2024年07月02日
雪止めって後付け出来るの?
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためには、積雪・落雪対策を意識することが重要です。
屋根に積もった雪により、予想外の被害が発生する可能性があります。
雪止め金具などで積雪・落雪などの被害を最小限に抑えてください。
住宅のメンテナンスを予定している方の中には、雪止め金具を後付けできるのか疑問に感じているのではないでしょうか?
今回は雪止め金具が後付けできるかどうかについて解説します。
雪止め金具を後付けできるのか
雪止め金具は後付けが可能。
積雪・落雪による被害が心配だと感じている方は後付けするかどうか一度検討することをおすすめします。
雪止め金具は大きく2種類に分けられます。
・先付け雪止め金具
・後付け雪止め金具
先付け雪止め金具は屋根の施工時に取り付けるタイプ。
後付け雪止め金具はすでにある屋根に取り付けるタイプを指します。
雪止め金具の後付けを行う方法
雪止め金具の後付けを行う方法は一体何か気になっている方も多いのではないでしょうか?
後付けの方法は以下の2つです。
・DIY
・業者に依頼
ここでは、各方法について取り上げます。
DIY
DIYは自分で屋根に雪止め金具を取り付けること。
安全を確保するための準備が必要なのに加え、危険が伴うのでDIYで済ませるのを控えてください。
業者に依頼
業者に雪止め金具の後付けを依頼できます。
屋根の修理やリノベーションなどを予定している方は雪止め金具を後付けするかどうか相談してはいかがでしょうか?
屋根によっては取り付けられない点に注意
住宅ごとに屋根の種類が異なります。
種類によっては、雪止め金具を後付けできない可能性がある点に注意してください。
取り付けられない屋根に防水屋根・シングル屋根などが挙げられます。
防水屋根は斜めになっており、防水層に雪止め金具を直接固定することになります。
取り付けた結果、雨漏りが発生しやすくなるので、防水屋根に雪止め金具を取り付けられません。
シングル屋根はアスファルトとガラス屋根を合わせた屋根。
屋根材の間に雪止め金具を差し込むのが難しいため、後付けに適していません。
住宅のメンテナンスで雪止め金具を後付けするかどうか検討する際、
どのような屋根材が用いられているか把握することが重要です。
太陽光パネルが取り付けられている屋根も雪止め金具を取り付ける際は注意しましょう。
雪止め金具を後付けできる場合もあれば、後付けできない場合もあります。
後付けするかどうかの決め手
雪止め金具の後付けを行うかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか?
歩道や隣の住宅に向かって屋根が傾いている場合、雪止め金具を後付けすることをおすすめします。
自分だけでなく、通行人や近隣住民に被害が発生しないようにしてください。
雪止め金具の後付けを行う業者を選ぶポイント
雪止め金具の後付けを業者に依頼する際、信頼できる1社を見つけることが重要。
屋根のメンテナンスに携わっている業者が多く、どこに任せれば良いか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
業者を選ぶ主なポイントとして、以下のものが挙げられます。
・雪止め金具の取り付けを請け負っているか
・過去の施工事例
・見積書に記載されている内容
・在籍しているスタッフ
・施工エリアはどこか
情報収集を入念に行い、各業者の特徴を押さえましょう。
ここでは、業者を選ぶポイントについて説明します。
雪止め金具の取り付けを請け負っているか
気になる業者を見つけたら、雪止め金具の後付けに関する依頼を受け付けているかどうか把握してください。
雪止め金具の後付けのみの依頼を受け付けていない場合もあります。
屋根の修理やリノベーションなどの際に雪止め金具の後付けを依頼するのも選択肢の1つ。
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わったかを公式サイトなどでチェックし、依頼するかどうか判断しましょう。
施工に関する写真だけでなく、施工内容や工期、費用なども依頼する際の判断基準に挙げられます。
見積書に記載されている内容
業者が作成した見積りに一体どのような内容が記載されているかも選ぶポイント。
費用の内訳だけでなく、使用する部材・部材の数量・施工内容・保証期間などを細かくチェックしてください。
施工に関する詳細が分かりにくい場合、トラブルに巻き込まれないよう注意しなければなりません。
見積書について分からないことを業者に質問し、雪止め金具の後付けに関する悩みを解消しましょう。
在籍しているスタッフ
業者に在籍しているスタッフが一体どのような資格を取得しているかチェックし、
屋根の修理に関する知識・技術があるか判断してください。
また、問い合わせなどの際にコミュニケーションを取りやすいかどうかチェックすることが重要です。
施工エリアはどこか
施工エリアがどこかも依頼する上でポイントになります。
業者によっては施工エリア外からの依頼を受け付けていない可能性もあるので、注意しましょう。
まとめ
雪止め金具が後付けできる場合もあれば、できない場合もあります。
住宅に施工されている屋根に雪止め金具を後付けできるか把握することが重要。
積雪・落雪による被害が心配な方は住宅のメンテナンスを行う際、業者に雪止め金具について一度相談してください。
屋根修理や雪止め工事のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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