2023年11月07日
雨樋の点検は自分で出来る?!
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
雨樋の修理・交換が必要かどうかを自分で把握したいと感じている方が多いのではないでしょうか?
今回は雨樋の点検を自分でできるのかどうかについて解説するので、気になる方は一度参考にしてください。
雨樋の点検自体は自分でできる
雨樋に問題ないかどうか点検することは自分で行うことが可能。
ただし、点検するためには知識や技術などが必要です。
雨樋を点検する際のポイント
雨樋を自分で点検する際、どのような部分をチェックすれば良いか気になっている方が多いのではないでしょうか?
点検する際の主なポイントは以下の通り。
・ゴミなどが雨樋に詰まっていないか
・雨樋が変形していないか
・接続部や金具が外れていないか
・ひび割れしていないか
・雨漏りが起きているかどうか
屋根修理・屋根リフォームを近いうちに予定している方のために各ポイントについて説明します。
ゴミなどが雨樋に詰まっていないか
雨樋にゴミや落ち葉などが入り込み、詰まらせてしまう場合があります。
点検時に雨樋が詰まっていないかどうかチェックし、掃除することが大切。
台風の後や落ち葉の季節に雨樋が詰まりやすいです。
場合によっては、奥にゴミなどが入り込んでいるかもしれません。
以下の動画も参考にしてみてください。
雨樋が変形していないか
飛来物や雪などにより、雨樋が変形する場合があるので注意したいところ。
変形に伴い、勾配が変わってしまいます。
結果、雨水が流れにくくなるなどの問題が発生します。
自分で点検する際は雨樋が変形していないかチェックしてください。
接続部や金具が外れていないか
接続部や金具が外れかけていないかどうか把握し、雨樋の修理・交換を行うことが大切です。 接続部や金具に問題があると、水漏れや水が流れにくくなるため、注意したいところ。
年数の経過に伴い、接続部などが劣化します。
ひび割れしていないか
雨樋を点検する際、ひび割れしているかどうか把握してください。
破損状態によっては新しい雨樋に交換することになるかもしれません。
雨漏りが起きているかどうか
雨樋に問題がある場合、雨漏りが起きやすくなります。
雨漏りを放置し続けていると、被害が大きくなってしまうので注意しましょう。
雨漏りが起きる前に雨樋の修理・交換ができるかどうかが重要です。
雨樋を点検する際の注意点
雨樋の点検を自分で行う際、いくつか注意しないといけない部分があります。
主な注意点は以下の通り。
・高所での作業が伴う
・雨樋を壊さないように点検を進める
・十分な知識が必要
・手間がかかる
ここでは、点検時の注意点について説明します。
高所での作業が伴う
雨樋の点検は高所での作業が伴うため、転落などの危険性があります。
安全管理を行った上で点検を進めることが大切。
自撮り棒などを使ってバルコニーなどから点検することをおすすめします。
雨樋を壊さないように点検を進める
点検の方法によっては雨樋を壊してしまう恐れがあるので、注意してください。
雨樋を強く掴む・体重をかけ過ぎるなど、壊れる原因はいくつかあります。
十分な知識が必要
雨樋の点検は十分な知識が必要です。
目視だけで変形などを把握することができますが、場合によっては変形などを見逃してしまうかもしれません。
定期的に点検・メンテナンスを業者に依頼することをおすすめします。
手間がかかる
雨樋の点検のためにはしごや脚立などを用意することになります。
人によっては道具を揃えるのが面倒だと感じているのではないでしょうか?
雨樋の点検・修理・交換を行う業者の選び方
雨樋の点検・修理・交換を業者に依頼する際、情報収集を行うことが大切。
トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を見つけましょう。
ここでは、業者の選び方について紹介します。
屋根修理・屋根リフォームを予定している方は参考にしてください。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去の施工事例をチェックすることをおすすめします。
公式サイトに掲載されている写真や施工内容、工期などから施工のイメージを掴んでください。
口コミの内容を踏まえ、相談するかどうか判断したいところ。
提供しているサービスの内容
業者によって提供しているサービスの内容が異なります。
サービスの内容を一通りチェックし、依頼するかどうか判断してください。
見積書の分かりやすさ
見積書に一体どのような内容が記載されているかも選ぶ決め手。
使用する部材や施工内容、費用の内訳などを細かくチェックしましょう。
保証内容
雨樋の点検・修理・交換が済んだ後も定期的にメンテナンスを行うことになります。
保証内容が充実しているかどうかが業者選びのポイントです。
まとめ
雨樋の点検自体は自分でもできますが、場合によっては危険が伴うので注意が必要。
普段から住宅の状態に気を配り、不具合をいち早く見つけましょう。
住宅について悩みがある方は信頼できる業者に相談し、適切なアドバイスを頂くことをおすすめします。
できる限り早めに雨樋などの不具合の対処を行い、思い入れのある住宅に1日でも長く住み続けられるようにしてください。
雨樋修理や雨樋リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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