2025年03月14日

住宅の雰囲気は屋根によって変わります。
新築住宅の施工・リノベーション・リフォームで後悔しないためにも、どの屋根材を敷くか十分検討することが重要です。 アスファルトシングルを屋根に敷きたいと考えているものの、一体どのような後悔をした方がいるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
屋根材ごとのメリット・デメリットを踏まえ、
新築住宅の施工・リノベーション・リフォームのプランを立てなければなりません。
この記事では、アスファルトシングルの後悔だけでなく、相場やメリットなどについて解説します。
新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを近いうちに予定している方は一度参考にしてください。
アスファルトシングルとは
アスファルトシングルはアスファルトを主成分とした屋根材。 表面に石粒を吹き付けています。 アメリカでのシェア率が高いです。 人によっては、シングル・シングル葺きの呼び方が聞き馴染みあるのではないでしょうか? ルーフィングシートに近く、シート状になっている点もアスファルトシングルの特徴に挙げられます。 日本の場合、建築基準法が改正されたことを機に一戸建ての住宅・マンションの屋根にアスファルトシングルが用いられています。
アスファルトシングルの相場
アスファルトシングルの相場は約5,000円/㎡。 商品によって、費用が異なります。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを行う際、下地や搬入・撤去の費用などが発生するため、人によっては費用が想像以上にかかるかもしれません。
アスファルトシングルのメリット
後悔すると言われているものの、アスファルトシングルのメリットは一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか? 主なメリットとして、以下のものが挙げられます。 安価 軽量 施工しやすい デザイン性に優れている 防水性に優れている 防音性に優れている サビにくい 傷つきにくい 落雪対策を行いやすい メリットを踏まえた上で屋根にアスファルトシングルを用いるかどうか判断しなければなりません。 ここでは、アスファルトシングルの各メリットについて解説します。

安価
アスファルトシングルは安価な点がメリットに挙げられます。 屋根材の費用を安く抑えたいと感じている方はアスファルトシングルを一度チェックしてはいかがでしょうか?
軽量
軽量な点もアスファルトシングルのメリット。 屋根の重量が軽ければ軽い程、地震の際に揺れにくくなります。
施工しやすい
アスファルトシングルは軽量なのに加え、折り曲げても使用できるため、施工しやすい点もメリットに挙げられます。 マンションのエレベーターでアスファルトシングルを運搬することが可能。
デザイン性に優れている
アスファルトシングルはカラーバリエーションが豊富です。 洋風住宅だけでなく、和風住宅にも適しています。 石粒・砂粒によってデザインが変わってくるため、納得のいくデザインを探すことが重要。
防水性に優れている
アスファルトシングルは防水性に優れた屋根材です。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを行う際、雨漏りによる被害を対策しなければなりません。
防音性に優れている
防音性に優れているのもアスファルトシングルのメリット。 外からの騒音・生活音が漏れるなどの悩みがある方はアスファルトシングルを検討してはいかがでしょうか?
サビにくい
アスファルトシングルはサビにくい点もメリットの1つに挙げられます。 屋根に発生したサビは住宅の雰囲気に関わります。 サビが気になる方はアスファルトシングルをチェックしてください。
傷つきにくい
アスファルトシングルは石粒・砂粒を吹き付けているため、傷つきにくいです。
落雪対策を行いやすい
アスファルトシングルの表面に吹き付けられている石粒・砂粒により、落雪しにくい点もメリットに挙げられます。 雪が降る頻度が少ない地域の場合、雪止め金具を付けずに新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを進めることができます。
アスファルトシングルの後悔
アスファルトシングルを屋根に敷くことで一体どのような後悔をした方がいるか疑問に感じているのではないでしょうか? アスファルトシングルに関する主な後悔は以下の通り。

