2023年03月28日
失敗しない屋根の色選びについて
新築住宅の施工やリフォーム・リノベーションを行う上で屋根が1つのポイントになってきます。
見栄えやイメージの良さにより、周囲に与える印象が変わります。
長期に渡って住み続けることを踏まえると、色選びに失敗しないことが大切。
今回は、失敗しない屋根の色選びについて解説します。
これから、リフォームなどを予定している方は一度参考にしてください。
目次
屋根の色選びを行う際のポイント
屋根にこだわりたいけど、どの色にすれば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか?
色ひとつで印象が大きく変わるので、慎重に選ぶことが大切です。
失敗しないためのポイントとして、主に以下のものが挙げられます。
・テーマ・コンセプトを明確にする
・周囲の景観を損なわないかどうか
・汚れが目立ちにくいかどうか
・外壁や庭との相性が良いかどうか
・遮熱効果があるかどうか
色の種類は数多く存在するので、上記のポイントを加味した上で吟味したいところ。 早速ですが、各ポイントについて解説します。
テーマ・コンセプトを明確にする
新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを行う上で住宅のテーマやコンセプトが重要になってきます。
落ち着いた感じの住宅に住みたい・北欧スタイルの住宅に住みたいなどのニーズがある方も多いのではないでしょうか?
テーマ・コンセプトにより、選択する色が変わってきます。
色によっては、テーマ・コンセプトに合っていない可能性もゼロではありません。
選択肢を絞るためにも、新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションにおけるテーマ・コンセプトを明確にしてください。
周囲の景観を損なわないかどうか
近隣にある住宅や公園、商業施設などと調和が取れているかどうかも色選びのポイントです。
屋根の色によっては、景観を損なってしまう可能性も十分考えられます。
景観を損ねることで近隣住民との関係性を悪化させるのは避けておきたいところ。
塗り直しを行うと、まとまった費用がかかってしまうので、
色選びで失敗しないことが大切です。 事前に周囲の景観をチェックし、選択肢を絞りましょう。
汚れが目立ちにくいかどうか
屋根の色によって、汚れが目立つかどうかが変わってきます。
美しい状態を少しでも長く保ちたいと考えている方が多いのではないでしょうか?
ホワイト系の色は汚れが目立ちやすいので、注意してください。
用いる際は屋根の傾きをチェックし、汚れが見えにくいかどうか判断することが大切です。
外壁や庭との相性が良いかどうか
屋根の色選びを行う際、外壁や庭、塀に用いられている色やデザインと合っているかどうかも決め手になります。
色の組み合わせによっては、印象が下がってしまうかもしれません。
外壁や庭などの配色を意識し、印象が良くなる組み合わせを見つけましょう。
色選びは屋根だけ見るのではなく、全体のバランスを意識することが大切です。
同系色でまとめることにより、馴染みやすくなります。
屋根や外壁の面積でも印象が変わるので、住宅の面積も配慮してください。
遮熱効果があるかどうか
新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを行う目的のひとつに快適に過ごせるかどうかが挙げられます。
太陽光による暑さにより、過ごしやすさが変わってきます。
快適さを求めるなら、屋根の色選びもこだわることが大切。
遮熱効果が優れているかどうかも色選びの決め手です。
遮熱効果を高めるメリットは室内の温度を下げるだけでなく、冷房にかかる電気代を節約できます。
日常生活を送る上で冷暖房にかかる電気代を意識したいところ。
明るければ明るい程、遮熱効果が出やすいです。 白は汚れやすい反面、遮熱効果に優れています。
汚れやすいのを理由にすぐ選択肢から外すのではなく、遮熱効果も考慮した上で選択するかどうか判断しましょう。
気になる色を見つけたら、全日射反射率を一度チェックしてください。
色選びで失敗する可能性を下げる方法
屋根の色選びで失敗する可能性を下げる方法がいくつか存在します。
ここでは、一体どのような方法を用いて失敗する可能性を下げるかについて触れていくので、気になる方は参考にしてください。
カラーシミュレーション
カラーシミュレーションを用いて、屋根の色を決めるのも大切です。
屋根だけでなく、外壁やサッシなどのシミュレーションを行いましょう。
他の施工事例を参考にする
周辺の住宅やリフォーム業者のサイトなどに掲載されている施工事例を参考に色を決めていくのも選択肢のひとつ。
参考になる部分を取り入れ、工事に反映させましょう。
試し塗り
試し塗りを行い、イメージ通りか判断することをおすすめします。
業者によっては、試し塗りを行っている場合があります。
屋根の色選びで失敗しないためにも業者に相談するのが大事
色選びのセンスがないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
業者に屋根の色について相談し、悩みを解消するのも重要です。 アドバイスを受け、どの色にするか決定してください。
まとめ
テーマ・コンセプトを決め、どの色にするかが屋根選びで失敗しないポイント。
その上で景観を損なわないかどうか配慮する必要があります。
屋根だけでなく、外壁や庭などとの相性も加味した上で屋根に用いる色を決定してください。
屋根修理や屋根からの雨漏りのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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