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雪止めの取り付け位置って?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

雪止めの取り付け位置って?!

成田崇
成田崇

多くの住宅に取り付けられている雪止め。

雪止めは落雪による被害を防ぐための部材です。

落雪はさまざまな被害を発生させる可能性があるため、

リノベーション・リフォームを行う際は雪止めを取り付けるか検討しましょう。

今回は雪止めの取り付け位置について触れていきます。

近いうちにリノベーション・リフォームなどを予定している方は一度チェックしてください。

 

雪止めとは

雪止めは羽根型や扇型など、さまざまな種類が存在します。

屋根の形状に適した雪止めを取り付けなければなりません。

積雪量が多く、常に雪下ろしを行わなければならない地域では、雪止めが取り付けられないです。

理由は雪止めがあると、雪下ろしに支障をきたすため。

地域に合わせて、積雪・落雪対策を進めていく必要があります。

 

雪止めの取り付け位置

落雪対策を行う際、雪止めの取り付け位置を意識してください。

正しい位置に取り付け、落雪による被害を最小限に抑えることが重要。 多

くの方がどこに取り付けたら良いのか疑問に感じているのではないでしょうか?

ここでは、雪止めの取り付け位置について取り上げます。

 

正しい取り付け位置

雪止めは外壁の真上に当たる位置に取り付ける必要があります。

雪止めから軒先までの距離が近すぎると、軒先付近に雪の重みが集中します。

結果、屋根にかかる負荷が大きくなるので、雪止めを取り付ける方は注意してください。

軒先から約40cm離れた位置に雪止めを取り付けるのがポイントです。

また、雪水が軒先から染み込み、凍結や野地板の腐食などを避けるのも雪止めを正しい位置に取り付ける理由に挙げられます。

 

雪止めの配置

雪止めを取り付ける際、正しい取り付け位置だけでなく、どのような配置にするかも意識する必要があります。

積雪量によって配置が換わってきます。

雪止めの配置は以下の2つ。

・一列

・千鳥配置

積雪量が少ない地域の場合、雪止めを一列に取り付けます。

積雪量が多い地域は雪止めを二列にして交互に取り付けることで落雪による被害を防ぎます。

雪止めを取り付ける個数は積雪量以外にも、以下のポイントによって変わってくるので、

リノベーション・リフォームなどを予定している方は注意してください。

・屋根の面積

・屋根の勾配

・屋根の種類

・屋根の材質

屋根の面積が大きくなるのに比例し、雪止めを取り付ける個数が増えます。

屋根の種類や材質に合わせて、どの雪止めが適しているか判断することも重要。

 

雪止めの取り付けが難しいケース

ケースによっては雪止めを取り付けるのが難しい可能性があります。

難しいケースとして、以下のものが挙げられます。

・太陽光パネルを屋根に取り付けている住宅

・アスファルトシングルの屋根が施工された住宅

・陸屋根の住宅

ここでは、雪止めの取り付けが難しいケースについて紹介するので、落雪対策に関心のある方は参考にしてください。

 

太陽光パネルを屋根に取り付けている住宅

 

太陽光パネルが屋根に取り付けられている住宅は、羽根付き雪止めなどの金具タイプの雪止めを取り付けるのが難しいです。

太陽光パネルに積もった雪は滑りやすいため、

金具タイプの雪止めで落雪を防ぎ切れない可能性が高いので注意しなければなりません。

屋根に太陽光パネルを取り付けているものの、

落雪対策を行いたいと感じている方は高さのある雪止めネットの取り付けを検討してください。

 

アスファルトシングルの屋根が施工された住宅

 

アスファルトシングルの屋根に雪止めを取り付けようとすると、屋根材が破損し、雨漏りが発生する可能性があります。

雪止めを取り付けたいものの、屋根がアスファルトシングルの住宅に住んでいる方は

業者から適切なアドバイスを受け、落雪対策を進めましょう。

 

陸屋根の住宅

陸屋根の住宅は屋根の形状が平らで落雪しにくいので、雪止めが取り付けられないです。

雪が解けた際に発生する水をどのように処理するか検討しなければなりません。

 

雪止めの取り付けを行う業者の選び方

雪止めを取り付ける際、信頼できる業者に依頼することが重要です。

一体どこに任せれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

ここでは、業者の選び方について紹介します。

 

過去の施工事例

気になる業者を見つけたら、公式サイトに掲載されている過去の施工事例をチェックした上で依頼するかどうか判断してください。

写真や施工内容、工期などから施工のイメージを掴みましょう。

業者の口コミで一体どのような点で満足しているかなどを踏まえ、依頼することも重要です。

 

見積書の内容

見積書に記載されている内容も選ぶ決め手。

チェックするポイントとして、主に以下のものが挙げられます。

・使用する雪止め

・雪止めの個数

・雪止めの単価

・施工面積

・施工内容

・費用の内訳

・業者の所在地

・保証期間

見積書から施工内容について把握できるかどうかが重要です。

業者に見積書に関する疑問を質問し、分からないことをそのままにしないことがトラブルを避けるポイント。

 

どのような保証が用意されているか

雪止めを取り付けた後も住宅のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。

業者が用意している保証内容を踏まえ、相談するかどうか判断してください。

 

まとめ

雪止めを取り付ける際、外壁の真上になるようにするのが重要。

軒先から約40cm離れた位置にするのも取り付ける際のポイントです。

屋根によっては雪止めを取り付けるのが難しい可能性があるので注意しなければなりません。

近いうち、雪止めの取り付けを予定している方は信頼できる業者に一度相談してください。

適切なアドバイスを受けつつ、積雪・落雪対策を行うことが住宅などを守ることに繋がります。

 

屋根修理や雪止め工事のご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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