20年前のアスファルトシングルは耐用年数が短い
20年前のアスファルトシングルは耐用年数が約15~20年。 他の屋根材に比べ、耐用年数が短いと後悔する方がいます。 現在は、耐用年数が約20~25年のアスファルトシングルが多いです。
石粒が落ちてくる
アスファルトシングルに吹き付けられている石粒が落ちてくるのも後悔の1つ。 石粒が落ちた結果、住宅の雰囲気が変わります。 また、雨樋が石粒によって詰まる場合があるので、住宅のメンテナンスを行う際は注意が必要です。
強風で破損する場合がある
アスファルトシングルは軽量のため、強風で捲れる場合があります。 台風などが発生した際、アスファルトシングルが捲れていないかチェックしてください。 強風が吹きやすい沿岸部でアスファルトシングルを用いない業者も存在します。
施工が不十分な場合はアスファルトシングルが剥がれる
アスファルトシングルは釘と接着剤で固定します。 施工が不十分だと、剥がれる場合があります。 接着剤は年数の経過と共に劣化するため、注意が必要。
カビ・苔が目立ちやすい
アスファルトシングルはカビ・苔が目立ちやすい点もデメリットに挙げられます。 日当たりが悪い場所・湿気が溜まりやすい場所に住宅が建っている場合、アスファルトシングル以外の屋根材を用いるかどうかも一度検討してはいかがでしょうか? アスファルトシングルに発生したカビ・苔は高圧洗浄で落とします。
アスファルトシングルのメンテナンス方法
状態に応じて、アスファルトシングルのメンテナンスを行わなければなりません。 主なメンテナンス方法として、以下のものが挙げられます。 屋根塗装 屋根修理 カバー工法 葺き替え工法 ここでは、アスファルトシングルのメンテナンス方法について解説します。 住宅に関心のある方は一度チェックしてください。

屋根塗装
アスファルトシングルを保護するために屋根塗装を行う場合があります。 屋根塗装とは、屋根材に塗料を塗り直すこと。 住宅の雰囲気を保つことができます。 屋根塗装は以下の手順で行われます。 高圧洗浄 下塗り 中塗り 上塗り 高圧洗浄でカビ・苔などを落とし、塗料の密着性を向上させるのがポイント。 下塗りの際、必要に応じて部分補修を行います。 塗料の性能を発揮するために下塗りだけでなく、中塗り・上塗りを行わなければなりません。 カバー工法や葺き替え工法に費用がかからない点も屋根塗装のメリットです。 アスファルトシングルの状態によっては、屋根塗装で対応できない場合があるので、住宅のメンテナンスを行う際は注意してください。 また、アスファルトが溶けるのを防ぐため、フッ素系塗料・ウレタン系塗料・シリコン系塗料などの水性塗料が用いられます。
屋根修理
屋根修理では、アスファルトシングルの捲れた部分・剥がれた部分を補修します。 アスファルトシングルは薄くて柔らかいため、補修が行いやすいです。 捲れた部分・剥がれた部分を見つけた際は業者にいち早く相談し、雨漏りによる被害を最小限に抑えてください。
カバー工法
カバー工法とは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる施工。 廃材を撤去・処分する手間が省けるため、葺き替え工法に比べて費用を抑えられます。 また、工期を短く済ませられるのもメリットです。 手順は以下の通り。 棟部部品を撤去 雨漏りを対策するためにルーフィングシートを敷く ルーフィングシートの上にアスファルトシングルを敷く 棟部部品を取り付ける カバー工法を行うと、屋根の重量が重くなってしまう点に注意してください。 耐震性を低下させたくないと感じている方は葺き替え工法も検討することをおすすめします。 また、下地が著しく劣化していると、カバー工法で対応できないです。 リノベーション・リフォームを行う際、下地の状態もポイントになります。
葺き替え工法
屋根材や下地が著しく劣化している場合に葺き替え工法が行われます。 葺き替え工法は既存の屋根材を撤去した後、新しい屋根材を葺く施工。 以下の手順で葺き替え工法を進めていきます。 既存の屋根材を撤去する ルーフィングシートを敷く ルーフィングシートの上にアスファルトシングルを敷く 棟部部品を取り付ける 廃材の撤去・処理を行うため、カバー工法に比べて費用・工期がかかる点がデメリットです。
アスファルトシングルを製造しているメーカー
アスファルトシングルはさまざまなメーカーが製造しています。 多くの方が一体どのメーカーが製造しているアスファルトシングルを屋根に敷けば良いか疑問に感じているのではないでしょうか? 製造している主なメーカーは以下の通り。 田島ルーフィング株式会社 ニチハ株式会社 旭ファイバーグラス株式会社 オーウェンスコーニング 各メーカーの情報をチェックし、どのアスファルトシングルを屋根に敷くか検討してください。 ここでは、アスファルトシングルを製造しているメーカーについて取り上げます。

