2024年08月28日
築20年以内の方へ、スレート屋根の小さな欠け、放っておいても大丈夫なの?!
多くの住宅に用いられているスレート屋根。
屋根は雨風などを凌ぐ箇所。
住宅の外観にも関わります。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためには、スレート屋根を定期的にメンテナンスすることが重要です。
今回はスレート屋根の小さな欠けを放っておいても大丈夫なのかどうかについて取り上げるので、
気になる方は参考にしてください。
スレート屋根の小さな欠けを放っておかないのが重要
スレート屋根に小さな欠けがあるのを確認したら、できる限り早めにメンテナンスを行うことをおすすめします。
小さな欠けやひび割れなどを放置し続けると、被害が大きくなる可能性があります。
スレート屋根は雨水の吸収と乾燥を繰り返すことにより、ひび割れなどが発生しやすくなるので注意が必要。
10年に1回の頻度で点検し、スレート屋根に問題ないか把握してください。
築20年以内でもスレート屋根に欠けやひび割れなどが発生する原因
築20年以内でスレート屋根に欠けやひび割れが発生するのは
どうしてなのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
さまざまな原因で欠けなどが発生します。
ここでは、スレート屋根が破損する発生する原因について取り上げます。
経年劣化
経年劣化はスレート屋根が劣化する原因の1つ。
塗膜が劣化することにより、防水性が低下します。
自然災害
台風や強風などの自然災害でスレート屋根が割れる可能性があります。
自然債が発生した後、住宅に問題ないかチェックしてください。
飛来物
台風などによる飛来物がスレート屋根に当たり、割れる場合もあるので注意が必要。
いつ飛来物が飛んでくるか分かりません。
踏み割れ
踏み割れも破損する原因の1つです。
スレート屋根だけでなく、野地板にも負担がかかる点に注意しましょう。
太陽光パネルなどの設置
太陽光パネルやアンテナなどを設置すると、重みでスレート屋根がひび割れる可能性があります。
人によっては、屋根リフォームで太陽光パネルなどを設置するか検討しているのではないでしょうか?
破損したスレート屋根を修理する方法
小さな欠けなどがスレート屋根に発生した際、状態に応じて修理を進めていくことになります。
主な修理方法として、以下のものが挙げられます。
・部分修理
・部分的な張り替え
・カバー工法
・葺き替え工法
ここでは、スレート屋根の修理方法について触れていくので、住宅に関心のある方はチェックしてください。
部分修理
スレート屋根の小さな欠けはコーキング材などで修理します。
何ヵ所欠けているかなどによって、部分修理の費用が変わってきます。
部分的な張り替え
大きく欠けたスレート屋根に対し、部分的な張り替えを行う場合があります。
軒先から順にスレート屋根が固定されているので、
欠けた部分のみを張り替えようとすると、防水シートを傷める可能性がある点に注意してください。
カバー工法
カバー工法は既存のスレート屋根の上に新しい屋根材を被せる施工。
ひび割れや欠けなどが広範囲に見られる場合、カバー工法を一度検討してはいかがでしょうか?
廃材を撤去する手間を省き、工期や費用を抑えられるのがメリットです。
また、断熱性や防水性などを向上できます。
屋根全体の重量が重くなるので、耐震性を意識している方は注意してください。
また、その後のメンテナンスの費用が高額になるのもデメリット。
葺き替え工法
葺き替え工法は既存のスレート屋根を撤去し、新しい屋根材を葺く施工。
野地板や防水シートを新しくすることで雨漏り対策が行えます。
屋根材によっては屋根全体の重量が軽くなるので、耐震性を向上させたい方は一度検討してはいかがでしょうか?
廃材を撤去しなければならないため、工期と費用がカバー工法に比べてかかってしまうのがデメリット。
その後のメンテナンスにかかる費用を少しでも抑えたい方はカバー工法ではなく、
葺き替え工法を選択肢に入れることをおすすめします。
スレート屋根の修理を行う業者を選ぶポイント
小さな欠けが見られたスレート屋根の修理を信頼できる業者に依頼することが重要です。
ここでは、業者の選び方について説明するので、気になる方は参考にしてください。
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わってきたかを踏まえ、依頼するかどうか判断する必要があります。
業者の公式サイトに掲載されている施工の写真だけでなく、施工内容や工期などを細かくチェックするのがポイント。
見積書の内容
見積書に記載されている内容も選ぶ決め手です。
使用する屋根材だけでなく、足場を用いるかどうかや費用の内訳などをチェックし、分からないことを業者に質問してください。
分からないことをそのままにしてしまうと、後でトラブルに発展する可能性があります。
保証内容
スレート屋根の修理を終えた後も定期的にメンテナンスを行うことが重要です。
業者が一体どのような保証を用意しているかを踏まえた上で相談・契約を進めましょう。
まとめ
築20年以内の住宅に用いられているスレート屋根に小さな欠けなどが発生した際、
そのまま放置するのではなく、早めに対処してください。
屋根の状態に応じて、修理方法が変わってきます。
スレート屋根に関する悩みについて業者に一度相談してはいかがでしょうか?
屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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