2023年08月18日
台風で屋根が壊れた!保険で直せる?!
台風が直撃し、さまざまな被害をもたらす場合があります。
自然災害が起こった後、住宅の状態に気を配ることが大事。
台風で屋根が壊れたなどの悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
今回は台風で壊れた屋根を火災保険で直せるかどうかについて解説します。
台風で壊れた屋根を火災保険で直せる場合がある
台風によって屋根が壊れた場合、火災保険の風災補償で直せる場合があります。
火災保険の補償項目は保険会社ごとに異なるため、加入時にチェックすることが大切。
主な補償内容は以下の通りです。
・風災
・火災
・ガスによる爆発
・破裂
・落雷
・豪雨や台風などによる水災
・盗難
・物体の飛来
・落下による損害
どのタイミングで予想外の事態が起きるか分からないため、火災保険をいくつかチェックし、納得のいく火災保険に加入することをおすすめします。
台風で壊れた屋根を火災保険で直すための条件
火災保険で屋根を直すためには、いくつか条件が存在するので注意が必要。
風災補償が適用される条件として、以下のものが挙げられます。
・強風による被害
・被害額が20万円以上
・台風による被害に遭った日から3年以内
・保険料・住宅ローンを滞納していないこと
各条件について解説するので、屋根修理を検討している方は一度参考にしてください。
強風による被害
台風で壊れた屋根を修理する際、強風による被害と認められる必要があります。
どのような基準で強風と判断されるのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
強風かどうかの判断基準は瞬間最大風速。
最大瞬間風速が20m/秒以上で風災補償が適用されます。
インターネット上で最大瞬間風速に関するデータを調べることができます。
屋根が壊れた原因が分からない場合、火災保険で修理を行うことができないので注意してください。
業者に依頼し、屋根が壊れた原因を調査し、風災補償が適用されるかどうか把握必要があります。
被害額が20万円以上
被害額が20万円以上であるかどうかも火災保険で屋根の修理ができるかどうかの条件。
20万円に満たないと、風災補償が適用されない場合が多いです。
免責方式の火災保険の場合、損害額から免責金額を差し引いた金額になるので、注意しましょう。
台風による被害に遭った日から3年以内
台風による被害に遭った日から3年以上経ってしまうと、風災補償が適用されなくなります。
3年以内に保険金を請求し、屋根修理を行うのが大事。
保険料・住宅ローンを滞納していないこと
火災保険の保険料や住宅ローンを滞納していると、風災補償が適用されないため、注意してください。
普段から収入と支出の管理を行う必要があります。
経年劣化と判断される可能性がある点に注意
自然災害で屋根などが壊れたとしても、経年劣化と判断される可能性があります。
経年劣化による損害は補償が受けられません。
台風で壊れた屋根を火災保険で直す際の流れ
火災保険で保険金を請求する際、どのような流れで手続きを行うか知っておくことが重要。
大まかな流れは以下の通りです。
保険会社に火災保険を申請
↓
必要書類に必要事項を記入
↓
鑑定人による現地調査
↓
保険金の入金
すぐに保険金が受け取れるわけではないため、注意してください。
ここでは、保険会社から保険金が入金されるまでの流れについて解説します。
保険会社に火災保険を申請
契約している保険会社に台風の被害に遭ったことを連絡し、火災保険の申請をまず行います。
必要書類に必要事項を記入
保険会社から送られてきた必要書類に必要事項を記入。
台風による被害状況を撮影した写真と屋根修理の見積書が必要です。
必要事項を記入し終えたら、保険会社に返送してください。
鑑定人による現地調査
必要書類が受理された後、保険会社から鑑定人が派遣。
現地調査で風災補償が適用されるかどうか判断します。 場合によっては現地調査が行われません。
保険金の入金
支払われる保険金の金額が確定した後、師弟の口座に保険金が入金されます。
自然災害による被害が集中していると、支払いが遅れる可能性があります。
屋根修理は信頼できる業者に依頼するのが大事
台風で屋根が壊れた際、信頼できる業者を見つけることが大事。
最後に、業者の選び方を何点か紹介するので、屋根修理や屋根リフォームを予定している方は参考にしてください。
火災保険に関するノウハウがあるかどうか
火災保険に関するノウハウがあるかどうかは依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
風災補償が適用されなかった場合にどのような施工を行うかなどのアドバイスを聞いた上で契約を進めるのが重要。
火災保険について分からないことを質問し、屋根修理の不安を解消してください。
強引に契約を迫らないかどうか
トラブルを避けるためにも、強引に契約を迫る業者は選択肢から外すことが大切です。
台風による被害に遭った後、悪徳業者が訪れる場合があります。
保険金で屋根修理ができると言われても、すぐに契約しないようにしてください。
嘘の理由で火災保険を申請すると、詐欺罪に問われる可能性があるため、注意が必要。
過去の施工事例
過去の施工事例をチェックし、屋根修理に関するノウハウがあるかどうか判断しましょう。
業者の設立年や創業年で屋根修理や屋根リフォームにどのくらい携わっているか把握できます。
まとめ
台風で屋根が壊れた際、条件次第で火災保険の風災補償が適用される場合があります。
保険料・住宅ローンを滞納していると、風災補償が適用されないので注意が必要。
これから、屋根修理を予定している方は信頼できる業者や保険会社に一度相談してください。
台風の屋根雨漏り被害や屋根雨漏り修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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