2023年02月24日
太陽光パネルからの雨漏り、その原因と対策とは?!
昨今、太陽光パネルを設置している住宅が何軒も存在します。
人によっては、すでに設置しているまたは設置するかどうか迷っていると感じて
太陽光パネルを設置する際、雨漏りに注意する必要があります。
今回は、太陽パネルから雨漏りが発生する原因に加え、対策について紹介します。
目次
太陽光パネルから雨漏りが起きる原因
まず、雨漏りが起きる原因を知ることから始まります。
原因を知った上で適切な対策を行うことが重要。
太陽光パネルから雨漏りが起きる主な原因は以下の通りです。
・業者の技術
・経験不足
・手抜き工事
・経年劣化
・設置の仕方
雨漏りが起きる原因はケースによって異なります。
早速ですが、各原因について触れていくので、気になる方は一度参考にしてください。
雨仕舞の理解不足(業者の技術・経験不足)
屋根の防水は「雨仕舞」と呼ばれる専門知識が必要です
太陽光パネルからの雨漏りは「雨仕舞」を理解していないケースがほとんどです
太陽光パネルを設置する業者の技術や経験不足で雨漏りが起きる場合が多いです。
防水加工を行うためには、ミスが起きないよう正確に施工する必要があります。
技術や経験などが不足していると、小さな施工ミスが起きているかもしれません。
また、太陽光パネルを設置できる屋根と設置できない屋根が存在します。
ノウハウがない場合、設置できない屋根に太陽光パネルを設置してしまい、
雨漏りなどを引き起こす可能性もあるので注意してください。
設置できるかどうか判断するために現地調査が行われます。
手抜き工事
費用を少しでも削減するため、手抜き工事を行う業者もゼロではありません。
必要な施工を省いてしまうことにより、雨漏りなどの問題が発生し、
最悪の場合は建物が倒壊する恐れも出てきます。
太陽光パネルの設置はもちろん、新築住宅の施工や外壁塗装などの工事を業者に依頼する際、
信頼できる業者に依頼しましょう。 手抜き工事の被害に遭わないためにも、
相場より安過ぎないかチェックしたいところ。
経年劣化
施工が適切だったとしても、建物は年数を重ねるごとに劣化していきます。
経年劣化により、雨漏りが発生しやすくなっている点に注意が必要です。
太陽光パネルを設置すると、雨漏りが発生しやすくなるわけではありません。
雨漏りのリスクを最小限に抑えるために修繕工事などを行うケースも存在します。
設置の仕方
太陽光パネルは2種類存在します。
・屋根一体型
・屋根置き型
屋根一体型は屋根と一体になっているのに対し、屋根置き型は屋根に穴を開けて固定するタイプ。
屋根に穴を開けることにより、雨漏りになるリスクも上がるため注意してください。
施工者の技術と経験が求められます。
雨漏りが起きると一体どのような問題が起きるのか
太陽光パネルから雨漏りが起きると、一体どのような問題が起きるか興味を持っている方もいるのではないでしょうか?
主な問題として、以下のものが挙げられます。
・木材の腐食
・害虫
・害獣の発生
・カビの発生
ここでは、雨漏りによって引き起こされる問題について触れていきます。
木材の腐食
雨水が屋根から侵入し、木材が徐々に腐食してしまいます。
腐食を放置し続けると、天井が抜け落ちるなどの問題が発生するので注意してください。
最悪の場合、倒壊してしまうかもしれません。
害虫・害獣の発生
湿気が多くなるため、シロアリやダニ、ネズミが発生しやすくなります。
シロアリが木材や断熱材などをかじり、倒壊のリスクが高まるので注意してください。
ダニによる健康被害が発生するケースも存在します。
ネズミが発生すると、寄生虫などを住宅内に持ち込んでしまう恐れがあります。
カビの発生
カビは木材などを餌に増えていくので注意したいところ。
ダニなどと同様に健康被害を及ぼします。
カビが発生していると、天井やクロスにシミが目立つようになります。
太陽光パネルからの雨漏りに関する対策
太陽光パネルから雨漏りを未然に防ぐのはもちろん、発生した際の対策を行うことが大切。
対策を知った上で業者に依頼しましょう。
ここでは、雨漏りに関する対策について触れていくので、
太陽光パネルの設置を予定している方は参考にしてください。
業者を入念に選ぶ
太陽光パネルの設置を行う業者を入念にチェックし、信頼できるかどうか判断することが大切です。
業者選びのポイントは以下の通り。
・販売IDと施工IDの有無
・保険に入っているかどうか
・見積もりの内容が適切か
・コミュニケーションを取りやすいか
太陽光発電のメーカーに認められた業者には、販売IDと施工IDが発行されます。
保険に入っていると、雨漏りが発生した際に対応して頂けます。
トラブルを避けるためにも、保証内容を最低限チェックしたいところ
。 太陽光パネルを設置する業者には、リフォーム瑕疵保険の加入が義務付けられています。
見積もりに不十分な箇所がないかを確認し、業者に質問することも大切です。
信頼できる業者を見つけるため、相見積りする方もいます。
コミュニケーションを通して、信頼できるかどうか判断してください。
屋根一体型を選択
屋根一体型は屋根に穴を開けないので、屋根置き型に比べて雨漏りが発生しにくいです。
雨漏りのリスクを踏まえ、屋根一体型にするか検討してはいかがでしょうか?
施工費が屋根置き型に比べて高い点に注意してください。
定期点検の実施
定期点検を行い、メンテナンスで不具合を解消するのも対策の一環です。
業者にメンテナンスを依頼し、雨漏りのリスクを最小限にしましょう。
まとめ
太陽光パネルから雨漏りするケースがあるので、
リフォーム・リノベーションで太陽光パネルの設置を予定している方は注意してください。
設置した後も定期点検とメンテナンスを行い、雨漏りのリスクを抑えることも求められます。
メンテナンスせずにそのまま放置してしまうと、木材の腐食やカビの発生などの問題が浮上します。
自分や家族、大切な資産を守るために雨漏り対策を普段から意識することが重要。
太陽光パネルについて分からないことがある場合は業者に相談してください。
太陽光パネルの撤去や太陽光パネルからの雨漏りご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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