2024年11月08日
波型スレート屋根の修理方法とは?!
屋根の状態を踏まえ、適切な方法で修理を進めることが重要。
多くの方が屋根の修理方法に悩まされているのではないでしょうか?
今回は波型スレート屋根の修理方法について取り上げます。
波型スレート屋根の住宅に住んでいるまたは波型スレート屋根の建物内で仕事を行っている方は一度参考にしてください。
目次
波型スレート屋根とは
波型スレート屋根は波型の形状をした屋根。
工場・倉庫の屋根材に用いられている場合が多いです。
建物によっては、外壁材に用いられています。
波型スレート屋根の特徴
屋根の補修を行う際、波型スレート屋根の特徴を押さえましょう。
主な特徴として、以下のものが挙げられます。
・2種類存在する
・耐久性に優れている
・耐火性に優れている
・遮音性に優れている
・安価で購入できる
・2004年以前の波型スレート屋根にアスベストが用いられている
ここでは、波型スレート屋根の主な特徴について触れていきます。
屋根の補修を予定している方はチェックしてください。
2種類存在する
波型スレート屋根は大波・小波の2種類が存在します。
大波は屋根と外壁で用いられるのに対し、小波は外壁で用いられます。
耐久性に優れている
波型スレート屋根は耐久性に優れている点も特徴の1つ。
耐用年数は約20~30年です。
波型スレート屋根を固定している部品にサビが発生すると、波型スレート屋根と部品の間に隙間が発生します。
隙間が発生した結果、雨漏りが発生する可能性があるため、注意してください。
耐火性に優れている
波型スレート屋根は耐火性に優れている点も特徴に挙げられます。
法廷不燃材料の認定を受けています。
遮音性に優れている
遮音性に優れており、外の雑音を遮断しやすい点も特徴の1つ。
音が外に漏れにくいため、騒音トラブルを避けたいと感じている方は波型スレート屋根を建物に用いるかどうか検討しましょう。
安価で購入できる
波型スレート屋根は安価で購入できます。
複雑な施工を要しないため、施工にかかる費用を低く抑えやすいです。
2004年以前の波型スレート屋根にアスベストが用いられている
2004年以前の波型スレート屋根には、耐久性を向上させるためにアスベストが用いられている点も特徴の1つ。
波型スレート屋根の修理方法
波型スレート屋根の修理方法は複数存在します。
修理を行う際、波型スレート屋根の状態に応じて適切な修理方法を用いることが重要。
主な修理方法として、以下のものが挙げられます。
・カバー工法
・部分修理
・ボルト交換
・屋根塗装
ここでは、波型スレート屋根の修理方法について取り上げます。
カバー工法
カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せることにより、耐久性などを向上させる修理方法。
波型スレート屋根を大規模な修理を行う際に適しています。
既存の屋根材を撤去する必要が無いため、費用を抑えられます。
また、アスベストの撤去・処分を行わない関係上、アスベストが飛散する可能性を抑えられる点もメリット。
注意しないといけない点は屋根の重量が重くなることです。
屋根の重量が重くなると、耐震性が低下します。
カバー工法を予定している方は耐震補強の工事を行うかどうか検討してください。
部分修理
波型スレート屋根の一部に穴が開くなどの問題が発生した場合、部分修理が行われます。
破損している箇所を撤去した後、新しい波型スレート屋根に張り替えます。
小さな亀裂に対し、修理材で埋めていくことも部分修理の一環。
破損が小さい場合に適した修理方法です。
ボルト交換
波型スレート屋根を固定するためにボルトが用いられています。
年数の経過と共にボルトのサビ・緩みが発生します。
ボルトのサビ・緩みは波型スレート屋根の安定性に影響するため、注意しなければなりません。
ボルトに問題が発生した場合、ボルト交換を行います。
雨漏りなどのリスクを最小限に抑えるためにも、普段から波型スレート屋根の状態に気を配りましょう。
屋根塗装
波型スレート屋根が比較的新しい場合、屋根塗装も選択肢の1つ。
著しく劣化していると、高圧洗浄で波型スレート屋根が割れてしまうかもしれません。
波型スレート屋根の修理が必要かどうか見極めるポイント
波型スレート屋根の修理が必要かどうか判断するためのポイントが複数存在します。
多くの方が一体どのような状態になった際に波型スレート屋根の修理を行えば良いか疑問に感じているのではないでしょうか?
波型スレート屋根の修理が必要かどうか見極めるポイントは以下の通り。
・ボルトなどのサビ
・苔
・ひび割れ
まとめ
波型スレート屋根の修理方法として、カバー工法・部分修理・ボルト交換・屋根塗装が挙げられます。
波型スレート屋根の状態に応じて、修理方法が変わってきます。
普段から波型スレート屋根の状態に気を配り、必要に応じて修理を行わなければなりません。
また、納得のいく施工を行うためには、信頼できる業者に依頼することが重要です。
屋根の修理を行う業者に関する情報収集を十分行い、どの業者に依頼するか検討しましょう。
屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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