ぶ決め手。
スタッフが取得している資格で雪止めに関する知識・技術があるかどうかだけでなく、
コミュニケーションを取りやすいかどうか把握することが重要です。
見積書に一体どのような内容が記載されているか
見積書に記載されている内容も業者を選ぶポイントに挙げられます。
どのような雪止めを用いるかだけでなく、
雪止めの単価・個数や施工内容、費用の内訳などを細かくチェックしなければなりません。
業者によっては見積書に記載されている内容が異なるので、注意してください。
見積書の内容が分かりにくいと感じた場合、業者に疑問を質問することをおすすめします。
分からないことをそのままにしておくと、トラブルに発展する可能性があります。
保証内容が充実しているか
保証内容も選ぶ決め手。
雪止めを屋根に取り付けた後も住宅のメンテナンスを定期的に行い、不具合を解消しなければなりません。
業者によって保証内容が変わってくるので、雪止めの取り付けを予定している方は注意してください。
まとめ
DIYで雪止めを取り付けるのは知識や技術、準備が必要なので、控えることをおすすめします。
転落などの事故を避けるためにも、業者に任せることが重要です。
雪止めの取り付けについて悩みがある方は信頼できる業者に一度相談してはいかがでしょうか?
屋根修理や雪止め工事のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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