2023年08月20日
台風で雨樋が壊れて修理を予定している方も多いのではないでしょうか?
自然災害により、住宅に甚大な被害を与える場合があります。
台風の後、住宅の状態を把握し、屋根修理または屋根リフォームを行うのが大切。
今回は台風で壊れた雨樋を保険で修理できるかどうかについて解説します。
台風で壊れた雨樋を火災保険で修理できる場合がある
火災保険で台風によって壊れた雨樋を修理できる場合があります。
自然災害が起きた後、保険会社や代理店に相談を進めるのが大事。
雨樋以外にも破損している箇所があるのを確認するのが屋根修理を進める際のポイントです。
火災保険で補償される損害
火災保険で補償される損害に一体どのようなものがあるか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?
主に以下の損害を補償します。
・火災
・風災
・雪災
・水災
・ガス漏れなどが原因で起きる爆発
・破裂
・給排水設備の故障などによる水漏れ
・物体の落下
・飛来
・衝突による損害
・盗難
火災保険はさまざまな損害に対応しています。
保険会社によって、火災保険の内容が異なるので、契約する際は細かくチェックするのが大事。
台風で壊れた雨樋を火災保険で修理するための条件
台風で壊れた雨樋を火災保険で修理するためには、いくつか条件が存在します。
補償されるかどうかを踏まえた上で屋根修理または屋根リフォームを進めてください。
火災保険で修理するための条件は以下の通り。
・経年劣化による破損でないこと
・被害額が20万円以上の損害
・台風による損害が発生してから3年以内
・強風による損害であること
・雪害による破損
・保険料
・住宅ローンを滞納していないこと
各条件について説明するので、雨樋の修理を予定している方は一度参考にしてください。
経年劣化による破損でないこと
経年劣化による屋根や雨樋などの破損は火災保険が適用されません。
同じ住宅に長期間にわたって住み続けるためにも、普段からメンテナンスを心掛けましょう。
被害額が20万円以上の損害
台風による損害が20万円以上の場合、壊れた雨樋を修理できる可能性があります。
20万円に満たない場合、補償されないため、注意してください。
ただし、火災保険によっては損害額からあらかじめ設定した自己負担額を差し引いた金額を受け取れる方式を採用しているケースも存在します。
火災保険に加入する際、保険金を受け取るための条件を把握しておくことが大切です。
自己負担額を設定する火災保険に加入する際、貯蓄に余裕があるかどうかも意識したいところ。
台風による損害が発生してから3年以内
自然災害による被害に遭った日から3年以内に火災保険を申請するのも条件のひとつ。
できる限り早めに屋根修理または屋根リフォームを済ませるのが重要です。
雨樋を壊れたままにしておくと、雨水が外壁を流れ、腐食させてしまう可能性があります。
強風による損害であること
強風による損害と保険会社から認められるのも火災保険で雨樋を修理するための条件。
多くの方が強風かどうかを判断するための基準は一体何か疑問に感じているのではないでしょうか?
最大瞬間風速により、強風かどうかが判断されます。
強風とは、最大瞬間風速20m/秒以上の風。
雪害による損害
あまり知られていませんが雪害により雨樋は破損します。
特に普段雪の降らないエリアに住んでいる方は
雨樋の破損が雪の影響だとは考えないと思います。
とくに数年に一度の大雪の時に破損が発生しやすくなります。
保険料・住宅ローンを滞納していないこと
保険料または住宅ローンを滞納していると、火災保険による補償が適用されません。
普段から収入と支出のバランスを意識し、保険料または住宅ローンを滞納しないことが大切です。
雨樋などの修理は信頼できる業者に依頼するのが大事
雨樋の修理を行う際、信頼できる業者を見つけられるかどうかがポイント。
屋根修理または屋根リフォームに携わっている業者は数多く存在します。
トラブルを避け、施工を進めましょう。
最後に、業者を選ぶポイントを何点か紹介するので一度参考にしてください。
火災保険に関する十分なアドバイスを行うかどうか
火災保険について適切なアドバイスを行うかどうかが依頼するかどうかの判断基準のひとつです。
補償されなかった場合、一体どのような提案を行うかも重要になってきます。
また、台風などが起きた後、保険金詐欺を行う悪徳業者による被害を避けたいところ。
トラブルに巻き込まれないようにするのも屋根修理または屋根リフォームの一環です。
見積もり内容が分かりやすいかどうか
見積もり内容をチェックし、依頼するどうか検討しましょう。
費用について分からないことがある際は業者に相談し、屋根修理または屋根リフォームに関する悩みを解消してください。
どのような保証を用意しているか
業者が用意している保証内容を踏まえた上で契約を進めていくのが重要です。
雨樋を修理して終わりではなく、その後のメンテナンスも長期間にわたって住み続けるポイント。
まとめ
雨樋が台風で壊れた際、火災保険で直せる場合もあれば、直せない場合もあります。
加入している火災保険の内容をチェックし、補償が適用されるかどうか把握してください。
また、雨樋を壊れたままにしておくと、外壁の腐食などの問題に発展する恐れがあるので、注意が必要。
屋根修理または屋根リフォームを近いうちに予定している方は信頼できる業者に相談し、施工を進めましょう。
業者によっては思いもよらないアドバイスを頂けるかもしれません。
雨樋(あまとい・あまどい)の交換や修理ご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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