田島ルーフィング株式会社
田島ルーフィング株式会社は1919年に創立された企業。 東京都千代田区に本社があります。 1925年にギルソイドルーフィングの特許を公告して以来、建物を雨漏りから守るために防水材を提供し続けています。 アスファルト防水だけでなく、ウレタン防水材料や塩ビシート防水、床ビニルシートなどの製品を取り揃えているのが特徴。 田島ルーフィング株式会社が製造しているロフティーは天然石の砕石粒が用いられているアスファルトシングルです。 年数の経過と共に大粒に砕いた天然石の風合いを楽しめます。 耐用年数は30年。 また、田島ルーフィング株式会社が製造しているシングルは数色の焼成彩色砂を混合配色することにより、深みのある色合いを与えています。 見る角度・距離・太陽光の当たり具合で見え方が変わります。 防汚性に優れた光触媒シリーズも存在するので、気になる方はチェックしてください。
ニチハ株式会社
ニチハ株式会社は1956年に設立された企業です。 愛知県名古屋市に本社があります。 お客様と地球に優しい環境づくりを使命と考え、商品・ビジネスモデルの開発・市場への提案・提供を実施。 事業内容として、窯業系外装材の製造・販売だけでなく、金属系外装材・ハードボード・各種建築材料の販売が挙げられます。 ニチハ株式会社が製造しているアスファルトシングルはアルマ。 アルマはラテン語で鎧を意味します。 耐久性に優れているだけでなく、軽量です。 原材料取得から廃棄までの過程における二酸化炭素の排出量が少ない点がポイント。 環境保護に関心のある方はアルマを選択肢に入れるか検討してはいかがでしょうか? カラーバリエーションは以下の通りです。 ブラックAR グレーAR グリーンAR キャメルAR ブラウンAR
旭ファイバーグラス株式会社
旭ファイバーグラス株式会社は1956年に創業された企業です。 東京都千代田区に本社があります。 「私たちは人と地球の未来のために、快適環境作りに貢献します」の企業理念の下、事業を展開。 グラスウール断熱材から自動車・電子・電機などの分野で用いられる素材まで手掛けています。 旭ファイバーグラス株式会社が製造しているアスファルトシングルはファイバーグラスシングルリッジウェイです。 ファイバーグラスシングルリッジウェイは2層構造とランダムな粒状彩色石のグラデーションカラーにより、立体感のある陰影を演出している点が特徴。 アスファルトとファイバーグラスマットで構成されているため、水分を含まないのに加え、釘穴シール性に優れている点もメリットに挙げられます。 標準仕様実験・強風仕様実験でも浮き・剥がれが起きていないです。 台風などによる被害を最小限に抑えたいと感じている方は一度チェックしてください。 また、複数のカラーバリエーションから選択できます。 ファイバーグラスシングルリッジウェイのカラーバリエーションは以下の通りです。 デュアルブラック デュアルブラウン ハーバードスレート
オーウェンスコーニング
オーウェンスコーニングは1938年に創業された企業。 アメリカ合衆国のオハイオ州に本社があります。 オーウェンスコーニングジャパン合同会社が日本で設立されたのは1996年です。 世界37ヵ国において事業を展開。 アスファルトシングルだけでなく、グラスウール断熱材も製造しています。 また、鉄・木材・アルミニウムなどの代替となる複合材料に携わっている点も特徴の1つに挙げられます。 オーウェンスコーニングが製造しているオークリッジスーパーは、海外製品として初めて日本の防火試験に合格した屋根材。 高耐久ファイバーグラスマットを芯材とする2層構造からなります。 2層構造による凹凸が色調に変化を与えます。 アーマータブスーパーもオーウェンスコーニングが製造しているアスファルトシングル。 重量は約10.4㎏/㎡と軽量です。 粒状彩色石に金属をコーティングした対藻性能を持つ石を追加することにより、対藻性を向上させている点も特徴の1つに挙げられます。
