2023年03月13日
高耐久シーリング「オートンイクシード」って何?!
住宅の防水性や気密性により、住み心地が変わってきます。
屋根や外壁などにシーリング材を用いて耐久性を高めます。
シーリング材には、数多くの種類が存在するので、新築住宅の施工などを予定している方は一体どれを使うか意識したいところ。
今回は、高耐久シーリング材のオートンイクシードについて解説します。
住宅について興味のある方は一度参考にしてください。
多くのシーリングは10年程度で劣化してくる?!
サイディング外壁の10年後の姿です。
特にに南面などの日当たりの良い外壁はシーリングの劣化が早く
このような状態になりやすくなります
こんな状態ですと
壁内側に雨水が侵入しやすいので
柱を腐らせたり
シロアリ発生の可能性も高まります。
ではオートンイクシードとは
オートンイクシードは、オート化学工業株式会社から発売されている高耐久シーリング材。
窯業系サイディングの外装目地やPCaパネルおよびRC目地などに用いられます。
以前はオートンイクシード15+と呼ばれていたシーリング材です。
2016年にオートンイクシードへ名称変更。
320mlカートリッジと6Lベール缶の計2つのタイプが存在します。
320mlカートリッジのみ、ノズルが付属。
専用プライマーと刷毛はどちらのタイプも付属しています。
オートンイクシードの特徴
シーリング材を選ぶ際、一体どのような特徴があるか知っておくことが重要です。
オートンイクシードの主な特徴は以下の通り。
・LSポリマーによる優れた耐久性と耐候性
・可塑剤成分を配合していない
・汚れ防止機能
・充実したカラーバリエーション
早速ですが、各特徴について説明します。
新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを予定している方は一度チェックしてください。
LSポリマーによる優れた耐久性と耐候性
オートンイクシードは高耐久性樹脂のLSポリマーを配合することにより、
耐久性と耐候性を上げています。 耐久年数は約30年です。
紫外線や熱、雨などにより劣化しにくく、景観を保ちやすいのが特徴的。
経年による硬質化を防ぎ、柔らかさをできる限り長く保ちます。
可塑剤成分を配合していない
オートンイクシードは可塑剤成分が配合されていないので、景観を保ちやすいです。
可塑剤は、柔軟性を与えるための物質。
シーリング材などに可塑剤が配合されていると、
年数を重ねるごとに流出しやすいデメリットが存在します。
汚れ防止機能
汚れ防止成分のCRオリゴマーが配合されている点も特徴のひとつ。
硬化初期のべたつきが軽減され、表面に汚れが付着しにくくなっています。
充実したカラーバリエーション
カラーバリエーションが充実しているのもオートンイクシードの特徴です。
シルキーホワイトやミコノスホワイト、クレマアイボリーなど多岐に渡ります。
オートンイクシードを使う際のポイント
新築住宅の施工などでオートンイクシードを用いる際、
専用プライマーを必ず使ってください。
プライマーは密着性を高めるための塗料。
下地と上塗の接着を補うのに欠かせません。
また、施工要領書と製品記載の注意事項をチェックした上で工事を進める必要があります。
施工要領書とは、施工の方法について記載された書類です。
シーリング材を選ぶ際のポイント
シーリング材を選ぶ際、どのようなポイントを押さえると良いか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
選ぶ決め手は以下の通り。
・用途に合っているか
・どのくらいの費用がかかるか
・耐久性に優れているか
・塗料が付着しやすいかどうか ここでは、
シーリング材の選び方について説明します。
用途に合っているか
シーリング材によって用途が異なります。
気になるシーリング材を見つけたら、用途に合っているかどうかチェックするのが大切。
どのくらいの費用がかかるか
シーリング材によって、費用が変わってきます。
予算に合ったシーリング材を選択することも重要です。
納得のいく工事を行うためにも、十分な予算を用意しましょう。
耐久性に優れているか
耐久性も選ぶ決め手。
紫外線や熱、雨などに弱いかどうかチェックし、新築住宅の施工などに用いるかどうか決定してください。
塗料が付着しやすいかどうか
シーリング材によって、塗料が付着しやすいかどうかが変わってきます。
納得のいくデザインを実現できるかどうか加味した上で選ぶことが大切です。
外壁などの補修をDIYで済ませるのは基本的におすすめしない
オートンイクシードを購入した後、
外壁などの補修をDIYで済ませようと考えている方も多いのではないでしょうか?
場所によっては、足場を設置する必要もあるので、
DIYはできる限り避けることをおすすめします。
最悪の場合、事故に発展する可能性もゼロではありません。
外壁などの補修について業者に相談するのが大事
外壁の補修は知識と技術が求められます。 不安な方は業者に相談し、
オートンイクシードなどの疑問について解消しましょう。
適切なアドバイスを頂きつつ、コーキングの補修を進めることが大切です。
施工実績や保証内容、対応エリアなどを細かくチェックし、
依頼するかどうか判断してください。
オートンイクシードの勉強会を開催しました。
2023年6月20日、オート化学工業の川嶋さんの勉強会を開催しました。
お客様へお勧めする前に我々が
詳しく学ぶ必要があります。
他社のシーリングと比べ優秀な部分
高耐久の理由など。
まとめ
オートンイクシードは、耐久性と耐候性に優れたシーリング材。
CRオリゴマーを配合されているため、汚れが付着しにくいのも特徴に挙げられます。
シーリング材ごとに違った特徴があり、用途に応じて使い分けることが大切です。
住宅に関する悩みがある際は信頼できる業者に相談し、シーリング材などに関する疑問を解消してください。
オートンイクシードや外壁塗装、シーリングのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根工事、外壁塗装、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町