2023年09月03日
ディプロマットスターってどんな屋根材?!
屋根修理や屋根リフォームを検討していく中で初めて耳にする屋根材があると感じている方が多いのではないでしょうか?
各屋根材の特徴を踏まえ、どのような施工を進めていくかが重要になってきます。
今回はディプロマットスターについて解説します。
ディプロマットスターとは
ディプロマットスターは、株式会社ディートレーディングが輸入販売している屋根材。
自然石粒鋼板製屋根材と呼ばれています。
日本だけでなく、70ヵ国以上で用いられた実績を持ちます。
仕様は以下の通り。
・材質:ジンカリウム鋼板0.39mm
・寸法:1350mm×405mm
・働き寸法:1300mm×362mm
・重さ:6kg/㎡
・施工可能範囲:勾配が2.5寸以上
ジンガルバリウム鋼板は錆びに強いのが特徴に挙げられます。
カラーバリエーションはこの4色
ディプロマットスターなどの屋根材選びのポイント
ディプロマットスターなどの屋根材選びを行う際、どのような点を押さえる必要があるか把握するのが大切です。
屋根材選びのポイントは以下の通り。
・耐久性に優れているか
・重量はどのくらいか
・どのようなデザインか
・暑さや寒さ対策が行えるか
・施工可能範囲がどのくらいか
これから、屋根修理や屋根リフォームを予定している方のために各ポイントについて説明します。
耐久性に優れているか
耐久性に優れているかどうかは屋根材選びのポイント。
材質はもちろん、台風に強いかどうかを踏まえ、屋根修理や屋根リフォームを進めていくことが大切です。
重量はどのくらいか
屋根材によって重量が異なります。
重量が軽ければ軽い程、地震で揺れにくくなるので、地震対策を意識している方は重量も意識しておきたいところ。
どのようなデザインか
屋根材のデザインや色によって、住宅の印象が変わってきます。
納得のいく屋根修理や屋根リフォームを行うためにも、デザインや色も意識することをおすすめします。
暑さや寒さ対策が行えるか
断熱性や遮熱性に優れているかどうかも屋根材選びの決め手。
夏の暑さや冬の寒さにより、過ごしやすさが変わってきます。
快適な空間づくりを行うためにも、屋根材の断熱性や遮熱性も意識することが重要です。
施工可能範囲がどのくらいか
屋根の勾配によって、どの屋根材が用いられるかが変わってくるので注意したいところ。
気になる屋根材を見つけた場合は施工可能範囲をチェックし、屋根修理や屋根リフォームに用いるかどうか判断してください。
ディプロマットスターは一体どのような方に適しているか
ディプロマットスターは一体どのような方に適しているか気になっている方も多いのではないでしょうか?
主に以下の方がおすすめ。
・長期間にわたって設置できる屋根材を求めている方
・地震や台風による被害をできる限り最小限に抑えたい方
・太陽光発電を予定している方
ここでは、ディプロマットスターが適している方について説明します。
長期間にわたって設置できる屋根材を求めている方
ディプロマットスターの保証期間は30年。
少しでも長く設置し続けたいと感じている方は一度チェックしてはいかがでしょうか?
地震や台風による被害をできる限り最小限に抑えたい方
ディプロマットスターは軽くて耐震性に優れているだけでなく、インターロッキング工法により強風に耐えられるようになっているのもポイントです。
自然災害による被害を最小限に抑えたいと考えている場合、設置するかどうか一度検討することをおすすめします。
太陽光発電を予定している方
ディプロマットスターは太陽光パネルを設置しやすいのがポイント。
太陽光発電によって光熱費の節約を検討している方は選択肢のひとつに入れてはいかがでしょうか?
ディプロマットスターについて業者に相談するのが重要
ディプロマットスターを用いた屋根修理や屋根リフォームを予定している方は業者に一度相談したいところ。
トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を見つけるのが大切です。
最後に、業者選びのポイントについて解説します。
ディプロマットスターの扱いに慣れているか
気になる業者を見つけた際、ディプロマットスターの扱いに慣れているかどうかチェックしてください。
過去の施工事例から、どのような屋根修理や屋根リフォームに携わってきたかを把握することができます。
細部まで点検するか
現地調査を丁寧に行うかどうかも選ぶ決め手。
適切な施工を行うためには、色褪せや塗膜の剥がれ、ひび割れなどが起きているかなどを把握する必要があります。
どのような見積もりを出すか
見積もり内容を踏まえ、契約進めるかどうかの判断が求められます。
業者に見積もり内容について質問し、屋根材などに関する疑問を解消してください。
疑問をそのままにしておくと、後でトラブルに発展するかもしれません。
アフターフォローが充実しているか
屋根修理や屋根リフォームが済んだら終わりではなく、その後のメンテナンスも重要になってきます。
どのようなアフターフォローを行うかを踏まえた上で依頼するかどうか判断しましょう。
まとめ
ディプロマットスターは錆びに強いジンガルバリウム鋼板が用いられている屋根材。
保証期間が長く、地震や台風の対策が行えます。
屋根材選びなどについて悩みがある方は業者に一度相談してはいかがでしょうか?
適切なアドバイスを受けつつ、屋根修理や屋根リフォームを進めるのが大切です。
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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