2023年04月29日
シングル屋根材の寿命ってどのくらいなの?!
同じ住宅に長く住み続けるためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
メンテナンスを適切に行う上で一体どのような屋根材が用いられているかを押さえておきたいところ。
屋根材により、寿命が異なります。
今回は、シングル屋根材の寿命について解説します。
リフォーム・リノベーションを予定している方は一度参考にしてください。
シングル屋根材とは
シングル屋根材は、アスファルトシングルのこと。
アスファルトをガラス基材に塗ったら、石粒を表面に吹き付け、定着させています。
北米の住宅に用いられている屋根材です。
シングル屋根材の寿命
シングル屋根材の寿命は約20~30年。
製品によって、寿命が異なります。
15年に1回程度の頻度で点検を行い、適切なメンテナンスを行うことが大切です。
住宅が建っている環境に注意
環境によっては、シングル屋根材が想像より早く寿命を迎えてしまうかもしれません。
自然災害が起きた際、住宅に一体どのくらいの被害が及んでいるか押さえておきたいところ。
強風に弱いので、接着剤の散布や圧着が不十分な場合、破損しやすいです。
シングル屋根材のメンテナンスが必要かどうか見極めるポイント
シングル屋根材の寿命が近づいているかどうか判断するために
一体何をチェックすれば良いか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
メンテナンスを行う際、屋根材の状態を細かくチェックする必要があります。
以下の問題が起きていないかチェックしてください。
・剥がれ
・浮きが見られるかどうか
・カビ
・コケが発生しているかどうか
・落下しているかどうか
・下地が露出しているかどうか
ここでは、メンテナンスが必要かどうかを見極めるポイントについて解説します。
剥がれ・浮きが見られるかどうか
年数が経過すると、剥がれや浮きが見られます。
釘が緩く止まっていないかどうかはもちろん、
接着剤が不足していないかどうか注意したいところ。
カビ・コケが発生しているかどうか
カビやコケが発生していると、メンテナンスが必要です。
湿気が多い地域の場合、カビやコケが発生しやすいので注意してください。
落下しているかどうか
シングル屋根材が落下または飛散している場合、いち早くメンテナンスを行いたいところ。
急勾配の屋根は強風による被害に遭いやすいです。
下地が露出しているかどうか
経年劣化により、下地が露出しているケースがあります。
住宅の状態をチェックする際、下地が露出しているかどうか把握してください。
シングル屋根材のメンテナンス方法
シングル屋根材の寿命を少しでも長くするために一体何をすれば良いか疑問に感じているのではないでしょうか?
メンテナンスの方法がいくつか存在しており、
シングル屋根材の状態に応じてメンテナンスを行うことが大切。
ここでは、一体どのような方法でシングル屋根材のメンテナンスを行うかについて解説します。
住宅のリフォーム・リノベーションを予定している方は一度チェックしてください。
部分補修
シングル屋根材の剥がれなどを接着剤やタッカーで補修できる場合があります。
場合によっては下地まで傷んでいる可能性があるため、
業者に屋根の点検を依頼することが大切です。
塗装は出来ない
シングル屋根材の表面に付いた石粒が剥がれたら、塗装を行う業者がいますが
シングル屋根材は基本的に塗る必要はありません。
よく注意してください。
カバー工法
シングル屋根材の上に新しい屋根材を葺くカバー工法が行われるケースが存在します。
工期が短いのに加え、経年劣化したシングル屋根材を撤去する費用が抑えられるのがメリット。
仕事などが忙しい場合、カバー工法にするかどうか一度検討してはいかがでしょうか?
葺き替え工法
葺き替え工法は屋根材を撤去した後、新しい屋根材に葺き替える工法。
シングル屋根材の劣化が著しい場合に行われます。
カバー工法に比べて工期が長くなるのはもちろん、経年劣化したシングル屋根材を撤去する費用がかかります。
シングル屋根材のメンテナンスは信頼できる業者に依頼するのが大事
シングル屋根材を適切にメンテナンスするためには、信頼できる業者に依頼しましょう。
リフォーム・リノベーションを行う業者は数多く存在するため、
情報収集を入念に行うことが大切です。
チェックするポイントは以下の通り。
・シングル屋根材の扱いに慣れているかどうか
・見積もりが分かりやすいかどうか
・保証内容が充実しているかどうか
業者によっては、シングル屋根材の扱いに慣れていない場合があります。
気になる業者を見つけたら、過去の施工事例をチェックし、依頼するかどうか判断してください。
また、見積もり内容が正確かどうかも依頼するかどうかのポイントです。
どのような費用がかかるかを把握し、分からないことがある際は業者に質問しましょう。
いざという時に備え、どのような保証を用意しているかも意識する必要があります。
まとめ
シングル屋根材の寿命は約15~30年。
製品によって寿命が異なるため、リフォーム・リノベーションを予定している方は注意してください。
また、環境によって劣化のスピードが変わります。
普段から住宅の状態に気を配り、必要に応じて点検・メンテナンスを行うのが大切。
シングル屋根材について何か気になることがありましたら、業者に一度相談しましょう。
オークリッジやリッジウェイなどのシングル屋根材のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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