後悔しないための屋根材の選び方
数ある屋根材の中から1つを選ぶ際、一体どのようなポイントをチェックしなければならないか気になっている方が多いのではないでしょうか? 屋根材を選ぶ際の主なポイントは以下の通りです。 耐用年数 単価 住宅のテーマ・コンセプトに適したデザインか 周囲の景観を損なわないか 重量は一体どのくらいか 防水性 防音性 断熱性 耐風性 ここでは、屋根材の選び方について解説します。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを予定している方は一度チェックしてください。
耐用年数
メンテナンスの頻度を最小限に抑えたいと感じている方は耐用年数をチェックすることが重要。 定期的にメンテナンスを行っているかどうかだけでなく、立地条件や自然災害の有無などで耐用年数を超える前に屋根補修を行う場合があります。
単価
屋根材によって単価が変わってきます。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームのプランを立てる際、予算を意識しなければなりません。
住宅のテーマ・コンセプトに適したデザインか
住宅のテーマ・コンセプトに適したデザインかどうかも屋根材を選ぶ決め手。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームのプランを立てる際、一体どのような住宅で過ごしたいかについて家族・業者と相談してください。
周囲の景観を損なわないか
屋根に敷く屋根材のデザイン・色により、周囲の景観が損なわないかも選ぶポイントです。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを行う前に周囲の建物に用いられている屋根材・外壁材・塗料などをチェックしましょう。 また、区市町村の景観条例を意識してください。 住宅の外観で周囲の景観を損なうことは、近隣住民との間でトラブルが発生するかもしれません。 長期にわたって住み続けるためにも、近隣住民とトラブルを起こさないことが重要です。
重量は一体どのくらいか
屋根材ごとに重量が異なります。 耐震性を向上させたい方は重量が軽い屋根材をチェックしてはいかがでしょうか?
防水性
防水性に優れているかどうかも屋根材を選ぶポイントの1つ。 住宅のメンテナンスを行う際、雨漏り対策を意識しなければなりません。 雨漏りによる被害を最小限に抑えたい方は防水性に優れた屋根材をチェックしてください。
防音性
外から騒音が気になる・生活音が漏れるのが心配などの悩みを感じている方が多いのではないでしょうか? 防音性に優れた屋根材を敷き、住宅の防音性を向上させることも重要です。
断熱性
断熱性も屋根材を選ぶポイント。 夏の暑さや冬の寒さを対策したいと感じている方は断熱材に優れた屋根材を敷くことをおすすめします。
耐風性
気になる屋根材を見つけた際、耐風性に優れているかもチェックしてください。 台風などで屋根材が飛ばされないようにすることも新築住宅の施工・リノベーション・リフォームを進めるポイントです。
まとめ
アスファルトシングルにおける後悔として、耐用年数が短い・石粒が落ちるなどが挙げられます。 過去の施工事例やアスファルトシングルのメリットなどを踏まえ、屋根にアスファルトシングルを敷くかどうか判断しなければなりません。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームをこれから予定している方は信頼できる業者に一度相談してください。 業者から適切なアドバイスを受けつつ、アスファルトシングルなどの悩みを解消することが重要です。


屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで

この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
2025年03月14日
屋根の板金が浮いていると言う訪問営業の断り方とは?気になるポイントについて解説
(リード文) 屋根は雨風や紫外線などに晒され続けているため、定期的にメンテナンスを行わなければなりません。 リノベーション・リフォームで屋根のメンテナンスを行う際、訪問営業に注意することが重要。 屋根の板金が浮いていると言って、リノベーション・リフォームの契約を勧める業者が存在します。 トラブルを避けるためにも、訪問営業を上手く断る方法を押さえましょう。 今回は屋根の板金が浮いていると言う訪問営業の断り方について解説します。 気になる方は一度参考にしてください。

多くの方が屋根の板金が浮いているとは一体どのような状態なのか疑問に感じているのではないでしょうか? 釘の経年劣化によって、屋根に設置されている棟板金の固定が不十分になった結果、浮く場合があります。 悪徳業者は屋根の板金が浮いていなくても、屋根の板金が浮いているなどを理由にリノベーション・リフォームの契約を急かします。
屋根の板金が浮いていると言われても断わらなければならないのか
訪問営業におけるトラブルとして、解約をさせない強引な営業を行われた・高額な費用を請求された・手抜き工事による施工不良などが挙げられます。 リノベーション・リフォームで納得のいく施工を行うためにも、業者とのトラブルを避けることが重要です。 屋根の板金などに関する悩みを解消したいと感じた場合、信頼できる業者に相談してください。
屋根の板金が浮いていると言う訪問営業の断り方
屋根の板金が浮いていると言ってリノベーション・リフォームの契約を勧める訪問営業の断り方が複数存在します。 主な断り方として、以下の方法が挙げられます。 契約の意志がないことを伝える 家族と相談するなどの理由をつけて日を改めて頂く 身内の業者に相談することを伝える 記録に残すことを伝える 居留守で訪問営業を避ける 警察を呼ぶ トラブルを避けるためにも、いかに訪問営業を断るかが重要。 ここでは、屋根の板金が浮いていると言う訪問営業の断り方について紹介します。
契約の意志がないことを伝える
業者に対し、リノベーション・リフォームを行う意志がないことを伝え、契約を交わすのを避けましょう。 契約を交わすチャンスがあると感じさせないことがトラブルを避けるポイントです。 利益にならないと判断した場合、しつこく営業を行いません。

家族と相談するなどの理由をつけて日を改めて頂く
トラブルを避けるためには、冷静な判断が必要です。 リノベーション・リフォームの契約を独断で行うことを避けましょう。 家族や親戚などの意見を聞きつつ、リノベーション・リフォームを進めてください。 家族や親戚と相談すると業者に伝え、日を改めて頂くことも対策の1つに挙げられます。
身内の業者に相談することを伝える
屋根に関する知識・技術を持つ身内に相談することを業者に伝え、訪問営業を断るのも選択肢の1つ。

記録に残すことを伝える
会話の内容などを記録に残すことを業者に伝え、契約を避けましょう。 難色を示した場合、訪問営業を断ってください。 記録を残す方法として、以下のものが挙げられます。 カメラで身分証を撮影 会話の録音 防犯カメラで業者とのやり取りを撮影
居留守で訪問営業を避ける
契約を交わすために会話が長くなる場合があります。 居留守を行い、訪問営業を避けるのもトラブルを避ける方法。 業者によっては、留守と判断するかもしれません。
警察を呼ぶ
中には、契約を交わすまで居座ろうとする業者も存在します。 契約する意思がないにもかかわらず、業者が帰って頂けない場合、警察に通報するのも対策の1つです。
屋根の板金が浮いていると言われても避けたい行動
屋根の板金が浮いていると業者から言われた際、どのような行動を避ける必要があるか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか? 被害に遭わないためにも、以下の行動を避けてください。 屋根に上げない すぐに契約しない 無料・キャンペーンなどの言葉に釣られない 火災保険で修理できると言われても契約しない 業者からの質問に答えない 全額前払いと言われても支払わない 曖昧な返事をしない ここでは、屋根の板金が浮いていると業者から言われた際に避けたい行動について紹介します。
屋根に上げない
業者が訪問営業で訪れた際、屋根に近づけさせないようにしましょう。 場合によっては、わざと屋根を壊されるかもしれません。 納得のいくリノベーション・リフォームを行うためにも、訪問営業で訪れた業者を屋根に上げないようにしてください。

