ブログ

不要になったソーラーパネル、その廃棄費用とは?|平塚・株式会社いらか|屋根専門

不要になったソーラーパネル、その廃棄費用とは?

電気代の節約などを目的に太陽光発電を行う方がいます。

太陽光発電に用いられるソーラーパネルが寿命を迎えた場合、
適切な方法で廃棄しなければなりません。

「寿命などを理由に不要になったソーラーパネルを廃棄したいけど、
廃棄費用がいくらになるのか心配。」などの不安を感じている方が多いのではないでしょうか?

トラブルを避けるためにも、
不要になったソーラーパネルを廃棄する際、
一体どのくらいの廃棄費用がかかるか把握することが重要です。

この記事では、不要になったソーラーパネルの廃棄費用について解説します。

近いうち、不要になったソーラーパネルの廃棄などを予定している方は一度参考にしてみてください。

不要になったソーラーパネルは一体どのように廃棄するのか

人によっては、
不要になったソーラーパネルは一体どのように扱われるか疑問に感じているのではないでしょうか?

まずは不要になったソーラーパネルの扱いについて取り上げます。

産業廃棄物として扱う

不要になったソーラーパネルは産業廃棄物として廃棄を進めていく必要があります。

ソーラーパネルには、鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質が含まれています。

廃棄の方法が不適切だと、環境汚染などが発生する場合があるので注意が必要。

鉛などは人体にも影響を与えるため、業者にソーラーパネルの廃棄を依頼しましょう。

産業廃棄物とは一体何か

産業廃棄物は事業活動の中で発生した特定の廃棄物。

廃棄物処理法により、産業廃棄物が指定されています。

以下の廃棄物が産業廃棄物です。

・燃え殻

・廃酸

・廃油

・廃アルカリ

・廃プラスチック類

・汚泥

・金属くず

・ゴムくず

・ガラスくず・コンクリートおよび陶磁器くず

・瓦礫類

・煤塵

・鉱滓

・木くず

・紙くず

・繊維くず

・動植物性残渣

・動物系固形不要物

・動物の糞尿

・動物の死体

・政令第13号廃棄物

ソーラーパネルは廃プラスチック類・金属くず・
・ガラスくず・コンクリートおよび陶磁器くずの混合物として扱われます。

政令第13号廃棄物は産業廃棄物を廃棄するために中間処理した物。

廃棄物処理法施行令第2条13号で一体どのような廃棄物が政令第13号廃棄物なのか定義されています。

ソーラーパネルなどを不法投棄した場合

不要になったソーラーパネルを不法投棄してしまうと、廃棄物処理法に違反します。

違反した場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金または併科が科されます。

産業廃棄物の廃棄を行っている業者に依頼し、廃棄物処理法に違反しないことが重要。

不要になったソーラーパネルの廃棄費用

不要になったソーラーパネルの廃棄費用は約15万~30万円です。

場合によっては30万円以上の廃棄費用がかかるかもしれません。

18kg以下の単結晶ソーラーパネルの場合、約1200円/枚かかります。

50kW以上の産業用ソーラーパネルの場合、約2万円/kWです。

不要になったソーラーパネルの廃棄費用の内訳

不要になったソーラーパネルの廃棄費用の内訳は一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
内訳は以下の通りです。

・撤去費用

・運搬費用

・処分費用

ここでは、不要になったソーラーパネルの廃棄費用の内訳について解説します。

廃棄費用について詳しく知りたい方は一度参考にしてみてください。

撤去費用

撤去費用は不要になったソーラーパネルを屋根などから撤去する際に発生する費用。

施工内容により、撤去費用が変わってきます。

主に以下のポイントが撤去費用にかかわります。

・ソーラーパネルの枚数

・ソーラーパネルのサイズ

・ソーラーパネルの設置場所

・足場の数量

高所にソーラーパネルが設置されている場合、
安全を確保するために足場を組まなければなりません。

地面にソーラーパネルが設置されていると、撤去費用を抑えられます。

運搬費用

運搬費用は不要になったソーラーパネルを処分場・リサイクル施設までに運ぶ際に発生する費用。

輸送する方法をはじめ、ソーラーパネルの重量・現場から処分場までの距離によって変わります。

処分費用

処分費用は不要になったソーラーパネルを処分するための費用です。

ソーラーパネルの種類をはじめ、枚数・処分する方法・材質などによって変わります。

ソーラーパネルの廃棄費用の積み立てが義務付けられている

2022年7月から廃棄用積立制度により、ソーラーパネルの廃棄費用の積み立てが義務付けられています。

10kW以上の太陽光発電が廃棄用積立制度の対象。

積立額は認定年度・FIT調達価格・解体等積立基準額によって異なります。

リサイクルも選択肢の1つ

不要になったソーラーパネルをリサイクルすることにより、資源を活用できます。

主に以下のものがリサイクルされます。

・ガラス

・アルミフレーム

・EVAシート

・セル

・ジャンクションボックス

まとめ

不要になったソーラーパネルの廃棄費用は約15万~30万円。

屋根の状態などによっては、想像以上に費用がかかる場合があります。

納得した上で廃棄を進めるために相見積りを行い、
信頼できる業者に廃棄を依頼することが重要です。

廃棄費用だけではなく、
口コミの内容・電気工事士の資格を取得しているかなどを細かくチェックした上で業者を選ぶことをおすすめします。

 

 

ソーラーパネルについてのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町