2024年11月05日
太陽光パネルのリサイクル、その方法とは?
節電や環境保護を目的に屋根などに太陽光パネルを設置している建物が存在します。
太陽光パネルは年数の経過とともに発電効率が低下するため、注意が必要です。
人によっては、不要になった太陽光パネルのリサイクルまたはリユースを検討しているのではないでしょうか?
不要になった太陽光パネルを不法投棄しないためにも、適切な方法で処分を進めなければなりません。
今回は太陽光パネルのリサイクル方法について取り上げます。 気になる方は一度参考にしてください。
目次
不要になった太陽光パネルはどのように扱われるか
不要になった太陽光パネルは産業廃棄物として処理されます。
産業廃棄物として扱われる理由は鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質が太陽光パネルに含まれているため。
有害物質は健康や環境に被害を与える可能性があります。
太陽光パネルを適切な方法で処分を進め、不法投棄を行わないことが重要です。
不法投棄を行った場合、罰則が科される可能性があるので注意してください。
太陽光パネルのリサイクル方法
太陽光パネルのリサイクル方法は以下の手順で行われます。
アルミ枠を外す
↓
アルミ枠を高温炉に入れる
↓
封止材の樹脂を熱分解
↓
ガラス・銅線・シリコンセルに分ける
↓
熱分解された樹脂を炉の熱源に用いる
太陽光パネルから取り出された金属類は精錬会社に有価物として販売。
ガラスはカレットメーカーに有価物として販売します。
太陽光パネルの処理に関する優先順位
太陽光パネルの処理を行う際、資源の有効活用や環境への影響に配慮しなければなりません。
以下の優先順位で不要になった太陽光パネルの処理を進めていきます。
1.リデュース
2.リユース
3.リサイクル
4.太陽光パネルの熱回収
5.太陽光パネルの埋め立て処分
不要になった太陽光パネルをリユースできる場合、買取業者などに買取を依頼することが重要。
依頼を検討している買取業者が古物商許可を保有しているかチェックしてください。
太陽光パネルをリサイクルする理由
太陽光パネルをリサイクルする理由は一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
住宅の建て替えなどで不要になった太陽光パネルを処分する際、リサイクルする理由について押さえることが重要。
ここでは、太陽光パネルをリサイクルする理由について取り上げます。
太陽光発電などについて関心のある方はチェックしてください。
有害物質を適切に処理する
鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質を適切に処理することがリサイクルする目的の1つに挙げられます。
資源の有効活用
太陽光パネルには、有害物質だけでなく、銀やシリコンなどの資源が用いられています。
資源を再利用することにより、資源の枯渇を防ぐことも太陽光パネルをリサイクルする理由。
環境に対する負荷を軽減する
太陽光パネルを製造するためには、多くのエネルギーが必要です。
リサイクルすることにより、太陽光パネルを製造する際に環境に対する負荷を軽減します。
太陽光パネルを撤去した後の屋根修理を行う業者の選び方
太陽光パネルを撤去した後、屋根や外壁などのメンテナンスを行います。
劣化した屋根材などを放置し続けると、雨漏りなどの問題に発展する可能性があるので注意しなければなりません。
屋根修理・屋根リフォームを行う業者の主な選び方は以下の通りです。
・過去の施工事例
・在籍しているスタッフ
・スタッフの対応
・見積書の内容
・保証内容
ここでは、屋根修理・屋根リフォームを行う業者について解説します。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去に一体どのような施工に携わっているか把握することが重要です。
業者の公式サイトに施工の写真や施工内容などが掲載されている場合があります。
過去の施工事例を踏まえ、納得のいく施工を行うと判断した上で業者に相談してください。
在籍しているスタッフ
業者に在籍しているスタッフが取得している資格を一通りチェックし、
屋根修理・屋根リフォームに関する知識や技術が豊富かどうか把握しましょう。
スタッフの対応
相談・見積りなどの際におけるスタッフの対応も選ぶ決め手。
分かりやすい言葉で施工や費用などについて説明するかなどを踏まえ、契約を交わしてください。
また、口コミでスタッフとコミュニケーションを取りやすいかどうかチェックすることをおすすめします。
見積書の内容
見積書に一通り目を通して、施工内容について把握できるかどうかも重要です。
チェックするポイントとして、費用が相場の範囲内か・費用の内訳・施工内容・使用する部材・備考欄に記載されている内容などが挙げられます。
屋根修理・屋根リフォームの相場を知りたい場合、相見積りを行いましょう。
保証内容
屋根修理・屋根リフォームの後、住宅のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
業者が一体どのような保証を用意しているかを把握した上で屋根修理・屋根リフォームについて相談してください。
まとめ
太陽光パネルのリサイクルを行う際、産業廃棄物の処理に関する許可を受けている業者に委託する必要があります。
太陽光パネルに用いられている金属類やガラスは有価物として販売されます。
住宅の建て替えなどを機に、太陽光パネルの処分を検討している方は信頼できる業者に一度相談しましょう。
太陽光パネル撤去のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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