すぐに契約しない
すぐに契約を交わさないのも屋根の板金が浮いていると業者から言われた際に避けたい行動の1つ。
無料・キャンペーンなどの言葉に釣られない
訪問営業を行う業者の中には、無料点検・キャンペーンなどの言葉を用いて契約を交わそうとする場合もあります。 割引されているのかどうか判断することが難しい場合もあるため、注意が必要です。
火災保険で修理できると言われても契約しない
火災保険を申請すれば無料で修理できると言われても契約しないことが重要。 悪徳業者によっては、火災保険で修理できると言って安心させた後、費用を支払わせます。 保険会社ごとに審査基準などが異なるため、全額補償されるとは限りません。 火災保険で住宅のメンテナンスを行う際は保険会社と相談することをおすすめします。 保険会社からアドバイスを受けつつ、火災保険に関する疑問を解消してください。 火災保険の補償範囲として、主に以下のものが挙げられます。 火災 風災 雪災 雹災 落雷 水災
業者からの質問に答えない
訪問営業を行う業者からの質問に答えてしまうと、業者のペースになります。 個人情報を業者に提供してしまうことになるため、業者からの質問に答えないようにしましょう。
全額前払いと言われても支払わない
訪問営業を行う業者から全額前払いと言われても支払わないことが重要。 支払った後、連絡が途絶える場合があります。
曖昧な返事をしない
曖昧な返事をしてしまうと、訪問営業を行う業者は同意したと判断する場合があるので注意してください。
訪問営業を行う業者との間でトラブルが発生した場合はどうすれば良いか
訪問営業を行う業者を屋根に上げ、トラブルが発生した場合は一体どのように対処すれば良いか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか? 消費者センターなどの相談を受け付けている機関に相談することが重要です。 適切なアドバイスを受けつつ、トラブルを解決してください。 訪問販売・飛び込み営業の場合、クーリングオフと呼ばれる制度があります。 契約してから8日以内にクーリングオフすることを業者に伝えると、無料で契約をキャンセルすることが可能。 Webサイト・TVのCMで業者を呼んだ場合、クーリングオフが適用されないので注意してください。 契約書の不備・説明されていた内容と施工内容が異なるなどの理由があれば、契約をキャンセルできます。 また、弁護士に相談すれば、業者から費用を回収できる場合があります。 リノベーション・リフォームなどに関するトラブルが発生した際、弁護士に相談するのも選択肢の1つ。
訪問営業を行う業者とのトラブルを避けるための対策
訪問営業を行う業者との間でトラブルが発生するのを防ぐための対策が複数存在します。 主な方法として、以下のものが挙げられます。 名刺を頂く 業者の所在地を確かめる 口コミをチェックする Webサイトをチェックする 提示された写真が依頼人の建物であるかの整合性を確かめる 紙の契約書を残す 相見積もりを行うことを伝える 訪問販売お断りのステッカーなどを貼る ここでは、各対策について触れていくので、リノベーション・リフォームを予定している方はチェックしてください。
名刺を頂く
訪問営業を行う業者から名刺を頂きましょう。 悪徳業者によっては、「名刺を持ってくることを忘れた」「名刺を持っていない」などを理由に名刺を渡さない場合があります。 また、パンフレットも頂き、業者について調べることをおすすめします。 また、ハウスメーカーなどを装って屋根に上がろうとする悪徳業者も存在するため、注意が必要。 名刺を頂き、ハウスメーカーなどの社員かどうか確認してください。
業者の所在地を確かめる
訪問営業を行う業者の所在地を確かめ、業者としての実態があるかを把握することが対策の一環です。 名刺に記載されている住所を調べても、社名が出てこない場合もあります。
口コミをチェックする
業者の口コミをチェックするのも訪問営業に関するトラブルを対策する方法。 施工に満足しているかどうかだけでなく、コミュニケーションを取りやすいか・契約を急かしてきたかなどを把握しましょう。
Webサイトをチェックする
業者のWebサイトがあるかどうかチェックし、訪問営業を行う業者が信頼できるかどうか判断してください。 Webサイトのない業者も存在します。

