2023年10月31日
ポリカ屋根の固定方法とは?!
ポリカ屋根は耐久性に優れており、さまざまな建物に用いられています。
近いうち、屋根修理・屋根リフォームを予定しているものの、どの屋根材にするか迷っている方も多いのではないでしょうか?
各屋根材の耐久性や固定方法などをチェックし、屋根修理・屋根リフォームに用いる屋根材を決めるのが大切。
今回はポリカ屋根の固定方法について説明します。
どのような物でポリカ屋根を固定するのか
ポリカ屋根を固定する際、一体どのような留め具を用いるのか気になっている方が多いのではないでしょうか?
固定するための留め具は以下の通り。
・ビス
・傘釘
・ポリカフック
・フックボルトセット
まずは各留め具について紹介するので、屋根修理・屋根リフォームを予定している方は一度参考にしてください。
ビス
ビスは上部に傘のようなカバーが付いた留め具を指します。
電動ドライバーを用いてポリカ屋根に取り付けます。
下地にねじ込むようにするのがポイント。
傘釘
傘釘は木の下地の場合に用いられる留め具です。
芯の部分に刻みが入っており、ねじるように差し込み、ポリカ屋根を固定します。
ポリカ屋根の山部分が傘のような頭部に被さるので、雨漏り対策に適しているのがポイント。
ポリカフック
ポリカフックはポリカ製の留め具です。
しの字のようなフックをしているのが特徴に挙げられます。
フックの長さを下地に合わせるのが固定する際のポイント。
ポリカ屋根に穴を開けたら、先端を差し込んで引っ掛けるようにしてポリカ屋根を固定させます。
フックボルトセット
フックボルトセットはL字型の金属製フックが用いられた留め具。
穴を開けた下地に引っ掻けるようにして留めます。
耐久性に優れているのがメリットです。
ポリカ屋根の固定方法
ポリカ屋根の固定を行う際、1つ1つの手順を押さえましょう。
ここでは、ポリカ屋根の固定方法について説明します。
ポリカを切断する
まずは屋根のサイズに合わせてポリカを丁寧に切断してください。
切断する際、波板鋏などを用います。
留め具を取り付ける箇所を決める
次に留め具を取り付ける箇所を決めます。
決まったら、印をしましょう。
間違った箇所に穴を開けないようにするのが印をする目的。
幅方向の重ね代は2.5山以上にするのがポイントです。
重ね代部分は固定します。
流れ方向に継ぐ際は風下側からポリカを葺いてください。
理由は雨漏りによる被害を防ぐため。
ポリカに穴を開ける
印をし終えたら、ポリカに穴を開けてください。
電動ドリルまたはキリを用います。
穴を開ける際、留め具のサイズをチェックするのが大事。
留め具で固定する
穴を開け終えた後、留め具でポリカ屋根を固定します。
上から固定していくのが基本。
垂木・野縁・ポリカの順に取り付けてください。
また、はしごを置くスペースがあるかどうか把握するのも大切です。
ポリカ屋根を固定するための道具をどこで購入できるのか
ポリカ屋根を固定するためのビスなどを一体どこで揃えるのか気になっている方が多いのではないでしょうか?
ビスなどの道具はホームセンターや工具店、通販サイトを利用することになります。
店舗を利用する際、在庫があるかどうか確認することが大事。
また、ポリカやビスなどを買い直すことがないように商品の特徴を細かくチェックしてください。
DIYでポリカ屋根を固定できるのか
ポリカ屋根の固定をDIYで済ませることが可能です。
ただし、道具を揃える手間がかかるだけでなく、高所からの転落などのリスクが伴います。
施工を成功させるためには、十分な知識と技術が必要。
DIYで済ませる自信がない場合は業者に依頼することをおすすめします。
ポリカ屋根の固定を行う業者の選び方
ポリカ屋根の固定を行う業者は複数存在しており、数ある中から信頼できる1社を選んでください。
トラブルを避けるためにも、情報収集を入念に行っておきたいところ。
ここでは、業者の選び方について説明します。
ポリカ屋根の扱いに慣れているか
過去の施工事例から一体どのような施工に携わっているかをチェックしてください。
工期や費用を把握し、屋根修理・屋根リフォームのイメージを掴むのが大切です。
ポリカ屋根の扱いに慣れている業者に依頼することをおすすめします。
細かく点検を行うかどうか
正確な見積書を作成するためには、どのような点検を行っているかも重要。
業者によってはドローンを利用し、はしごが届かない屋根の不具合をチェックしています。
点検内容を基に作成された見積書の内容に疑問がある場合、業者に質問しましょう。
疑問をそのままにしておくと、後でトラブルの原因になるかもしれません。
保証が充実しているか
屋根修理・屋根リフォーム後も定期的にメンテナンスを行い、不具合を解消する必要があります。
業者が一体どのような保証を用意しているかを踏まえ、相談・契約を進めましょう。
住宅が建っている場所が施工エリアの範囲内か
施工エリアの範囲内かどうかを踏まえ、依頼するかどうかの判断が求められます。
業者によっては施工エリアの範囲外でも依頼を受け付けている場合があります。
ただし、交通費などがかかるかもしれないため、注意が必要。
まとめ
ポリカ屋根はビスなどを用いて固定します。
施工を行う際、道具を揃える手間だけでなく、知識や技術、安全管理が必要です。
転落などのリスクが伴うため、DIYはできる限り避けておきたいところ。
信頼できる業者に一度相談してはいかがでしょうか?
屋根修理やポリカ屋根のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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