2023年07月17日
住宅に用いられている屋根材は多岐に渡ります。
屋根材の特徴を理解した上で適切なメンテナンスを行うのが重要。
今回は、コロニアルネオ(NEO)について解説します。
屋根修理や屋根リフォームに関心のある方は一度参考にしてください。
コロニアルネオとは
コロニアルネオ(NEO)は2001年にクボタから発売された屋根材。
アスベストが含まれておらず、多くの住宅に用いられています。 販売された期間は約7年間です。
コロニアルネオの耐用年数
コロニアルネオ(NEO)の耐用年数は約15~20年。
約10年経過すると、ひび割れや欠けなどの問題が目立つようになります。
問題が生じやすい部分は先端部分です。
コロニアルネオ(NEO)が用いられている場合、先端部分などを一度チェックしてはいかがでしょうか?
ひび割れなどが目立つ場合は屋根修理や屋根リフォームを早めに行うことをおすすめします。
見た目上の特徴
コロニアルネオ(NEO)には、一体どのような特徴があるか気になっている方も多いのではないでしょうか?
屋根材には、それぞれ違った特徴が存在します。
コロニアルネオ(NEO)の主な特徴は以下の通り。
・角が斜め
・端の凸部と凹部が半々
住宅に関心のある方は屋根の形状をチェックし、コロニアルネオ(NEO)が用いられているかどうか把握しましょう。
コロニアルネオが用いられているかどうか判断する方法
目で見る以外にコロニアルネオ(NEO)が用いられているかどうか判断する方法がいくつか存在します。
ここでは、コロニアルネオ(NEO)が用いられているかどうか判断する方法について紹介するので、気になる方は参考にしてください。
図面・仕様書
図面・仕様書を見れば、住宅にコロニアルネオ(NEO)が用いられているかどうかを把握することができます。
業者の点検
業者に住宅の点検を依頼するのもコロニアルネオ(NEO)が用いられているかどうか判断する方法のひとつ。
場合によっては、ドローンを用いて細部まで点検します。
コロニアルネオの保証について
コロニアルネオ(NEO)はリコール対象商品ではないため、
コロニアルネオ(NEO)が用いられた住宅に住んでいるまたは住む予定のある方は注意してください。
ひび割れなどが発生している場合は自己負担で屋根修理または屋根リフォームを進めていくことになります。
ただし、火災保険を利用した屋根修理は可能。
火災保険について分からないことがある方は保険会社に問い合わせ、疑問を解消しましょう。
コロニアルネオと同様の症状が発生しやすい屋根材
コロニアルネオ(NEO)と同様の症状が発生しやすいクボタ製の屋根材が何種類か存在します。
以下の屋根材が用いられている場合はひび割れなどの問題が起きていないかチェックしておきたいところ。
・グリシェイドネオ(NEO)
・スペリアルネオ(NEO)
・セイバリーネオ(NEO)
・ミュータスネオ(NEO)
周辺環境により状態が変わる
コロニアルネオ(NEO)を用いた屋根が著しく劣化している場合もあれば、劣化が少ない場合もあります。
周辺環境によって、コロニアルネオ(NEO)の状態が変わってきます。
屋根修理・屋根リフォームは信頼できる業者に依頼することが大事
コロニアルネオ(NEO)にひび割れなどが見られたので、
業者に屋根修理または屋根リフォームを依頼しようと考えている方も多いのではないでしょうか?
トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を見つけ、話し合いを進めていくことが大切です。
最後に、業者選びのポイントを何点か紹介するので、住宅について関心のある方は一度参考にしてください。
スレート屋根の扱いに慣れているか
コロニアルネオ(NEO)などのスレート屋根の扱いに慣れているかどうかは依頼するかどうかの決め手。
施工実績や提供しているサービスの内容をチェックし、
信頼できると判断してから業者に問い合わせることをおすすめします。
見積もり内容が分かりやすいか
トラブルを避けるためにも、見積もり内容を細かくチェックするのが大切です。
どのような施工を進めていくかを判断した上で依頼するかどうか判断しましょう。
見積もり内容に分からないことがある際は業者に質問してください。
保証内容が充実しているか
屋根修理や屋根リフォームを終えた後も屋根の状態に目を配る必要があります。
気になる業者を見つけたら、どのような保証が用意されているかチェックしたいところ。
保証内容は業者によって変わってきます。
創業年・設立年
創業年・設立年から屋根修理や屋根リフォームに長年携わっているかどうかを把握するのも大事。
歴史が短い場合、業者の理念やスタッフのプロフィールから屋根修理や屋根リフォームに関する技術があるかどうか判断してください。
まとめ
コロニアルネオ(NEO)はクボタから発売された屋根材です。
アスベストが含まれていない反面、ひび割れや欠けなどが発生しやすいため、
屋根の状態を定期的にチェックする必要があります。
グリシェイドネオ(NEO)やスペリアルネオ(NEO)などの屋根材もコロニアルネオと同様の症状が見られるため、注意したいところ。
屋根材によって特徴が異なるので、同じ住宅に長期間住み続けるためには、
各屋根材に合ったメンテナンスを行うのが大切です。
これから屋根修理や屋根リフォームを予定している方は信頼できる業者に相談し、施工を進めてください。
コロニアルネオ(NEO)、屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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