提示された写真が依頼人の建物であるかの整合性を確かめる
提示された写真が依頼人の建物であるかの整合性を確かめるのも対策の1つです。 整合性を確かめられない場合、契約しない意志を業者に伝えてください。
紙の契約書を残す
トラブルを避けるためにも、紙の契約書を残しましょう。 口約束だけで契約を交わす業者は信頼性に欠けます。 業者からそのような契約をしていないと言われる場合もあるので、口約束は避けてください。
相見積もりを行うことを伝える
相見積りを行うことを訪問営業を行う業者に伝えるのも対策の1つに挙げられます。 多くの方がリノベーション・リフォームの相場について疑問を感じているのではないでしょうか? 相見積りは複数の業者から見積りを行うこと。 相場より極端に費用が安いまたは高い場合、費用について質問してください。 納得のいく回答を得られなかったら、リノベーション・リフォームを断りましょう。
訪問販売お断りのステッカーなどを貼る
玄関に訪問販売お断りのステッカーなどを貼り、訪問営業を行う業者にインターフォンを押しにくくすることも対策の1つです。
自然災害の後に注意が必要
台風などの自然災害が発生した後、屋根の板金が浮いているなどを理由にリノベーション・リフォームを進める悪徳業者が存在するため、注意しなければなりません。 自然災害の後は住宅の状態をチェックし、リノベーション・リフォームが必要だと判断した上で信頼できる業者に相談することが重要です。
屋根修理を行うかどうか判断するためのポイント
屋根修理が必要かどうか判断するポイントは一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか? 主なポイントとして、以下のものが挙げられます。 屋根が色褪せていないか 板金が飛散していないか 屋根材が耐用年数を超えていないか 雨漏りが発生していないか 飛来物による被害が発生していないか ここでは、屋根修理を行うかどうか判断するポイントについて取り上げます。
屋根が色褪せていないか
屋根が色褪せていないかどうかをチェックし、必要に応じて屋根塗装などを行うことが重要です。
板金が飛散していないか
屋根の板金が浮いていると、強風で板金が飛散する場合があります。 飛散した板金を見つけた際、業者に屋根修理を依頼してください。 屋根の板金が飛散すると、雨漏りが発生しやすくなるので注意が必要。
屋根材が耐用年数を超えていないか
使用している屋根材が耐用年数を超えていないかも屋根修理を行うかどうか判断するポイントです。 屋根材ごとに耐用年数が異なります。 リノベーション・リフォームを行う際、どの屋根材を用いるか検討しましょう。
雨漏りが発生していないか
天井から雨漏りしている場合、リノベーション・リフォームを検討してください。 雨漏りは以下の問題を引き起こします。 シミの発生 カビの発生 木材の腐食 シロアリの発生 漏電 資産価値の低下 雨漏りによる被害を最小限に抑えるためにも、早めに対処することが重要です。 漏電は火災の原因なので、被害を大きくしないためにも注意しなければなりません。 人によっては、屋根に天窓を設置しているのではないでしょうか? 天窓から雨漏りが発生する場合があります。
飛来物による被害が発生していないか
飛来物により、屋根材などが破損していないかチェックしましょう。 破損していることを確認したら、屋根修理を行い、不具合を解消してください。
屋根修理と同時に外壁補修を行うことも選択肢の1つ
屋根修理と同時に外壁補修を行うことをおすすめします。 理由は足場を設置・撤去する費用を抑えられるため。 屋根の板金が浮いていることを把握した場合、外壁などにも問題ないか把握することが重要です。
リノベーション・リフォームを行う業者の選び方
リノベーション・リフォームを行う業者を選ぶポイントは一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか? 納得のいく施工を行うためには、業者に関する情報収集を十分に行わなければなりません。 業者の選び方として、以下のものが挙げられます。 創業年・設立年は一体いつなのか 過去の施工事例 取得している資格 スタッフの対応 見積書の内容 保証内容が充実しているか 中間マージンが発生しないか 施工エリア内かどうか 進捗状況を報告するか 営業訪問を行っていない業者との間でトラブルを発生させるのを避けてください。 ここでは、リノベーション・リフォームを行う業者の選び方について取り上げます。
創業年・設立年は一体いつなのか
気になる業者を見つけたら、創業年・設立年をチェックすることをおすすめします。 多くの方が長年にわたってリノベーション・リフォームに携わっている業者に依頼したいと感じているのではないでしょうか?
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わったかも業者を選ぶ決め手。 業者のWebサイトに過去の施工事例が掲載されている場合があります。 過去の施工事例をチェックするポイントとして、以下のものが挙げられます。 施工の写真 施工内容 工期 費用 施工を行った場所 ブログに掲載されている内容
取得している資格
業者に在籍しているスタッフが一体どのような資格を取得しているかをチェックし、納得のいく施工を行うかどうか判断してください。
スタッフの対応
相談・見積りなどの際におけるスタッフの対応も選ぶポイントです。 主にチェックするポイントとして、以下のものが挙げられます。 分かりやすい言葉で説明するか 不安を煽って契約を急かさないか 点検を細かく行うか
見積書の内容
業者が作成した見積書を一通り目を通し、納得した上で契約しなければなりません。 見積書で分からない部分がある場合、業者に質問することをおすすめします。 主に以下のポイントをチェックしてください。 使用する部材 部材の数量 部材の単価 部材の単位 施工内容 費用の内訳 費用の合計金額が相場の範囲内か 備考欄に記載されている内容 業者の所在地 保証期間

