2024年07月30日
使わなくなった太陽熱温水器、放置すると雨漏りするの?
太陽熱温水器を取り付けることにより、光熱費の節約や二酸化炭素の削減に繋がります。
太陽熱温水器は年数の経過と共に劣化します。
故障した際は撤去または交換を検討しなければなりません。
今回は使わなくなった太陽熱温水器を放置し続けると、雨漏りするかどうかについて取り上げます。
住宅のメンテナンスに関心のある方は参考にしてください。
目次
使わなくなった太陽熱温水器を放置すると雨漏りする
使わなくなった太陽熱温水器を屋根に放置し続けた結果、雨漏りする可能性があります。
太陽熱温水器は重量があるため、屋根に対する負担が大きいです。
雨漏りになる前に撤去または交換を行うことが重要。
雨漏りによって発生する問題
雨漏りはさまざまな問題を引き起こします。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためにも、雨漏り対策を普段から心掛けましょう。
雨漏りによって発生する問題として、主に以下のものが挙げられます。
・屋根材の腐食
・カビの発生
・シロアリの発生
・漏電
・資産価値の低下
ここでは、各問題について解説するので、気になる方は一度チェックしてください。
屋根材の腐食
雨漏りを放置し続けることにより、屋根材が腐食する可能性があります。
腐食した結果、屋根材の強度が低下します。
カビの発生
カビが住宅に発生するため、雨漏り対策が必要。
人によってはカビを吸い込むことにより、アレルギー症状を引き起こす場合があります。
自分だけでなく、家族の健康を守るためにも雨漏り対策を行いましょう。
シロアリの発生
雨漏りが発生した結果、シロアリが集まりやすくなるのに注意しなければなりません。
シロアリは木材などを食べるため、住宅の寿命を低下させてしまいます。
漏電
漏電する原因の1つに雨漏りが挙げられます。
感電や火災につながるため、雨漏りが発生した際はいち早く対処することが重要。
火災は近隣住民に被害を引き起こす可能性があります。
資産価値の低下
雨漏りによって住宅が劣化することで資産価値が低下します。
家族に住宅を相続させたいと感じている方は雨漏り対策を行う必要があります。
使わなくなった太陽熱温熱器を撤去または交換するか判断するポイント
使わなくなった太陽熱温熱器を撤去または交換するか迷っている方が多いのではないでしょうか?
撤去または交換のどちらを選択するかは人によって異なります。
判断するポイントとして、主に以下のものが挙げられます。
・屋根の負担を軽減させたいか
・湯量を安定させたいか
・光熱費を節約したいか
ここでは、撤去または交換するか判断するポイントについて取り上げるので、気になる方は参考にしてください。
屋根の負担を軽減させたいか
屋根の負担を軽減し、雨漏りのリスクを最小限に抑えたい場合、
使わなくなった太陽熱温水器の撤去を一度検討することをおすすめします。
湯量を安定させたいか
太陽熱温水器は日によってお湯の量が変わってきます。
湯量を安定させたいと感じている方は他熱源の温水器に交換するのも選択肢の1つ。
光熱費を節約したいか
お湯を沸かす際の光熱費を節約したいと感じている方が多いのではないでしょうか?
新しい太陽熱温水器に交換し、お湯を沸かすのも選択肢に挙げられます。
太陽熱温熱器の撤去または交換を行う業者の選び方
太陽熱温熱器の撤去または交換を信頼できる業者に依頼することが重要。
業者に関する情報収集をできる限り行い、トラブルを避けなければなりません。
依頼するかどうか判断するポイントとして、以下のものが挙げられます。
・過去の施工事例
・見積書の記載内容
・保証内容
ここでは、業者の選び方について解説します。
過去の施工事例
業者の公式サイトに掲載されている過去の施工事例が業者を選ぶ決め手。
施工に関する写真だけでなく、施工内容や工期、費用、業者の口コミなどを一通りチェックし、
納得のいく施工を行うかどうか判断してください。
見積書の記載内容
見積書に一体どのような内容が記載されているかも依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
使用する部材・部材の用量・部材の単価・施工内容・費用の内訳・費用が相場の範囲内かどうかなどを細かくチェックしてください。
保証内容
使わなくなった太陽熱温水器を撤去した後、住宅のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
業者が一体どのような保証を用意しているかを踏まえ、相談しましょう。
保証内容に関する質問を業者に行い、施工に関する疑問を解消することが重要です。
まとめ
使わなくなった太陽熱温水器を長期にわたって放置し続けると、雨漏りが発生する可能性があります。
屋根の負担を最小限に抑えるためにも、撤去または交換を検討することが重要。
太陽熱温熱器について気になることがある方は業者に相談することをおすすめします。
太陽熱温水器のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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