2023年10月06日
コロニアルの差し棟の落下防止対策を徹底解説!
屋根にコロニアルを用いているけど、差し棟が落下しないか不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
大きな事故を回避するためにも、普段から住宅の状態に気を配り、適切なメンテナンスを行うことが大事。
今回はコロニアルの差し棟の落下防止対策について解説するので、屋根修理・屋根リフォームを予定している方は参考にしてください。
目次
コロニアルとはそもそも何か
コロニアルはケイミューが製造・販売している屋根材。
薄くて軽いのが特徴に挙げられます。
デザインが充実しているので、多くの住宅に用いられています。
金属系屋根材や瓦に比べ、安いのもポイント。
デメリットは経年劣化や衝撃でヒビ割れしやすい点です。
汚れやすいので、住宅の雰囲気を損なってしまう場合があります。
メリットだけでなく、デメリットを理解した上で住宅の屋根にコロニアルを用いることが大事。
コロニアルの差し棟の落下防止策
コロニアルの差し棟が落下するのを防ぐために一体どのような対策が行われているのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
主な落下防止策は以下の通り。
・ビスの使用
・コーキングの使用
・差し棟の剣先加工
屋根修理・屋根リフォームを近いうちに予定している方に向けて各防止策について説明します。
気になる方は一度チェックしてください。
ビスの使用
釘の場合、風に煽られることで差し棟が落下・飛散する可能性があります。
差し棟の落下防止対策として、ビスが用いられます。
ビスは差し棟の固定力を増加させるための物。
一定間隔になるように差し棟を固定していくのがポイントです。
コーキングの使用
コロニアルに用いられている差し棟が落下しないようにするため、コーキングが用いられます。
コーキングは屋根材や外壁などの隙間にコーキング剤を充填し、塞ぐこと。
防水性や気密性を高めるために行います。
雨水が侵入してしまうと、コロニアルなどの劣化に繋がります。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためには、雨漏り対策が重要。
差し棟の剣先加工
コロニアルに覆い被せるような形になるように差し棟の剣先加工を行うのも落下防止対策の一環。
剣先加工の後、コロニアルに差し棟を取り付けていきます。
屋根によっては差し棟を取り付けられない場合がある
差し棟は耐風性を向上させるために用いられます。
ですが、屋根によっては差し棟を取り付けられないため、注意が必要。
差し棟を用いる場合、葺き替え工法で屋根の形状を大幅に変更することになるかもしれません。
屋根の形状は住宅の雰囲気に大きく関わります。
屋根修理・屋根リフォームのテーマ・コンセプトについて家族や業者に相談することが大切です。
また、葺き替え工法はカバー工法に比べて費用がかかる点に注意してください。
コロニアルの差し棟の落下防止対策を業者に相談するのが大事
コロニアルの差し棟の落下防止対策を進めていく際、どの業者に相談するかが重要になってきます。
屋根修理・屋根リフォームに携わっている業者は数多く存在するので、信頼できる1社を絞るためには情報収集をできる限り行いましょう。
ここでは、屋根修理・屋根リフォームに携わっている業者を選ぶポイントについて取り上げます。
差し棟の取り付けに慣れているか
過去の施工事例をチェックし、差し棟の取り付けに慣れているかどうか把握してください。
施工内容だけでなく、工期や費用を踏まえた上で相談・契約を進めるのが大事。
口コミからスタッフの対応などを知ることができます。
屋根修理・屋根リフォームを急かさないか
業者が屋根修理・屋根リフォームを急かさないかどうかも依頼するかどうかの決め手です。
コロニアルの差し棟の落下防止対策を進めていく際、業者とのトラブルを避けたいところ。
契約を急かされた場合、冷静に対処する必要があります。
細かく屋根を点検するか
屋根の状態を細かく点検するかどうかも業者選びのポイントに挙げられます。
コロニアルや差し棟の状態はもちろん、雨漏りの原因などを正確に把握することが屋根修理・屋根リフォームを進めていく上で重要。
点検内容により、見積書の仕上がりが変わってきます。
業者によってはドローンを用いて屋根を点検する場合があります。
気になる業者を見つけた際はドローンを用いるかどうかチェックしてください。
見積もり内容が分かりやすいか
見積書に一体どのような内容が記載されているかを踏まえ、契約するかどうか判断することになります。
使用する屋根材や塗料、施工内容、費用の内訳などを細かくチェックすることが大事。
見積書について分からないことがあれば、業者に質問し、疑問を解消しましょう。
分からないことをそのままにしておくと、後でトラブルに発展するかもしれません。
どのような保証があるか
屋根修理・屋根リフォーム後も差し棟などのメンテナンスを行い、差し棟の落下や雨漏りなどの対策を続けていくことになります。
気になる業者を見つけたら、どのような保証を用意しているかチェックすることをおすすめします。
まとめ
コロニアルの差し棟が落下しないよう、ビスやコーキングなどの落下防止対策が重要。
差し棟が落下すると、他の建物や通行人に当たってしまうかもしれません。
信頼できる業者に屋根修理・屋根リフォームの相談を行い、自分に合ったプランを作成していくことが大切です。
屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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