2024年09月02日
屋根のプロと考える屋根遮熱対策3選!
屋根は太陽光や雨風などに晒され続けているため、劣化しやすいです。
また、太陽の輻射熱によって屋根が暑くなってしまいます。
屋根が暑くなった結果、室内も熱くなるので注意しなければなりません。
暑さ対策の方法の1つとして、屋根の遮熱性を向上させることが挙げられます。
今回は屋根遮熱対策について紹介するので、
屋根修理・屋根リフォームなどを近いうちに予定している方は参考にしてください。
目次
屋根遮熱対策3選
屋根修理・屋根リフォームを行う際、屋根の遮熱性をどのように向上させるかがポイントになります。
主に以下の方法で屋根の遮熱性を向上させます。
・遮熱機能付きの屋根材
・遮熱シート
・遮熱塗料
それぞれの特徴を押さえ、納得のいく施工を行うことが重要。
これから屋根修理・屋根リフォームなどを予定している方に向けて、屋根遮熱対策について解説します。
遮熱機能付きの屋根材
遮熱機能付きの屋根材を屋根の上に設置することで太陽の輻射熱を遮りやすくなります。
屋根修理・屋根リフォームを行う際、気になった屋根材に遮熱機能があるかどうかチェックしてください。
遮熱機能付きの屋根材を用いる施工として、以下のものが挙げられます。
・カバー工法
・葺き替え工法
カバー工法は既存の屋根材の上に遮熱機能付きの屋根材を被せる施工。
廃材を処分する手間と費用を削減できます。
葺き替え工法は既存の屋根材を撤去し、遮熱機能付きの屋根材を葺く施工です。
野地板や防水シートを新しくできるのがメリット。
屋根の状態によって、カバー工法・葺き替え工法のどちらが適しているかが変わってきます。
屋根遮熱対策を行う際は屋根材が著しく劣化しているかなどを把握しなければなりません。
遮熱シート
遮熱シートはアルミやポリエステルなどで作られたシート。
太陽の輻射熱を遮り、体感温度の上昇を抑えます。
伝導熱と対流熱を対策できないため、断熱材を併用して暑さ対策を行う必要があります。
遮熱塗料
屋根遮熱対策の1つに遮熱塗料を用いた施工が挙げられます。
遮熱塗料は日射反射率の優れた塗料。
太陽の輻射熱を遮るためには、日射反射率がどのくらいかチェックすることをおすすめします。
遮熱塗料は住宅のコンセプト・テーマに合わせて色を選択することができます。
色によって、住宅の雰囲気が大きく変わるため、どの色の遮熱塗料を用いるか検討しなければなりません。
色によっては、周囲の景観を損なってしまうので、注意が必要。
屋根遮熱対策を行うメリット
屋根遮熱対策を行うメリットは何か気になっている方も多いのではないでしょうか?
主なメリットとして、以下のものが挙げられます。
・暑さ対策
・寒さ対策ができる
・光熱費の削減をサポートする
・室内の物品が劣化しにくくなる
ここでは、屋根遮熱対策を行う各メリットについて解説します。
屋根修理・屋根リフォームなどに関心のある方は参考にしてください。
暑さ・寒さ対策ができる
屋根遮熱対策を行うことにより、暑さ対策だけでなく、寒さ対策も行えます。
屋根の遮熱性が向上すると、室内の熱が外に逃げにくくなります。
遮熱機能付きの屋根材などで屋根遮熱対策を検討してはいかがでしょうか?
光熱費の削減をサポートする
屋根の遮熱性が向上するのに伴い、空調効率が改善されます。
結果、光熱費の削減に繋がります。
体感温度を下げ、エアコンの使用頻度を見直してください。
室内の物品が劣化しにくくなる
屋根遮熱対策を行うことにより、室内の物品が劣化しにくくなるのもメリット。
物品によっては暑さで劣化しやすい場合があります。
室内に数多くの物品を保管している方は、遮熱機能付きの屋根材などで暑さ対策を行うことをおすすめします。
屋根遮熱対策を行う業者の選び方
屋根遮熱対策は信頼できる業者に依頼することが重要。
情報収集を十分行い、信頼できる1社を見つけましょう。
ここでは、業者の選び方について解説します。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去の施工事例をチェックすることが重要です。
業者の公式サイトに掲載されている施工の写真や施工内容などから納得のいく施工を行うかどうか判断してください。
スタッフの対応
スタッフの対応が適切かどうかも選ぶ決め手。
分かりやすい言葉で説明するか・契約を急かさないかなどをチェックしましょう。
冷静な判断で契約を進める必要があります。
また、分からない専門用語が出てきた場合、業者に質問することをおすすめします。
見積書に記載されている内容
見積書に一体どのような内容が記載されているかを踏まえ、契約するか判断してください。
使用する部材だけでなく、部材の用量・単価や費用の内訳、費用が相場の範囲内か・施工箇所などを細かくチェックするのが重要。
保証内容が充実しているか
屋根遮熱対策を行った後も住宅のメンテナンスを行わなければなりません。
業者が一体どのような保証を用意しているかもチェックし、相談するかどうか判断することをおすすめします。
まとめ
屋根遮熱対策の方法として、遮熱機能付きの屋根材・遮熱シート・遮熱塗料が挙げられます。
屋根の状態をチェックし、適切な方法で暑さ・寒さ対策を行うことが重要。
住宅に関する悩みがある方は業者に一度相談してください。
屋根遮熱や屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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