2023年08月13日
台風で屋根被害があったときの応急処置方法って?!
台風で屋根被害に遭った際、いち早く応急処置を行う必要があります。
応急処置を行いたいものの、一体どのような方法か分からないと疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は、台風で屋根被害に遭った時の応急処置方法について解説します。
台風で屋根被害に遭うと一体どのような問題が発生するか
台風の屋根被害を放置し続けると、被害がさらに大きくなってしまいます。
自然災害に遭った後は住宅の状態を一通りチェックし、屋根被害の有無などを確認するのが大事。
屋根被害により発生する主な問題として以下のものが挙げられます。
・カビの発生
・木材の腐食
・シロアリの発生
・壁紙の剥がれ
・家財の水濡れ
・電化製品
・電気配線の漏電による発火
人によって、被害の大きさが異なります。 住宅の倒壊や火災に発展しないよう、いち早く対処しましょう。
台風で屋根被害に遭った時の応急処置方法
台風で屋根被害に遭った時の応急処置方法はブルーシートを屋根にかけること。
行う際は安全を十分確保することが大切です。
天候が回復したら、屋根修理や屋根リフォームを進めていきます。
早速ですが、台風で屋根被害に遭った後にブルーシートのかける手順を紹介するので、気になる方は参考にしてください。
重し作り
砂利や瓦を土嚢袋に入れた後、紐で口を縛ります。
重しをもう1つ作ったら、最初に作った重しの紐と2つ目の重しの紐を結び合わせます。
同様の工程を2回行い、結び合わせた重しを合計3セット用意。
また、単体で使う重しを5、6個用意してください。
ブルーシートを被害に遭った箇所にかける
台風の被害に遭った箇所にブルーシートをかけます。
ポイントは被害に遭った箇所よりも広い範囲でかけること。
雨水が屋内に侵入させないことが大切です。
ブルーシートに重しを乗せる
屋根の頂上をまたぐように結び合わせた重しをブルーシートに乗せてください。
屋根とブルーシートの隙間が無くなるようにするのが乗せる際のポイントです。
隙間を無くす方法はブルーシートを引っ張り、空気を抜くこと。
その後、ハトメの部分に単体で使う重しの紐を括りつけ、ブルーシートに乗せたら完了です。
ブルーシートを選ぶ際のポイント
すぐに屋根修理や屋根リフォームができない場合があります。
耐久性の高いブルーシートを用いて、被害を拡大させないのも家族や家財などを守るポイント。
台風で屋根被害に遭った際に応急処置を行う際の注意点
応急処置を進めていく上で一体何に注意しないといけないか気になっている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、応急処置に関する注意点を何点か取り上げます。
安全確保のための道具を用意する
屋根の上で作業を進めていくことになるため、安全を確保しましょう。
梯子やヘルメット、安全帯などの道具が応急処置を行う際に必要です。
下記のサイトも参考にしてみてください。
天候をチェック
また、雨や強風の日は滑りやすくなります。
天候の良い日に行うのが転落などのリスクを最小限にするポイント。
2人で作業を進める
事故などに備え、2人で応急処置を進めるのが重要です。
下で作業を見守る人間を用意し、事故などを未然に防ぎます。
無理にDIYで済ませない
十分な知識や技術がない状態で無理に応急処置をするのは避けてください。
DIYで済ませようとすると、転落などの事故が発生するだけでなく、屋根材などを破損させてしまう恐れがあります。
結果的に屋根修理や屋根リフォームの費用が想像以上にかかってしまうかもしれません。
台風で屋根被害に遭った際は業者に連絡し、屋根修理または屋根リフォームを進めることをおすすめします。
屋根修理または屋根リフォームを行う業者を選ぶポイント
屋根修理または屋根リフォームを業者に依頼する際、ポイントを何点か押さえることが大切。
業者とのトラブルを避け、1日でも早く施工を完了させましょう。
ここでは、業者選びのポイントについて解説します。
火災保険について十分な知識があるか
屋根被害の状況によっては、火災保険で屋根修理または屋根リフォームできない可能性もあります。
気になる業者を見つけたら、火災保険に詳しいかどうかチェックしてください。
見積もり内容が分かりやすいか
トラブルを避けるためにも、見積もり内容を把握することが重要です。
見積もりに関する疑問を業者に質問し、屋根修理または屋根リフォームの悩みを解消しましょう。
どのような保証があるか
業者によって、保証内容が異なります。
屋根修理または屋根リフォームが済んだら終わりではなく、その後のメンテナンスも重要。
どのような保証があるかを把握した上で依頼するかどうか判断してください。
施工実績が豊富かどうか
過去にどのような屋根修理または屋根リフォームに携わったかも選ぶ決め手です。
公式サイトに掲載されている写真や工期、費用などをチェックした上で相談することをおすすめします。
まとめ
台風で屋根被害に遭った際、ブルーシートを屋根に被せて応急処置を行うことが大切です。
雨水が屋内に侵入するのを防ぎ、被害が拡大するのを防ぐのが応急処置の目的。
転落などのリスクもあるので、無理にDIYで済ませようとするのは避けましょう。
台風が去った後、業者に連絡し、応急処置や屋根修理を進めてください。
台風の屋根被害や屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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