2023年02月26日
太陽光パネルの寿命ってどのくらい?!
現在、太陽光発電で消費電力を賄っている方も多いのではないでしょうか?
利用する上で太陽光パネルの寿命に注意したいところ。
場合によっては、何らかの理由で交換する必要が出てくるかもしれません。
今回は、太陽光パネルの寿命について解説します。
目次
太陽光パネルの寿命は想像以上に長い
太陽光パネルの寿命は約20年。
メンテナンスを行うことにより、長期に渡って太陽光発電を行うことができます。
構造がシンプルなので、他の発電設備に比べ、寿命が長いです。
寿命だけでなく耐用年数も重要
太陽光発電を行う際、太陽光パネルの寿命に加え、耐用年数も押さえておきたいところ。
耐用年数は減価償却を利用できる期間を指します。
人によっては、寿命=耐用年数と感じていた方もいるのではないでしょうか?
経費の計上を行う上で耐用年数がどのくらいあるかが重要です。
太陽光パネルの場合、耐用年数は17年。
太陽光パネルの寿命を縮める要因
太陽光パネルは想像以上に早く寿命を迎える場合もあります。
長期に渡って設置し続けるためにも、どのようなことが原因で劣化してしまうかを知っておきたいところ。
劣化する主な原因として、以下のものが挙げられます。
・初期不良
・鳥獣
・自然災害
・飛び石
・イタズラ
ここでは、太陽光パネルの寿命を縮める要因について解説します。
初期不良
太陽光パネルによっては、初期不良がある状態で出荷される可能性があります。
設置後に何らかの不具合が発生するかもしれない点に注意しましょう。
鳥獣
鳥獣による被害も寿命を縮める要因のひとつです。
糞で太陽光パネルが汚れてしまうと、発電効率が低下してしまいます。
その他にも、太陽パネルに落とされた石で表面が破損したり、
配線ケーブルを食いちぎられるなどの被害が発生する恐れがあります。
自然災害(雪害など)
地震や台風、落雷などの自然災害も太陽光パネルの寿命が縮む要因。
自然災害が発生した際は、住宅の破損状況をチェックしてください。
雪などで故障してしまうケースもあるようです
太陽光パネルの破損などが見られる場合は業者にいち早く連絡しましょう。
飛び石
道路を走っている車が道路の上にあった石を跳ねる場合があります。
飛んできた飛び石が太陽光パネルに当たり、破損させてしまうかもしれません。
イタズラ
誰かが投げた石や木の枝などが原因も太陽光パネルが破損する原因。
また、近くで野球やゴルフができる場所があるのではないでしょうか?
飛んできたボールが太陽光パネルに当たるケースも存在します。
太陽光パネルの寿命を少しでも長くするための工夫
長期に渡って太陽光発電を行うためにできる限りのことを行うことが大切です。
寿命を少しでも長くするための工夫として、以下のものが挙げられます。
・定期的なメンテナンス
・モニターチェック
・メーカーの保証を利用
・信頼できる業者に設置を依頼
・パワーコンディショナーの掃除
ここでは、寿命を長くするための工夫について解説するので、
太陽光パネルの設置やメンテナンスなどに悩まされている方は一度参考にしてください。
定期的なメンテナンス
改正FIT法で太陽光パネルのメンテナンスを定期的に行うことが義務付けられています。
破損している箇所や緩みなどを細かくチェックし、
適切な修理を行ってください。
モニターチェック
毎日の発電量をモニターでチェックし、
太陽光パネルに不具合が起きていないかどうか把握したいところ。
いつもに比べ、発電効率が悪いと感じた際はできる限り早めに業者に相談しましょう。
メーカーの保証を利用
メーカーの保証を利用し、
太陽光発電システムを最適な状態にしておくのも太陽光パネルの寿命を長くする工夫のひとつです。
多くの場合、最低10年間のメーカー保証が付いています。
また、メーカーによっては10~15年間の自然災害補償を用意しているケースが存在します。
信頼できる業者に設置を依頼
施工時のミスが原因で大きな事故に発展する可能性もゼロではありません。
太陽光パネルを長期に渡って設置し続けるためにも、
信頼できる業者に設置を依頼しましょう。
依頼する際のポイントとして、以下のものが挙げられます。
・施工IDの有無
・保証内容
・在籍しているスタッフ
・施工実績
・設置費用
メーカーの審査を通過している業者は施工IDを習得しています。
施工IDを取得しているかどうかがひとつの判断基準。
太陽光パネルの設置に関するノウハウがあるかどうかを判断するため、
在籍しているスタッフや施工実績などを細かくチェックしてください。
また、太陽光パネルに関する疑問を解消するためにも、
コミュニケーションが取りやすいかどうかも重要です。
パワーコンディショナーの掃除
パワーコンディショナーを掃除するのも長期間に渡って太陽光発電を行う工夫のひとつ。
汚れが溜まっていると、故障する恐れがあります。
太陽光パネルからの雨漏り
実は太陽光パネルからの雨漏りは増えています
理由として挙げられるのは
・屋根職人でない人が工事をした(屋根の専門知識の欠如)
・ただ単に売るだけの営業会社の物件
・事前の調査もなく太陽光パネルを取り付けた
などなど。
特に注意が必要なのは「新築と別の住宅会社に依頼する」ことです
同じ会社であれば雨漏りの保証をしてくれると思いますが
別の会社の場合は「責任の所在が不明」なので責任逃れが始まります。
太陽光パネルの撤去も視野に入れましょう
費用対効果や耐用年数を考えて
太陽光パネルの撤去も視野に入れてください
金額などは下記を参考にしてください
まとめ
太陽光パネルの寿命自体は20年程度ですが、耐用年数は17年です。
寿命だけでなく、耐用年数を意識した上で太陽光発電を行いましょう。
また、モニターチェックなどを行い、異変を感じた際は業者にいち早く相談するのが大事。
場合によっては、思わぬ不具合が発生しているかもしれません。
普段からどのようなメンテナンスを行っているかで設置できる年数に大きな差が生じます。
少しでも長く設置し続けたい方は住宅の設備に関心を持ちましょう。
太陽光パネルの撤去や太陽光パネルからの雨漏りご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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