2024年11月08日
工場屋根スレートの修理方法とは?!
機械のメンテナンスや製品の管理だけでなく、建物の状態に気を配ることが重要です。
建物は年数の経過と共に劣化します。 雨漏りや屋根材の落下などを対策し、被害を最小限に抑えましょう。
今回は工場屋根スレートの修理方法について解説します。
近いうち、工場の屋根修理を予定している方は一度チェックしてください。
目次
スレートとは
スレートはセメントと繊維を混ぜ合わせ、波型に成型した屋根材。
工場だけでなく、倉庫の屋根にも用いられています。
屋根だけでなく、外壁に用いられている場合があります。
耐久性に優れており、耐用年数は約20~30年。
耐火性・遮音性に優れているのもポイントです。
また、安価なのに加え、施工しやすい点も特徴の1つに挙げられます。
工場屋根スレートの修理方法
工場屋根スレートを一体どのように修理していくか気になっている方が多いのではないでしょうか?
工場屋根スレートの状態に合わせ、修理を進めていく必要があります。
主な修理方法として、以下のものが挙げられます。
・屋根塗装
・フックボルトの交換
・部分補修
・カバー工法
・葺き替え工法
ここでは、工場屋根スレートの修理方法について紹介するので、気になる方は参考にしてください。
屋根塗装
屋根塗装を定期的に行い、フックボルトなどのサビを防ぎます。
工場の外観を綺麗になる点もメリットの1つ。
フックボルトの交換
フックボルトは工場屋根スレートを固定するために用いられます。
年数の経過と共にサビや緩みが発生する場合があります。
サビや緩みは工場屋根スレートの安定性に影響するため、注意が必要。
フックボルトを新たに交換することにより、工場屋根スレートの安定性を強化します。
部分修理
工場屋根スレートに亀裂や小さな損傷が見つかった場合、部分修理が行われます。
亀裂を補修材で丁寧に埋め、工場屋根スレートの耐久性を向上。
外観を綺麗に保つためには、技術が求められるので注意しなければなりません。
カバー工法
カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる施工です。
既存の屋根材を撤去する手間を省くことにより、施工にかかる日数を短縮しつつ、費用を抑えられます。
また、工場の稼働を止めなくて済む点もメリットの1つ。
工場屋根スレートにアスベストが含まれている場合、アスベストの撤去・処分にかかる費用に悩まされなくて済みます。
アスベストを撤去・処分すると、屋根修理の費用が高額になります。
工場屋根スレートの修理を行いたいものの、
工場の稼働を止めたくないと感じている方はカバー工法を行うか検討してはいかがでしょうか?
葺き替え工法
葺き替え工法は既存の屋根材を撤去した後、新しい屋根材を葺く施工。
カバー工法などで対応できない場合、葺き替え工法で工場屋根スレートの損傷に対処する必要があります。
屋根が一時的にない状態になるため、工場の稼働を止めなければならない点がデメリットです。
工場屋根スレートの修理を行うかどうか判断するポイント
工場屋根スレートの修理をいつ行えば良いか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
ここでは、工場屋根スレートの修理を行うかどうか判断するポイントについて取り上げます。
フックボルトなどのサビ
フックボルトなどがサビてしまうと、工場屋根スレートの耐久性が低下します。
サビの程度をチェックし、必要に応じて屋根修理を行いましょう。
ひび割れ
ひび割れが工場屋根スレートに発生していないかどうかもチェックするポイント。
ひび割れを放置し続けると、雨漏りなどの問題が発生する場合があります。
苔
湿度が高いと、苔が工場屋根スレートに発生しやすいです。
苔は工場屋根スレートの劣化を促進します。
工場の稼働に支障をきたさないためにも、苔が発生していないかどうかチェックしてください。
工場屋根スレートの修理を行う業者の選び方
工場屋根スレートの修理を一体どの業者に依頼すれば良いか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
ここでは、業者の選び方について触れていきます。
過去の施工事例
業者が過去に一体どのような施工に携わっているかチェックし、
納得のいく工場屋根スレートの修理を行うかどうか判断しなければなりません。
チェックするポイントとして、施工内容・業者の公式サイトに掲載されている写真・工期などが挙げられます。
スタッフの対応
スタッフが相談・見積りなどの際に一体どのような対応を行っているかも選ぶポイント。
分かりやすい言葉で工場屋根スレートについて説明するか・不安を煽らないかなどを踏まえ、契約を交わすか判断してください。
見積書の内容
見積書を見れば、工場屋根スレートの詳細を把握できるかどうかも業者を選ぶ決め手です。
費用の合計金額・費用の内訳・施工内容・備考欄に記載されている内容などに目を通し、納得した上で契約を交わしましょう。
保証内容
工場屋根スレートの修理を終えた後も工場のメンテナンスを行わなければなりません。
保証内容が充実しているかどうかチェックし、契約を交わすことが重要です。
まとめ
工場屋根スレートの修理方法として、カバー工法・葺き替え工法・フックボルトの交換などが挙げられます。
普段から工場屋根スレートの状態に気を配り、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。
工場屋根スレートの修理を予定している方は業者に一度相談することをおすすめします。
工場・倉庫の屋根メンテナンスや修理に関するご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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