2024年07月05日
雪止めの材質は?!
テレビなどで雪害に関するニュースを何度か目にした方も多いのではないでしょうか?
いざという時に備え、積雪・落雪の対策を行うことが重要。
積雪・落雪の対策の1つに雪止めが挙げられます。 雪止めによって材質が異なります。
屋根に適した雪止めを取り付け、積雪・落雪に備えてください。
今回は雪止めの材質について解説します。
そもそも雪止めとは一体何か
雪止めとは、屋根に積もった雪が落ちるのを防ぐための部材。
屋根を施工する際に一緒に付けるタイプと後から屋根に付けるタイプの2種類が存在します。
いくつかの種類が存在しており、それぞれの特徴を踏まえた上で雪止めを取り付けなければなりません。
雪止めの材質
雪止めの材質として、以下のものが挙げられます。
・ステンレス
・亜鉛メッキ
・アルミニウム
各材質の特徴を押さえた上で住宅のメンテナンスを進めましょう。
ここでは、雪止めに用いられている各材質の特徴について触れていきます。
ステンレス
ステンレスは耐久性だけでなく、耐候性に優れているのが特徴。
サビにくいので、住宅のメンテナンスを行う際はステンレス製の雪止めを用いるか検討してください。
デメリットとして、他の材質に比べて費用が高い点が挙げられます。
亜鉛メッキ
亜鉛メッキは鉄の表面に亜鉛をコーティングすることにより、サビにくくしています。
安価なのもメリットに挙げられます。
一度剥がれてしまうと、亜鉛メッキを再度行わなければなりません。
アルミニウム
アルミニウムは屋根の重量を軽くできるのが特徴に挙げられます。
屋根の重量が軽ければ軽い程、耐震性が向上します。
少しでも揺れにくくしたい方はアルミニウムの雪止めを用いるか検討してください。
腐食しにくいのも特徴の1つです。
材質選びのポイント
雪止めの材質を選ぶ際、主に以下のポイントを押さえましょう。
・耐久性
・施工にかかる費用
・重量
メンテナンスの頻度を少しでも抑えたい方はステンレスの雪止めがおすすめ。
費用を安くしたい場合は亜鉛メッキやアルミニウムを選択肢に入れてはいかがでしょうか?
積雪・落雪によって引き起こされる問題
積雪・落雪により、さまざまな問題が発生します。
ここでは、どのような雪害があるかについて取り上げます。
屋根の修理などを予定している方はチェックしてください。
軒先などの破損
積雪・落雪により、軒先や雨樋などが破損する可能性があります。
破損に気付くのが遅れてしまうと、雨漏りなどの問題に発展するかもしれません。
住宅の破損を防ぐためにも、屋根に雪止めを取り付けるか検討することをおすすめします。
近隣住民とのトラブル
屋根積もった雪が隣の建物の敷地内に落ちてしまう可能性があります。
積雪・落雪は近隣住民とのトラブルの原因になるので、住宅のメンテナンスを行う際は注意が必要。
通行人・車両に対する被害
屋根に積もった雪が道路に落ち、通行人・車両に対して被害を及ぼす場合があります。
損害賠償責任を負わないためにも、積雪・落雪対策が重要です。
雪止めを屋根に取り付ける業者の選び方
屋根に雪止めを取り付けるのを一体どの業者に依頼すれば良いか迷っているのではないでしょうか?
トラブルを避けるためにも、情報収集を十分行わなければなりません。
ここでは、業者を選ぶポイントについて触れていきます。
雪止めの取り付けだけを受け付けているか
業者によっては雪止めの取り付けだけの依頼を受け付けていないので、注意が必要。
リノベーション・リフォームなど、大規模な住宅のメンテナンスを行う際に雪止めを取り付けてはいかがでしょうか?
過去に一体どのような施工に携わっているか
業者の公式サイトに掲載されている過去の施工事例も選ぶ決め手です。
納得のいく施工を行うと判断したら、業者に一度問い合わせてください。
見積書に記載されている内容
見積書に記載されている内容も業者を選ぶポイント。
使用する部材だけでなく、部材の数量・単価や施工内容、費用の内訳、業者の所在地、保証期間などの情報をチェックしましょう。
見積書によっては、施工内容について把握しにくい可能性があるので、
リノベーション・リフォームなどを予定している方は注意しなければなりません。
保証内容が充実しているか
屋根に雪止めを取り付けた後も、住宅のメンテナンスが必要です。
雪止めなどの不具合がいつ発生するかは住宅によって異なります。
気になる業者を見つけたら、どのような保証が用意されているかチェックしてください。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためにも、保証内容が充実している業者に相談することをおすすめします。
契約を急かさないか
契約を急かさないかどうかも業者を選ぶ決め手。
屋根に雪止めを取り付ける際、冷静な判断で契約するかどうか判断しなければなりません。
契約を急かす悪徳業者も存在するので、トラブルに巻き込まれないようにすることが重要です。
まとめ
雪止めの材質として、ステンレス・亜鉛メッキ・アルミニウムが挙げられます。
材質によって費用などが異なるため、屋根に雪止めを取り付ける際は注意しましょう。
近いうち、住宅のメンテナンスを行いたいと感じている方は信頼できる業者に雪止めについて一度相談してください。
屋根修理や雪止め工事のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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