2023年06月15日
目次
モニエル瓦が割れた?!
その補修方法とは?!
雨漏りなどの被害を防ぐためにも、割れた瓦などをそのままにしておくのは避けたいところ。
普段から屋根の状態に気を配り、何か問題が発生していないか気を配りましょう。
今回は割れたモニエル瓦の補修方法について紹介します。
割れたモニエル瓦の補修方法
モニエル瓦のヒビが軽微な場合、コーキングで補修することができるかもしれません。
コーキングは隙間を塞ぐ作業のこと。
割れたモニエル瓦は新たに交換する必要がある
モニエル瓦が割れたり、欠けたりした際は新しいモニエル瓦に交換する必要があります。
ただし、モニエル瓦は2010年に生産終了となっています。
葺き替え工法で新しいモニエル瓦が手に入らない可能性もあるので、注意してください。
モニエル瓦から別の屋根材に交換するのも大事
モニエル瓦が割れて、新しいモニエル瓦が手に入らない場合は別の屋根材を用いるのも選択肢に挙げられます。
人によっては別の屋根材にしようと考えているのではないでしょうか?
屋根材を選ぶポイントは以下の通り。
・デザイン
・重さ
・耐久性
・遮熱性
・生産されているかどうか
・錆びにくいかどうか
・防音性
1つ1つの特徴を押さえ、葺き替え工法を進めましょう。
中古のモニエル瓦を見つけるよりも別の屋根材を用いた方がリノベーションなどが早く済むかもしれません。
ここでは、屋根材を選ぶ際のポイントについて解説します。
デザイン
住宅のテーマやコンセプトに合ったデザインかどうかは選ぶ決め手のひとつ。
素材や形状により、住宅の印象が大きく変わります。
リノベーションなどを予定している方は住宅のテーマやコンセプトをまず決めましょう。
重さ
屋根材によって重さが異なります。
耐震性を意識するなら、軽い屋根材がおすすめ。
耐久性
割れにくいかどうかも屋根材を選ぶ決め手のひとつに挙げられます。
気になる屋根材を見つけたら、耐用年数を一度チェックしてはいかがでしょうか?
メンテナンスの手間を少しでも減らしたい方は耐久性の優れた屋根材をおすすめします。
遮熱性
室内で快適に過ごすためには、遮熱性に優れているかどうかが重要です。
夏の暑さや冬の寒さを軽減したいと感じている方は遮熱性に優れた屋根材から選択したいところ。
生産されているかどうか
モニエル瓦の他にも生産終了している屋根材が存在します。
気になる屋根材を見つけた際は生産されているかどうかチェックし、葺き替え工法に用いるかどうか判断してください。
錆びにくいかどうか
錆びにくいかどうかも選ぶ決め手。 屋根材が錆びやすいと、メンテナンスの手間もかかってしまいます。
錆びた部分をそのままにすることで見た目が悪くなるだけでなく、寿命が短くなります。
防音性
雨音などの騒音対策が行えるかどうかも屋根材を選ぶ際に意識したいところ。
防音性に優れた屋根材を用いて雨音などの問題を解消してください。
モニエル瓦が割れたらカバー工法で対処できるのか
葺き替え工法は費用がかかるので、カバー工法で済ませたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
モニエル瓦は重い屋根材のため、カバー工法には適していません。
カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を被せるので、耐震性が下がります。
屋根の補修に関しては信頼できる業者に依頼するのが大事
モニエル瓦が割れた際、屋根の補修を信頼できる業者に依頼し、雨漏りなどの対策を行うのが大事。
屋根の補修を行う業者は数多く存在するので、どこに依頼すれば良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
最後に、屋根の補修を依頼する業者の選び方について説明します。
気になる方は一度参考にしてください。
施工実績が豊富か
公式サイトなどで施工実績をチェックすることが大切です。
過去にどのような工事に携わったかを把握できます。
屋根の点検を細かく行うかどうか
屋根の点検を細かく行っているかどうかも選ぶ決め手。
正確な見積もりを出すためには、ドローンなどで隅々までチェックする必要があります。
見積もり内容が分かりやすいか
見積もり内容の分かりやすさも依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
どのような施工を行うかだけでなく、使用する部材などについて把握しましょう。
施工エリアはどこか
施工エリアの範囲内かどうかも依頼する際のポイント。
業者によっては施工エリア外でも依頼を受け付ける場合がありますが、費用が通常より高くなってしまうかもしれません。
アフターフォローの内容
屋根の補修が終わった後も定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
気になる業者を見つけた際は保証内容が充実しているかチェックしてください。
まとめ
軽いヒビ割れなら、モニエル瓦を補修できるかもしれません。
割れたり、欠けたりすると、新しいモニエル瓦に交換しないといけないので注意が必要。
モニエル瓦自体、生産終了している屋根材のため、手に入らない可能性も十分考えられます。
住宅に関するトラブルが発生した際は業者に一度相談することをおすすめします。
新たに用いる屋根材だけでなく、費用や工期などに関するアドバイスを受け、住宅の悩みを解消してください。
モニエル瓦や屋根補修のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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