2025年04月21日

建物の屋根などにソーラーパネルが設置されている場合があります。
ソーラーパネルにより、
太陽光を電気に変換します。
寿命などを理由にソーラーパネルの廃棄を検討している方も多いのではないでしょうか?
トラブルを避けるために不要になったソーラーパネルを適切な方法で廃棄を進めなければなりません。
今回はソーラーパネルの廃棄方法について紹介します。
ソーラーパネルの廃棄を予定している方は一度参考にしてみてください。
目次
不要になったソーラーパネルは一体どのような扱いになるか
ソーラーパネルが不要になった場合、産業廃棄物として廃棄を進めていくことになります。
産業廃棄物は事業活動の中で発生した特定の廃棄物。
廃棄物処理法により、産業廃棄物が指定されています。
指定されている廃棄物は以下の通りです。
・燃え殻
・汚泥
・廃酸
・廃油
・廃プラスチック類
・廃アルカリ
・金属くず
・ゴムくず
・ガラスくず
・コンクリートおよび陶磁器くず
・煤塵
・瓦礫類
・鉱滓
・木くず
・紙くず
・繊維くず
・動植物性残渣
・動物系固形不要物
・動物の糞尿
・動物の死体
・政令第13号廃棄物
ソーラーパネルは、
廃プラスチック類・金属くず・ガラスくず・コンクリートおよび陶磁器くずの混合物として扱います。
産業廃棄物を不法投棄した場合、廃棄物処理法に違反するため、
注意しなければなりません。
違反すると、
5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金または併科が科されます。

ソーラーパネルに用いられている鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質は環境汚染などを引き起こす場合があります。
ソーラーパネルの廃棄方法
ソーラーパネルの廃棄方法は複数存在します。
以下の方法で廃棄を進めます。
・リユース
・リサイクル
・埋め立て処分
ここでは、
ソーラーパネルの廃棄方法について解説するので、
近いうちに廃棄を予定している方は一度参考にしてみてください。
リユース
リユースは不要になったソーラーパネルを再利用すること。
買取業者が不要になったソーラーパネルの買取を受け付けている場合があります。
買取価格に関係するポイントとして、主に以下のものが挙げられます。
・使用年数が少ないかどうか
・状態に問題がないか
・ソーラーパネルの種類
・外箱などの付属品が揃っているか
ソーラーパネルが故障している場合、
買取に出せないため、注意してください。
リユースされたソーラーパネルが設置されている事例が存在します。
国内だけではなく、
海外にリユースされたソーラーパネルが販売されている場合もあります。
リサイクル
ソーラーパネルを廃棄する方法の1つにリサイクルが挙げられます。
リサイクルはソーラーパネルなどの廃棄物を資源として再利用すること。
ソーラーパネルにリサイクルできる部品が用いられています。
主に以下の部品がリサイクルできます。
・ガラス
・アルミフレーム
・EVAシート
・セル
・ジャンクションボックス
ガラスはガラス関連事業者・建設資材業者などが再利用。
精錬会社はEVAシート・セルから金属を抽出・再利用します。
ジャンクションボックスに用いられている銅が再利用されます。
埋め立て処分
ソーラーパネルに用いられている部品の中でリサイクルが難しい物は埋め立て処分により、
廃棄を進めていきます。
環境汚染を防ぐために管理型最終処分場で廃棄が行われます。
不要になったソーラーパネルの廃棄をどこに依頼すれば良いか
不要になったソーラーパネルの廃棄を一体どこに依頼すれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
主に以下の業者に不要になったソーラーパネルの廃棄を依頼します。
・自治体
・買取業者
・専門業者
・施工業者
・リサイクル業者
・不用品回収業者
ここでは、
不要になったソーラーパネルの廃棄を行う業者について触れていきます。
自治体
一部の自治体では、
不要になったソーラーパネルを粗大ゴミとして廃棄できます。
近いうち、不要になったソーラーパネルの廃棄を予定している方は自治体で廃棄を受け付けているかチェックしてはいかがでしょうか?
電話・インターネットで廃棄を申し込んだ後、処理券を貼ったソーラーパネルを指定された場所に置きます。
ソーラーパネルが重いため、持ち運びしにくい点がデメリットです。
持ち運びする手間を省きたいと感じている方は別の方法で廃棄することをおすすめします。
買取業者
買取業者に状態の良いソーラーパネルの買取を依頼するか検討してはいかがでしょうか?
中には、出張買取・宅配買取を行っている買取業者が存在します。
専門業者
ソーラーパネルの廃棄を専門業者に依頼することも選択肢の1つに挙げられます。
撤去と廃棄を同日に行うことにより、廃棄の手間を省けます。
同日に行えない場合、スケジュール調整を行わなければなりません。
施工業者
施工業者に不要になったソーラーパネルの廃棄を依頼できます。
購入時期・電力売買の状況により、廃棄費用を抑えられる場合があります。
リサイクル業者
リサイクル業者に不要になったソーラーパネルのリサイクルを依頼することにより、
破棄を進めることが可能。
不用品回収業者
不用品回収業者が不要になったソーラーパネルの回収を行う場合があります。
処分したい家具などがある場合、
不要になったソーラーパネルと同時に廃棄を検討してはいかがでしょうか?
まとめ
ソーラーパネルの廃棄方法として、
リユース・リサイクル・埋め立て処分が挙げられます。
状態の良いソーラーパネルは買い取って頂ける場合があります。
不要になったソーラーパネルは産業廃棄物として扱われるため、不法投棄を行わないことが重要。
近いうち、
不要になったソーラーパネルの廃棄を予定している方は信頼できる業者に一度相談してみてください。
ソーラーパネルについてのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで

この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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