2024年09月17日
工場屋根の断熱方法とは?!
工場内で快適に作業を行うためにも、暑さ・寒さを対策することが重要です。
暑さ・寒さを対策する方法の1つに断熱性の向上が挙げられます。
工場のメンテナンスを行う際、どのように断熱性を向上させるかを意識しなければなりません。
今回は工場屋根の断熱方法について解説します。
目次
工場屋根の断熱方法
工場屋根の断熱性をどのように向上させるのか疑問に感じているのではないでしょうか?
主に以下の方法で断熱性の向上を行います。
・断熱材の使用
・断熱シートの使用
・断熱塗料の使用
・二重構造の屋根
・スプリンクラーによる散水
・太陽光パネルの設置
これから暑さ・寒さ対策を予定している方に向けて工場屋根の断熱方法について解説します。
断熱材の使用
断熱材を用いることにより、工場屋根の断熱性を向上することが可能。
一般的には、屋根裏に断熱材を隙間なく敷き詰めます。
工場のように屋根裏が存在しない場合、屋根材の下面に吹付系の断熱材を吹き付けることが多いです。
断熱シートの使用
工場屋根の表面に断熱シートを貼り付けることも断熱方法の1つに挙げられます。
屋根だけでなく、天井用・窓用の断熱シートが開発されています。
断熱シートを屋内に貼り付けると、エアコンの冷気・暖気を外に逃げるのを防止。
また、安価に断熱性を向上できるのもメリットです。
断熱塗料の使用
工場屋根を断熱塗料で塗装することで断熱性を向上できます。
塗装する際、断熱塗料の耐用年数や耐候性などをチェックしてください。
二重構造の屋根
工場屋根を二重構造にすることにより、外部からの熱が伝わりにくくなります。
費用がかかるため、工場屋根の断熱性を向上させる際は注意が必要。
スプリンクラーによる散水
工場屋根の上にスプリンクラーを設置するのも断熱方法の1つです。
スプリンクラーによる散水で室内の温度を下げられます。
スプリンクラーの設置費用・水道代・メンテナンス費用が発生するのがデメリット。
太陽光パネルの設置
太陽光パネルが太陽光を吸収することにより、断熱性を向上できます。
また、太陽光発電で電力の一部を供給すれば、電気代の節約に繋がるのもメリットです。
太陽光パネル・発電設備の導入に費用がかかる点に注意しなければなりません。
工場屋根に太陽光パネルを設置できるかどうか一度検討してください。
工場屋根以外の箇所で断熱性を向上させるのも重要
工場屋根以外でも暑さ・寒さ対策を行えます。
ここでは、工場屋根以外の箇所での断熱方法について紹介します。
外壁リフォーム
外壁リフォームで断熱材や断熱シートを用いるのも工場の断熱性を向上させる方法の1つ。
工場屋根だけでなく、外壁の状態もチェックし、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。
断熱カーテン
断熱性に優れたカーテンを内部に設置するのも断熱方法の1つに挙げられます。
断熱性を向上させるための費用を抑えたい方は一度検討してください。
複層ガラスの窓
複層ガラスの窓に交換するのも断熱方法の1つです。
結露対策になるだけでなく、防犯対策も行えます。
工場屋根の断熱性を向上させる業者の選び方
工場屋根の断熱性を向上させるための施工を行う際、信頼できる業者に依頼することが重要。
業者に関する情報収集を十分行い、トラブルを避けましょう。
ここでは、業者の選び方について解説します。
過去の施工事例
業者が過去に一体どのような施工に携わったかを踏まえ、依頼するか判断してください。
業者の公式サイトに施工の写真や施工内容などについて掲載されている場合があります。
また、口コミから一体どのような依頼を受け付けてきたかチェックすることをおすすめします。
スタッフの対応
スタッフの対応が適切かどうかも選ぶポイント。
専門用語を多く用いず、分かりやすい言葉を用いて施工内容について説明しているかチェックしてください。
また、契約を急かさないのも選ぶ決め手に挙げられます。
不安を煽り、その日のうちに契約させようとする悪徳業者が存在します。
工場の断熱性を向上させるための施工にかかる費用が高額になる可能性もあるので、
その日のうちに契約を結ばないことが重要。
複数の業者を比較し、信頼できる1社を見つけましょう。
見積書
見積書に一体どのような内容が記載されているかを踏まえ、契約するか判断してください。
使用する部材をはじめ、部材の用量・単価や施工内容、費用の内訳、
費用が相場の範囲内か、保証期間などを細かくチェックするのが重要。
見積書に記載されている内容について分からないことがある際は業者に質問することをおすすめします。
保証内容
工場屋根の断熱性を向上させた後も工場のメンテナンスを行わなければなりません。
業者の保証内容をチェックした上で相談するかどうか判断しましょう。
まとめ
工場屋根の断熱方法として、断熱材・断熱シート・断熱塗料などが挙げられます。
メンテナンスに一体どのくらいの予算を用意できるかを踏まえた上で暑さ・寒さ対策を検討することが重要。
工場屋根の断熱性を向上させたいと感じている方は業者に一度相談してください。
屋根遮熱や屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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