2024年02月13日
工場屋根の暑さ対策!屋根遮熱とは?!
工場で作業を進めていく際、室内の環境を整えることが大切です。
人によっては、暑さによって作業が滞るなどの悩みを感じているのではないでしょうか?
建物の屋根リフォームにおけるポイントの1つに室内の温度調整が挙げられます。
今回は工場屋根の暑さ対策について解説します。
気になる方は一度参考にしてください。
目次
工場屋根はどうして暑くなるのか
屋根遮熱を行う前に工場屋根がどうして暑くなるのか知っておくことが大事。
暑くなる理由は太陽から発せられる輻射熱の影響を受けるためです。
輻射熱が屋根を暑くすることにより、室内の温度が上昇します。
また、人や物からも輻射熱が出ることで室内温度がさらに上昇してしまうので注意してください。
輻射熱は体感温度を上昇させ、暑さを感じやすくする性質を持ちます。
建物のリノベ・リフォームを進める際は輻射熱を意識する必要があります。
工場の屋根遮熱を行う方法
屋根遮熱の主な方法は以下の通り。
・遮熱シート
・遮熱機能付きの屋根
・シーリングファン
・屋根用スプリンクラー
・緑化
ここでは、各方法について説明するので、工場屋根のメンテナンスを近いうちに予定している方は一度チェックしてください。
遮熱シート
アルミニウムなどでできた遮熱シートを屋根に設置することで遮熱性を向上させることが可能。
輻射熱を遮り、暑さ対策ができるだけでなく、暖房の効果を保ちやすいのがポイントです。
また、エアコンの使用頻度や強度を見直し、光熱費の削減に繋がります。
デメリットは輻射熱以外の熱を対策できない点。
断熱材などを併用し、暑さ対策を進めましょう。
遮熱機能付きの屋根
遮熱機能付きの屋根も工場屋根の暑さ対策を行う方法。
輻射熱が屋内に侵入するのを防ぎましょう。
遮熱機能付きの屋根で対策する際、カバー工法と屋根葺き替え工事のどちらを行うか検討する必要があります。
カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる施工。
リノベ・リフォームの費用が安くなるのに加え、工期が短く済みます。
その反面、野地板などが著しく劣化している場合は施工できないのがデメリットに挙げられます。
屋根葺き替え工事は既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を葺く施工。
野地板や防水シートを新しくできるのがメリットです。
カバー工法に比べて費用がかかってしまう点に注意してください。
シーリングファン
工場内の空気をシーリングファンで循環させることにより、熱気を外に排出させるのも対策に挙げられます。
シーリングファンは天井や壁に取り付けられるサーキュレーター。
熱気を排出した結果、エアコンの温度を下げなくても過ごしやすくなります。
屋根用スプリンクラー
屋根用スプリンクラーで屋根に散水するのも工場屋根の暑さ対策の1つです。
屋根の温度が上昇するのを抑えることで輻射熱を減らすことが可能。
緑化
屋上に人工芝生や人工土壌を敷き詰め、緑を増やすことで断熱性を向上できます。
費用がかかるだけでなく、工期が長くなるのに注意してください。
緑化で暑さ対策を行う際は誰が植物のメンテナンスを行うか検討する必要があります。
普段の業務の中で従業員に暑さ対策を徹底させるのも大事
屋根遮熱を行うだけでなく、普段の業務の中で従業員に暑さ対策を意識させてください。
水分や塩分を補給し、熱中症対策を行うのが重要です。
真夏の場合、こまめに休憩を取ることのも熱中症対策の一環に挙げられます。
また、風通しの良い作業服や保冷剤付きの服など、従業員の服装も見直してはいかがでしょうか?
工場屋根の暑さ対策について業者に相談するのが大事
屋根の遮熱性を向上させたいと感じた際、業者に一度相談することをおすすめします。
トラブルを避けるためにも、情報収集を行い、信頼できる業者を見つけることが重要。
ここでは、業者の選び方について触れていきます。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、公式サイトで過去の施工事例をチェックしましょう。
写真や施工内容などを通して、リノベ・リフォームのイメージを掴むことが大切。
保証内容が充実しているか
工場屋根の遮熱性を向上させた後も定期的にメンテナンスを行う必要があります。
業者がどのような保証を用意しているかを踏まえた上で相談してください。
【平塚市】で屋根遮熱や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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