2024年10月31日
家庭用太陽光パネルの廃棄費用を廃棄方法別に解説
人によっては、寿命などを理由に家庭用太陽光パネルの廃棄を予定しているのではないでしょうか?
不法投棄を避けるために一体どのような廃棄方法があるかに加え、
一体どのくらいの廃棄費用がかかるか押さえておくことが重要。
今回は家庭用太陽光パネルの廃棄費用を廃棄方法別に解説します。
太陽光発電などに関心のある方は一度参考にしてください。
家庭用太陽光パネルの廃棄費用と廃棄方法
家庭用太陽光パネルの廃棄方法として、以下のものが挙げられます。
・住宅の解体
・発電設備の撤去
それぞれ廃棄費用が異なるため、家庭用太陽光パネルの廃棄を予定している方は注意が必要。
まずは家庭用太陽光パネルの廃棄費用を廃棄方法別に紹介します。
住宅の解体
住宅の解体時に家庭用太陽光パネルを廃棄する方がいます。
約20枚の家庭用太陽光パネルを廃棄する場合、約25万円の廃棄費用が発生します。
住宅の高さによって、家庭用太陽光パネルの廃棄費用が変わってくるので注意してください。
発電設備の撤去
発電設備を撤去する場合、約9万円かかります。
家庭用太陽光パネルはリサイクル業者に回収を依頼し、その他の設備は一般廃棄物として廃棄します。
パワーコンディショナーなどの廃棄費用は自治体によって異なる点に注意が必要。
家庭用太陽光パネルの廃棄費用の内訳
家庭用太陽光パネルを廃棄する際、さまざまな費用が発生します。 廃棄費用の内訳は以下の通りです。
・撤去費用
・整地工事
・産業廃棄物処理
・屋根修理
ここでは、家庭用太陽光パネルの廃棄費用の内訳について解説するので、一度チェックしてください。
撤去費用
家庭用太陽光パネルを屋根などから撤去する際に費用が発生します。
発電容量1kW当たり約2,300~71,400円かかります。
家庭用太陽光パネルによって、撤去費用が異なるため、廃棄を予定している方は注意が必要。
野立てや陸屋根で架台がコンクリートで補強されている場合、家庭用太陽光パネルを廃棄する際に基礎も撤去します。
基礎の撤去費用は以下の通りです。
・コンクリート基礎の撤去費用:1kW当たり約1,600~8,300円
・スクリュー基礎の撤去費用:1kW当たり約3,700~11,900円
整地工事
住宅を解体する際、整地工事を行います。
整地工事にかかる費用は以下の通りです。
・コンクリート基礎:1kW当たり約1,400~5,200円
・スクリュー基礎:1kW当たり約数十円~2,400円
野立てや架台がコンクリートで補強されている場合も整地工事を行わなければなりません。
産業廃棄物処理
不要になった家庭用太陽光パネルは産業廃棄物として処理されます。
産業廃棄物の処理の工程は以下の通り。
・収集運搬
・中間処理
・最終処分
産業廃棄物の処理に一体どのくらいの費用がかかるかについて押さえましょう。
収集運搬にかかる費用は以下の通りです。
・家庭用太陽光パネルの処理:1kW当たり約300~2,100円
・コンクリート瓦礫の処理:1kW当たり約700~6,000円
中間処理を行う際、以下の費用が発生します。
・家庭用太陽光パネルの処理:1kW当たり約200~36,100円
・コンクリート瓦礫の処理:1kW当たり約800~132,500円
最終処分にかかる費用は1kW当たり200~4,900円です。
屋根修理
家庭用太陽光パネルが設置されている屋根が著しく劣化していると、屋根修理・屋根リフォームを行います。
葺き替え工法を行う場合、100万円以上の費用が必要になるかもしれません。
家庭用太陽光パネルの廃棄を行う業者の選び方
家庭用太陽光パネルの廃棄を一体どの業者に依頼すれば良いか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
数ある業者の中から信頼できる1社を見つけることが重要です。
ここでは、家庭用太陽光パネルの廃棄を行う業者の選び方について取り上げます。
営業年数
気になる業者を見つけたら、営業年数がどのくらいかチェックしてください。
多くの方が家庭用太陽光パネルの廃棄に関する知識・技術を持つ業者に任せたいと感じているのではないでしょうか?
過去の施工事例
業者の公式サイトに掲載されている施工の写真や施工内容などを踏まえ、
納得のいく施工を行うかどうか判断しなければなりません。
取得している資格
家庭用太陽光パネルの廃棄を行うためには、電気工事士の資格が必要です。
業者が一体どのような資格を取得しているかチェックし、依頼するかどうか判断しましょう。
家庭用太陽光パネルの廃棄に関する許可を得ているか
産業廃棄物収集運搬業・処分業の許可がなければ、家庭用太陽光パネルの廃棄を行うことができません。
依頼を検討している業者が産業廃棄物収集運搬業・処分業の許可を得ているかチェックしてください。
スタッフの対応
スタッフが家庭用太陽光パネルの廃棄について丁寧に説明するかどうかを踏まえ、
契約を交わすかどうか判断することになります。
見積書
見積書に目を通して、家庭用太陽光パネルの廃棄について把握できるかどうかも選ぶポイント。
廃棄費用が相場の範囲内かどうかだけでなく、
費用の内訳や備考欄に記載されている内容などを踏まえ、契約を交わしてください。
まとめ
家庭用太陽光パネルの廃棄方法として、住宅の解体・発電設備の撤去が挙げられます。
太陽光発電の規模や設置場所などによって、費用が変わってきます。
家庭用太陽光パネルを撤去した後、屋根や外壁などの状態に問題ないかチェックしなければなりません。
家庭用太陽光パネルの廃棄について分からないことがある方は業者に一度相談してください。
太陽光パネル撤去のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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