2023年03月04日
太陽光パネルからの雨漏り、その修理方法と費用とは?!
太陽光パネルを設置した後、雨漏りが発生したと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
太陽光発電を行う上で雨漏りに注意する必要があります。
発見と対処に遅れると、取り返しのつかない事態に発展するかもしれません。
今回は、太陽光パネルから雨漏りが発生した際の修理方法と費用について解説します。
現在、太陽光発電を行っているまたは太陽光パネルの設置を検討している方は一度参考にしてください。
目次
雨漏りを放置し続けると取り返しのつかない事態が発生する
雨漏りを放置し続けると、さまざまな弊害が起きます。
木材や金属部分の腐食をはじめ、シロアリやカビなどが発生します。
天井にシミができていないかなど、住宅に何かしらの問題が起きていないかチェックし、
早めに対処するのが重要。 最終的には、住宅の倒壊に発展するかもしれません。
自分の身の安全だけでなく、家族や資産を守ることも太陽光発電の一環です。
太陽光パネルから雨漏りが発生する原因
太陽光パネルから雨漏りが発生する原因がいくつか存在します。
住宅のメンテナンス工事を行う際、どのような原因で雨漏りが発生するかも知っておきましょう。
主な原因は以下の通り。
・屋根材自体の劣化
・ビス穴から侵入した雨水
・施工者の技術不足
・太陽光パネルの設置に適していない
屋根 原因は1つだけではなく、ケースによって雨漏りの原因が異なります。
早速ですが、各原因について解説します。
屋根材自体の劣化
年数を重ねるごとに屋根材自体が劣化し、雨漏りのリスクが高くなる点に注意したいところ。
劣化した状態で太陽光パネルを設置してしまうと、
雨漏りが発生しやすいです。 事前に屋根を修理してから設置してください。
ルーフィングの劣化(ビス穴から侵入した雨水)
屋根材とルーフィング(防水シート)に穴を開けてから太陽光パネルを設置することになります。
その際、ビスを野地板や垂木に固定します。
ビス穴から雨水が侵入し、雨漏りが発生するケースもあるので注意が必要。
一般的には、ビス止めした後に周辺をコーキングします。
施工者の技術不足
太陽光パネルの設置を行う施工者の技術不足により雨漏りが発生する可能性もゼロではありません。
後でトラブルに巻き込まれるのを防ぐためにも、
信頼できる業者に依頼することが大切です。
太陽光パネルの設置に適していない屋根
屋根によって、太陽光パネルの設置に適した屋根と適さない屋根が存在します。
雨漏りを防ぐためにも、太陽光パネルの設置に適さない屋根に太陽光パネルを設置するのは止めてください。
太陽光パネルの設置に適した屋根は以下の3つ。
・切妻屋根
・寄棟屋根
・片流れ屋根
水はけの良い屋根が太陽光パネルの設置に適しています。
逆に水はけの悪い陸屋根は太陽光パネルの設置に適さないので、
太陽光発電を検討している方は注意したいところ。
太陽光パネルからの雨漏りを修理する方法
太陽光パネルから雨漏りが発生した場合、業者に修理を依頼することになります。
メーカー保証または業者の保証期間中に雨漏りの対処を行い、
被害を最小限に抑えましょう。
保証期間中は費用がかからないのがポイントです。
太陽光パネルからの雨漏りを修理する際にかかる費用
場合によっては、保証期間が過ぎて無料で修理できないケースも存在します。
保証期間が過ぎている場合、いざという時に備えて十分な費用を用意したいところ。
修理にかかる費用は以下の通り。
・太陽光パネルの脱着:約20万~40万円
・屋根の工事:約20万~200万円
工事の規模により、修理にかかる費用に差が生じます。
太陽光パネルの脱着と屋根の葺き替え工事を同時に行った場合、費用が高額になる点に注意してください。
修理にかかる費用を補助金で抑えることも大事
太陽パネルからの雨漏りを修理すると、どうしても費用が高額になってしまいます。
修理したいけど、十分な費用を用意できないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
費用に関する悩みを解消するため、補助金を上手く利用したいところ。
補助金があるかどうかにより、負担する金額に大きな差が生じます。
省エネリフォームと耐震リフォームは補助金の対象。
修理を検討している方は自治体に一度確認することをおすすめします。
補助金を利用するためには、条件があるのに注意してください。
また、太陽光パネルからの雨漏りで火災保険が利用できない点も押さえておきたいところ。
火災保険の対象は自然災害による被害です。
保険会社によって条件が異なってくるので、
地震や台風などの被害に遭った際は3年以内に保険会社に問い合わせてください。
まとめ
太陽光パネルから雨漏りが発生した場合、できる限り早めに業者に修理を依頼したいところ。
保証期間中に雨漏りが発生していないかどうか普段から住宅の状態に関心を持つのが大切です。
被害の状況により、修理にかかる費用に大きな差があります。
放置し続けていると、想像以上に費用がかかるかもしれません。
普段の生活で住宅に違和感を感じた際は業者に相談し、不具合がないかいち早く察知してください。
太陽光パネルの撤去や太陽光パネルからの雨漏りご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町