2023年09月24日
屋根塗装って本当に意味ないの?屋根屋が検証してみた!
屋根修理・屋根リフォームの方法のひとつに屋根塗装が挙げられます。
屋根塗装は意味がないなどの話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
思い入れのある住宅に住み続けるためには、適切な屋根修理・屋根リフォームが大事。
今回は屋根塗装が意味はないかどうかについて触れていきます。
目次
屋根によっては屋根塗装を行う意味がない
屋根塗装は本当に意味がないかどうかはケースによって異なります。
人によっては屋根塗装が必要なので、屋根に関する悩みがある際は業者に一度相談するのが大事。
屋根塗装が必要なケース
住宅に粘土瓦を用いている場合、屋根を長持ちさせるために屋根塗装が必要になります。
屋根修理・屋根リフォームを行う際はどのような屋根材が用いられているかを把握しましょう。
屋根塗装は意味がないと言われている理由
屋根塗装に意味がないと言われている理由はいくつか存在しており、屋根修理・屋根リフォームを行う際は意識しておきたいところ。
意味がないと言われている主な理由として、以下のものが挙げられます。
・ノンアスベスト屋根の寿命を縮める
・屋根塗装をして見た目が悪くなる場合がある
・築年数が浅い
・屋根材の劣化が著しい場合は屋根塗装をしても意味がない
屋根修理・屋根リフォームを予定している方のために屋根塗装は意味がないと言われている理由について解説します。
ノンアスベスト屋根の寿命を縮める
ノンアスベスト屋根はアスベストが含まれていない屋根。
ノンアスベストへ移行した直後のスレート屋根は脆弱なため、高圧洗浄によって傷めてしまう恐れがあります。
メンテナンスをしたつもりが返って屋根材の寿命を縮める可能性があるのが屋根塗装を行う意味がないと言われている理由のひとつです。
屋根塗装をして見た目が悪くなり雨漏りする場合がある
屋根塗装をすると、数年後に塗膜が劣化し、住宅の見た目が悪くなるのも意味がないと言われている理由。
場合によっては屋根塗装を行わない方が住宅の見た目を保つことができます。
築年数が浅い
築年数が浅い場合、屋根塗装する必要がない可能性があります。
屋根の状態を普段から気にかけ、必要に応じて屋根塗装を行ってください。
屋根材の劣化が著しい場合は屋根塗装をしても意味がない
屋根材が著しく劣化していると、屋根塗装をしても意味がないかもしれません。
状態によっては、カバー工法や葺き替え工法を選択することになります。
屋根材の耐用年数が何年なのかを踏まえ、屋根塗装するかどうか判断するのが大事。
大規模な屋根修理・屋根リフォームを行うために貯金するのも選択肢のひとつです。
カバー工法は屋根修理・屋根リフォームの費用を安く抑えられますが、屋根材の状態によっては利用できないため、注意してください。
屋根材だけでなく、下地も劣化している場合は葺き替え工法で屋根修理・屋根リフォームを進めていくことになります。
屋根塗装が必要な時期が人によって異なる
気候や日当たり、沿岸地域に近いかどうかなど、立地条件により、劣化の進行に差が生じます。
場合によっては屋根塗装が必要な時期が想像以上に早く訪れるかもしれません。
塗膜の剥がれや色褪せが見られるかどうかはもちろん、コケなどが発生しているかどうかが屋根塗装を行うかどうか見極めるポイント。
屋根修理・屋根リフォームについて信頼できる業者に相談するのが大事
屋根修理・屋根リフォームで失敗しないためには、信頼できる業者を見つけることが重要になってきます。
最後に、業者を選ぶポイントについて説明します。
過去の施工事例
過去に一体どのような屋根修理・屋根リフォームに携わったかをチェックし、依頼するかどうか判断してください。
口コミの内容からスタッフの対応や一体どのような点に満足したかも押さえておきたいところ。
見積書に記載されている内容
業者が作成する見積書に記載されている内容も屋根修理・屋根リフォームの依頼を行うかどうかの判断基準。
どのような塗料を用いるかはもちろん、塗布量や施工内容、費用の内訳などを細かくチェックする必要があります。
見積書に記載されている内容について分からないことがある場合、業者に質問することをおすすめします。
どのようなスタッフが在籍しているか
屋根修理・屋根リフォームに関する資格を取得しているスタッフが施工を行うかどうかも選ぶポイント。
気になる業者を見つけたら、どのようなスタッフが在籍しているか一度チェックしましょう。
保証内容が充実しているか
屋根修理・屋根リフォームの後もアフターフォローを行うことが大切です。
業者が提供している保証内容をチェックし、相談するかどうか判断してください。
まとめ
屋根塗装を行う意味がないかどうかは人によって異なります。
屋根材によっては屋根塗装によって寿命を縮めてしまうかもしれません。
信頼できる業者に屋根の点検を依頼し、屋根塗装が必要かどうかアドバイスを受けましょう。
屋根の不具合を放置し続けると、雨漏りなどの問題が発生する恐れがあります。
普段から住宅の状態に気を配ることが大切です。
屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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