2023年09月15日
ガルバリウム外壁のメンテナンス方法とは?!
思い入れのある住宅に長期間住み続けるためには、定期的にメンテナンスを行うことが重要。
普段から住宅の状態に気を配っている方も多いのではないでしょうか?
今回はガルバリウム外壁のメンテナンス方法について解説します。
ガルバリウム外壁のメンテナンス方法
ガルバリウム外壁のメンテナンス方法として、以下のものが挙げられます。
・水圧による洗浄
・外壁塗装
・部分補修
・カバー工法
・葺き替え工法
これから、リノベ・リフォームを予定している方に向けて各メンテナンス方法について紹介するので、気になる方は一度チェックしてください。
水圧による洗浄
定期的に水をかけ、ガルバリウム外壁を綺麗にすることが大切です。
水圧が強過ぎると、表面が傷むので強い力を加えないようにしましょう。
布や柔らかいスポンジで汚れを拭き取ります。
ガルバリウム外壁についた汚れにより、住宅の雰囲気を損なってしまう点に注意してください。
水圧による洗浄を行う頻度は1年に1回。
ただし、沿岸部に近い住宅や酸性雨の降る地域の場合、1~3ヵ月に1回の頻度でガルバリウム外壁を綺麗することをおすすめします。
外壁塗装
外壁塗装もガルバリウム外壁のメンテナンス方法。
定期的に外壁塗装を行い、住宅の雰囲気を保ちましょう。
経年劣化により、塗膜が剥がれてしまいます。
塗膜が剥がれた部分を放置していると、ガルバリウム外壁の劣化を促進させてしまうので、注意してください。
部分補修
ガルバリウム外壁に傷やサビが見られる場合、部分補修を行います。
場所によっては高所での作業が必要になるので、業者に依頼し、適切なメンテナンスを行うのが大事。
状態によっては補修箇所が多いかもしれません。
カバー工法
ガルバリウム外壁が著しく劣化している場合、カバー工法を行う場合があります。
カバー工法は既存のガルバリウム外壁の上に新しい外壁を重ねるメンテナンス方法。
屋根の補修にも、カバー工法が用いられます。
張り替え
塗装やカバー工法で対処できない場合、新たな外壁に張り替えることになります。
費用が他の方法に比べてかかってしまう点に注意してください。
下地の状態を確認できるのがメリットです。
ガルバリウム外壁のメンテナンスが必要かどうか判断するポイント
ガルバリウム外壁のメンテナンスが必要なタイミングかどうかを判断するポイントが何点か存在します。
普段から住宅の状態に気を配りつつ、必要に応じてメンテナンスを心掛けるのが大事。
メンテナンスが必要かどうか判断するポイントとして、以下のものが挙げられます。
・色褪せ
・チョーキング
・コケ
・サビ
・シーリングの劣化 場合によっては想像以上に劣化が進行しているかもしれません。
ここでは、メンテナンスが必要なタイミングについて解説します。
色褪せ
年数の経過と共にガルバリウム外壁の塗装が色褪せていきます。
塗装が色褪せることにより、住宅の雰囲気が変わってくるので、注意が必要。
チョーキング
チョーキングは塗膜が劣化することで顔料が表面に現れる状態を指します。
ガルバリウム外壁に触れた際、白い粉がついた経験があるのではないでしょうか?
チョーキングを確認したら、ガルバリウム外壁のメンテナンスを行う必要があります。
コケ
湿気の多い場所に住宅が建っている場合、コケが発生しやすいです。
コケも住宅の雰囲気を悪くするもののひとつ。
ガルバリウム外壁にコケを確認した際はいち早くメンテナンスを行いましょう。
サビ
ガルバリウム外壁はサビにくい外壁ですが、年数の経過と共にサビが見られるようになります。
サビの有無もメンテナンスを行うかどうかの判断基準。
傷や凹みがある場合、傷ついた箇所からサビが発生しやすくなるので注意してください。
シーリングの劣化
外壁と外壁の繋ぎ目に用いられているシーリングが劣化している際、ガルバリウム外壁のメンテナンスを行うことをおすすめします。
シーリングは窓枠などに用いられています。
劣化しやすい箇所なので、ガルバリウム外壁のメンテナンスを行う際はシーリングの状態も意識しておきたいところ。
ガルバリウム外壁のメンテナンスを怠ることで生じる問題
ガルバリウム外壁のメンテナンスを怠り続けると、一体どのような問題が発生するか疑問に感じているのではないでしょうか?
劣化が促進することにより、ひび割れなどが発生し、雨漏りが起きる恐れがあります。
雨漏りは木材の腐食やシロアリやカビなどが発生する原因。
最悪の場合は倒壊に繋がるので、ガルバリウム外壁のメンテナンスを怠らないようにしてください。
ガルバリウム外壁のメンテナンスについて業者に相談するのが大事
ガルバリウム外壁だけでなく、屋根などにも不具合が発生している可能性もあります。
住宅の状態を理解した上で適切な方法でメンテナンスを進めたいと感じている方は信頼できる業者に依頼しましょう。
業者によっては、ガルバリウム外壁を扱っていない点に注意。
気になる業者を見つけた際は過去の施工事例などをチェックし、ガルバリウム外壁を扱っているかどうか把握してください。
まとめ
ガルバリウム外壁のメンテナンス方法として、水圧による洗浄や外壁塗装、部分補修などが挙げられます。
状態によっては大規模なリノベ・リフォームを行う可能性もあります。
同じ住宅に少しでも長く住み続けるためには、普段からガルバリウム外壁などの状態に気を配ることが大切。
住宅について何か分からないことがある際は業者に一度相談してはいかがでしょうか?
ガルバリウム外壁のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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