2023年11月05日
雨樋は無くても大丈夫なの?!
住宅によって、雨樋を付けている場合もあれば、無い場合もあります。
屋根修理・屋根リフォームを行う上で雨樋を付けなくても大丈夫なのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、屋根に雨樋が無くても大丈夫なのかどうかについて解説します。
目次
雨樋を付けないといけない法律はない
雨樋を付けることは法律で義務付けられているわけではありません。
屋根修理・屋根リフォームで雨樋を無くすかどうかは人によって考えが分かれます。
雨樋を付けるメリットは一体何か
雨樋を付けるメリットを踏まえ、付けるかどうか判断するのが大事。
主なメリットは以下の通りです。
・雨漏り対策ができる
・シロアリ対策ができる
・騒音対策ができる
雨漏りなどによる被害を最小限に抑えたい方は付けることをおすすめします。
ここでは、付けることにより発生するメリットについて取り上げるので、気になる方は参考にしてください。
雨漏り対策ができる
雨樋は外壁や基礎などに雨水が侵入するのを防ぐ役割があります。
雨漏りにより住宅の寿命が短くなるのを防ぐのが雨樋を付けるメリット。
シロアリ対策ができる
雨漏りが原因でシロアリが発生します。
雨樋を付けることでシロアリ対策ができます。
シロアリが木材を餌にすることにより、住宅が倒壊しやすくなるので注意が必要。
騒音対策ができる
屋根から滴り落ちた雨水が地面に跳ねることで騒音が発生します。
雨樋を付けることにより、地面に跳ねること生じる騒音を防げるのがメリットです。
近隣住民とのトラブルを避けるためには、騒音対策を意識しておきたいところ。
雨樋が無いことで生じるメリットとは
人によっては雨樋が無いことで一体どのようなメリットがあるのか気になっているのではないでしょうか?
無いことでいくつかのメリットが生じます。
ここでは、雨樋が無いメリットについて説明するので、気になる方はチェックしてください。
デザイン性を高くすることができる
外観が良くなる場合があるのが雨樋を付けないメリット。
住宅のテーマ・コンセプトによっては雨樋を付けないのも選択肢のひとつに挙げられます。
シャープなデザインの雨樋を付け、デザイン性を高くする場合もあります。
メンテナンスの手間を省ける
メンテナンスの手間が省けるのもメリットのひとつ。
雨樋を付けると、詰まりを解消するために掃除が必要です。
また、勾配の調整や雨樋自体を交換する場合もあります。
人によってはメンテナンスが面倒だと感じているのではないでしょうか?
雨樋を付けるかどうか判断するポイント
住宅のテーマ・コンセプト以外に雨樋を付けるかどうかで意識したいポイントが存在します。
ここでは、どのような点を踏まえ、付けるかどうか判断する必要があるかを取り上げます。
隣の住宅との間隔
隣の住宅との間隔をチェックし、地面に跳ねた雨水が隣の住宅の外壁などに付かないかどうか判断するのが大事。
雨樋を無くすのであれば軒先を大きく出すことをおすすめします。
なぜなら外壁に雨水が跳ねるのを防ぐことが出来ます。
隣の住宅が汚れることでトラブルが発生する可能性もあります。
地面はどのようになっているか
地面が砂利やコンクリートの場合、雨樋を付けないのも選択肢のひとつに挙げられます。
土の場合は雨樋を付けて、外壁などが汚れるのを避けておきたいところ。
屋根修理・屋根リフォームを行う業者の選び方
屋根修理・屋根リフォームで雨樋を新たに付ける際、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
トラブルを避けるためにも、情報収集を行い、相談するかどうか判断したいところ。
ここでは、屋根修理・屋根リフォームを行う業者の選び方について触れていきます。
どのような実績があるか
気になる業者を見つけた際、施工実績をチェックする必要があります。
施工内容はもちろん、工期や費用、口コミなどを踏まえ、相談するかどうか判断してください。
公式サイトに掲載されている写真から施工のイメージを掴むのが大切です。
どのようなスタッフが在籍しているか
屋根修理・屋根リフォームに関する知識や技術が優れているスタッフに施工を任せたいと感じているのではないでしょうか?
スタッフが取得している資格をチェックした上で依頼するかどうか判断することをおすすめします。
どのようなサービスを提供しているか
業者が提供しているサービスも選ぶ決め手。
雨樋の修理・交換以外にどのようなサービスを利用できるかを踏まえた上で屋根修理・屋根リフォームを進めることが大切です。
見積もりが分かりやすいか
見積書に記載されている内容を一通りチェックし、契約を進めることになります。
使用する部材などについて分からないことがある場合は業者に質問し、疑問を解消してください。
疑問をそのままにしておくと、後でトラブルに発展するかもしれません。
どのような保証があるか
雨樋を付けた後もメンテナンスを定期的に行うことが重要。
保証内容が充実しているかどうか把握することをおすすめします。
業者によって保証内容が異なります。
まとめ
雨樋は無くても法律上問題ないです。
また自宅の周辺が森で囲まれている場合などは不要です。
ただし、雨樋が無いことで雨漏りなどの問題に悩まされる可能性があることを意識しておきたいところ。
雨樋について業者に一度相談し、付けるかどうか判断してください。
屋根修理や雨樋リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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