2024年03月11日
雨樋が割れた!放っておくとマズいですか?!
雨樋が割れているのを確認したけど、放っておくとマズいのではないか?と心配している方が多いのではないでしょうか?
雨水を排水溝へ適切に排水するのを目的に雨樋が屋根に設置されます。
今回は割れた雨樋を放っておくと大きな問題に発展するのかどうかについて取り上げます。
雨樋を割れたままにしておくのは危険
雨樋を割れたままにするのではなく、できる限り早めに対処してください。
放置し続けると、さまざまな問題が引き起こされます。
割れた雨樋が引き起こす問題
割れた雨樋は一体どのような問題を引き起こすのか疑問に感じているのではないでしょうか?
主な問題として、以下のものが挙げられます。
・雨漏り
・破損した部位が風に飛ばされる
・外壁が汚れやすくなる
・地盤沈下
・騒音
ここでは、割れた雨樋が引き起こす問題について説明します。
雨漏り
雨樋が割れて雨水を排水溝に排水しにくくなると、雨漏りが発生しやすいので注意が必要。
雨漏りは木材などを腐食させ、シロアリが集まりやすくなります。
結果、住宅の寿命が短くなってしまうかもしれません。
思い入れのある住宅に長期間住み続けるためには、雨漏り対策を普段から心掛けましょう。
割れた部分が風に飛ばされる
雨樋に割れた部分があると、風に飛ばされやすくなります。
割れた部分が通行人に当たるなどの問題が発生する可能性もあるので、注意してください。
外壁が汚れやすくなる
雨樋が割れていると、雨水が外壁を伝いやすくなってしまいます。
結果、雨だれが外壁につき、綺麗にするのに時間を要します。
外壁は住宅の景観に大きく関わる部分。
思い入れのある住宅を美しく保ちたいと感じている方は普段から外壁の汚れをチェックしましょう。
地盤沈下
雨水が地面を抉り、地盤が緩んでしまうのも割れた雨樋が引き起こす問題の1つ。
最悪の場合、地盤沈下が発生する可能性があります。
騒音
雨水が地面に落ちると、水音が発生します。
場合によっては騒音問題に発展するので注意してください。
近隣住民との間でトラブルを避けるためには、割れた雨樋をいち早く対処するのが重要。
室内にいて、外の雨音が気になっている方も多いのではないでしょうか?
雨樋が割れる原因
雨樋が割れる原因は複数存在します。
ここでは、どのような原因で割れるのかについて触れていきます。
経年劣化
雨樋は屋外に長期間設置し続ける設備。
紫外線などによって経年劣化していきます。
鋼板製の雨樋を設置している場合、錆びを目にした方もいるのではないでしょうか?
経年劣化が進むと、割れやすくなるので注意が必要です。
外部からの衝撃
外部からの衝撃も雨樋が割れる原因の1つ。
車などにぶつかり、雨樋が割れる可能性があるので注意してください。
また、経年劣化で柔軟性が失われ、ボールなどで割れやすくなります。
落ち葉やゴミなどによる詰まり
落葉やゴミなどが雨樋を詰まらせることで雨水が溜まりやすくなってしまいます。
雨水の圧が加わることで雨樋に負担を与え、場合によっては割れてしまう可能性もあるので注意が必要。
割れた雨樋の修理をDIYで済ませられるのか
軽微な破損はDIYで対処しやすいものの、高所での作業が伴うため、
雨樋が割れているのを確認したら業者に相談してください。
施工を行うためには、2人以上で行わなければならないのに加え、
修理するための道具を揃えなければなりません。
割れた雨樋の修理を行う業者の選び方
割れた雨樋の修理を一体どの業者に任せれば良いか悩んでいるのではないでしょうか?
情報収集を十分行い、信頼できる1社を選ぶことが重要。
ここでは、業者の選び方について触れていきます。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去の施工事例をチェックしましょう。
業者の公式サイトに過去の施工事例が掲載されています。
写真だけでなく、施工内容や工期、かかった費用などに目を通し、依頼するかどうか判断してください。
自社で施工を行っているか
自社で割れた雨樋の修理を行っているかどうかを踏まえ、相談・契約を進めていくことが重要。
業者によっては中間マージンが発生します。
中間マージンの有無で雨樋の修理にかかる費用が変わってきます。
見積書に一体どのような内容が記載されているか
見積書に記載されている内容も選ぶ決め手。
使用する部材や施工内容、費用の内訳などが分かりやすく記載されているかどうかチェックする必要があります。
不要な内容が記載されていないかどうか心配な場合、複数の業者に見積もりを依頼してください。
保証内容が充実しているか
雨樋の修理が終わった後も住宅のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
気になる業者を見つけたら、どのような保証が用意されているかチェックすることをおすすめします。
保証内容は業者によって変わってきます。
まとめ
雨樋が割れた後、そのまま放置しておくと雨漏りなどの問題に発展するかもしれません。
被害が大きくなる前に割れた雨樋の修理を行うことが重要。
年数の経過と共に雨樋が劣化しやすくなるので注意してください。
雨樋が割れているのを見つけたら、いち早く業者に相談することをおすすめします。
雨樋修理や雨樋リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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