保証内容が充実しているか
リノベーション・リフォームを行った後も住宅のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。 業者が一体どのような保証を用意しているかチェックし、依頼するかどうか検討してください。
中間マージンが発生しないか
中間マージンが発生しないかどうかも業者を選ぶ決め手。 リノベーション・リフォームの費用は中間マージンによって変わってきます。 費用を抑えたいと感じている方は自社の職人が施工を行っているかチェックしましょう。
施工エリア内かどうか
気になる業者を見つけた際、施工エリアは一体どこかチェックする必要があります。 施工エリア外からの依頼を受け付けていない業者も存在します。 過去の施工事例などを踏まえ、施工エリア外でもリノベーション・リフォームを依頼したいと感じている場合は業者に一度相談してください。
進捗状況を報告するか
リノベーション・リフォームが一体どこまで進んでいるのか知りたいと感じている方が多いのではないでしょうか? 気になる業者を見つけたら、進捗状況を報告するかチェックしてください。 業者が進捗状況を報告する際に分からないことを質問し、リノベーション・リフォームに関する疑問を解消することが重要です。
まとめ
屋根の板金が浮いていることを理由に訪問営業を行う業者の断り方はリノベーション・リフォームを行わない意志を伝えることです。 曖昧な返事をしてしまうと、長時間居座られてしまうかもしれません。 訪問営業を行う業者を屋根に上げないようにすることがトラブルを避けるポイント。 屋根材をわざと破損させる悪徳業者も存在します。 屋根などに関する悩みを感じている場合、信頼できる業者に一度相談してはいかがでしょうか? 信頼できる業者から適切なアドバイスを受けつつ、リノベーション・リフォームを進めてください。

屋根リフォームや屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで

この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町