2023年11月07日
雨水貯水タンクで雨水を貯めるには?!
雨樋に入った雨水に何か使い道はないか気になっている方が多いのではないでしょうか?
雨水を再利用するために雨水貯水タンクを設置する方が一定数います。
いざという時に備え、雨水を貯めるのも選択肢のひとつ。
今回は雨水貯水タンクで雨水を貯める方法について説明します。
目次
雨水貯水タンクとは一体何か
雨水貯水タンクは雨樋から流れてきた雨水を集水・貯水するためのタンク。
ホースで雨樋と繋ぎ、雨水が入るようにします。
レバーを回すと、蛇口から貯めた雨水が出てきます。
雨水貯水タンクで貯めた雨水の使い道
雨樋に入った雨水の使い道は一体何か気になっているのではないでしょうか?
使い道を知った上で雨水貯水タンクを設置するかどうか判断するのが大事。
主な使い道として、以下のものが挙げられます。
・洗車
・掃除
・ガーデニング
・打ち水
・非常時の生活用水
雨水貯水タンクを設置するかどうか迷っている方に向けて雨水の使い道について紹介します。
洗車
雨樋に入った雨水を洗車に用いることが可能。
洗車を行う際、大量の水が必要です。
掃除
アプローチなどを掃除するための水に用いることができます。
洗車同様、アプローチなどについた汚れを落とすためにまとまった量の水が必要。
ガーデニング
植物に水を与えるのにも役立ちます。
これから、家庭菜園を始めたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
打ち水
打ち水も使い道のひとつです。
暑さを少しでも和らげたいと感じている方は貯めた雨水で打ち水を行うことをおすすめします。
非常時の生活用水
震災などの災害時における生活用水として使用することが可能。
インフラ設備に被害が及んだ際に備え、雨水貯水タンクを設置するのも選択肢のひとつです。
雨水貯水タンクで雨水を貯める方法
雨水貯水タンクで雨水を貯める際、どのような方法で行われるか知っておく必要があります。
ここでは、雨水を貯める方法について説明するので、雨水貯水タンクを設置するかどうか検討している方は一度参考にしてください。
雨樋を切断
まずは雨樋を切断します。
雨水貯水タンクの上部より高い位置に合わせるのが切断時のポイント。
取水装置を設置
切断し終えたら、取水装置を取り付けましょう。
取水装置は雨樋に入った雨水を雨水貯水タンクに流し込むための物。 雨水をろ過する機能もあります。
雨水貯水タンクを設置
取水装置を取り付けた後、雨水貯水タンクに繋ぎましょう。
平らで安定した場所に雨水貯水タンクを設置してください。
設置する場所が不安定だと、雨水貯水タンクが倒れてしまうかもしれません。
雨水貯水タンクで雨水を貯める際の注意点
雨水貯水タンクで雨水を貯める際、いくつか注意しないといけないことが存在します。
ここでは、雨水を貯める上で発生する注意点について取り上げます。
十分なスペースが必要
雨水貯水タンクを設置できるだけのスペースが必要なのがデメリット。
雨樋に入った水を再利用したいと感じた際、雨水貯水タンクを設置できるだけの余裕があるかどうかチェックしてください。
定期的にメンテナンスが必要
雨水貯水タンクにボウフラやコケなどが発生するため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
水を抜き、掃除を行う日を設けましょう。
用途が限られている
雨水貯水タンクに貯めた水は使用用途が限られています。
飲み水にはできないので、注意してください。
雨水貯水タンクでの集水・貯水はどのような方におすすめなのか
雨水貯水タンクでの集水・貯水は一体どのような方におすすめなのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
主に以下の方におすすめです。
・水道代を節約したい方
・災害時における生活用水を確保したい方
・環境保護に貢献したい方
雨水を洗車などに用いることで水道代の節約に繋がります。
毎月の水道代を少しでも抑えたいと感じている方は雨水貯水タンクを設置するかどうか一度検討したいところ。
自然災害はいつ発生するか分かりません。
火災時における消火用水にも利用できます。
水資源を節約し、環境保護に繋がるのも雨水貯水タンクで集水・貯水するメリット。
人によっては環境保護に関心があるのではないでしょうか?
雨水貯水タンクの設置をサポートする業者の選び方
雨水貯水タンクの設置を業者に依頼することが可能。
情報収集を行い、信頼できる業者を見つけましょう。
ここでは、業者を選ぶ際のポイントについて説明します。
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わってきたかを踏まえ、依頼するかどうか判断することが大切です。
公式サイトに掲載されている施工に関する写真などをチェックし、施工のイメージを掴みましょう。
施工エリアはどこか
業者によって、施工エリアが異なります。
気になる業者を見つけたら、施工エリアを一度チェックしておきたいところ。
見積書の内容
見積書に記載されている内容が分かりやすいかどうかも選ぶ決め手です。
使用する部材や施工内容、費用の内訳などを細かくチェックし、業者に分からないことを質問してください。
保証の内容
設置した後も定期的にメンテナンスを行うことになります。
どのような保証があるかも踏まえ、相談・契約を進めましょう。
まとめ
雨水貯水タンクで貯めた雨水を洗車などに利用することができます。
設置できるスペースがあるかどうかはもちろん、費用や雨水の使用用途などを踏まえた上で設置してください。
雨樋を切断するのが不安などがある方は信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
雨水貯水タンクのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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