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ほんとにスレート屋根塗装は必要ですか?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

スレート屋根塗装は必要ですか?

多くの住宅にスレート屋根が用いられています。

長期に渡って安心して暮らすためには、住宅のメンテナンスが重要です。

成田崇
成田崇
「スレート屋根のメンテナンス=屋根塗装」は間違いです

メンテナンスの一環に屋根塗装が挙げられます。

人によっては、スレート屋根塗装は必要なのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?

今回は、スレート屋根塗装は必要なのかどうかについて解説するので、

気になる方はチェックしてください。

スレート屋根塗装は基本的には不要

屋根塗装は屋根の状態を保つために行われます。

ですが、スレート屋根の場合、

屋根塗装は必要に迫られて行うものではありません。

成田崇
成田崇
スレート屋根塗装しても屋根の性能は向上しません

屋根材に合わせてメンテナンスすることが大切です。

スレート屋根塗装は不要な理由

どうして、

スレート屋根塗装が不要なのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

不要な理由が何点か存在します。

さっそくですが、リフォームやリノベーションを予定している方のために

スレート屋根塗装が不要な理由について触れていきます。

気になる方は参考にしてください。

スレート屋根製造メーカー「Kmewが屋根塗装は不要」と言っている

 

成田崇
成田崇
ほとんどのスレート屋根材はKmew製です

 

現在、スレート屋根を製造している国内唯一のメーカーがkmewです

これは業者向けのスレート屋根メンテナンス方法が書かれたマニュアルです

 

 

上の方にこのように書かれています

「再塗装の目的は美観の維持向上です」

「再塗装をして頂かなくても、屋根材の基材の物性・防水性への影響はありません」

 

さらに

「誤った塗装方法は雨漏れを引き起こす原因になります」

とあります

 

簡単に言うと

「屋根塗装は不要で、間違った塗装方法だと雨漏りしますよ」

です

ルーフィングで雨漏りを防ぐ

雨漏りはルーフィングと呼ばれる防水シートで防ぎます。

屋根の防水は劣化している屋根材ではなくこのルーフィングで担保されているのです

 

ルーフィングはこのようにスレート屋根工事前の下に敷かれています。

 

屋根の寿命が伸びるデータが立証されていない

塗装により、スレート屋根の寿命が伸びるデータが立証されていないのも理由のひとつです。

スレート屋根の塗装を予定している方は、

各塗料の性能をチェックしましょう。

下裏に雨水が入り込むため

スレート屋根には、上下左右に隙間が存在します。

隙間から雨水を排出。

 

左が劣化により雨漏りしていたお宅のルーフィングです

ルーフィングに手を加えない限り、雨漏りが解決しません。

スレート屋根の塗装を予定している方は、

ルーフィングや隙間の状態をチェックすることが大切です。

ひび割れ・欠けが多いとすぐにひび割れてしまう

ひび割れや欠けが目立つ場合、

屋根塗装を行ってもひび割れが起きてしまうかもしれません。

成田崇
成田崇
スレート屋根材の割れは塗装では直せません

寿命が近いと感じた場合は、

カバー工法や葺き替え工事を検討することをおすすめします。

スレート屋根によっては寿命を迎えている

スレート屋根を放置したまま、

寿命を迎えているケースもあります。

寿命を迎えたスレート屋根に塗装を行っても、

寿命を伸ばせません。

高圧洗浄により破損する場合がある

屋根塗装を行う際、高圧洗浄により汚れやコケ、カビなどを取り除きます。

ですが、高圧洗浄の不可にスレート屋根が耐えられず、

破損してしまう場合も考えられます。

成田崇
成田崇
できれば屋根点検でも屋根上に上がらない方がいい

スレート屋根破損の多くは人が乗ったことによる踏み割れです

屋根塗装に適していないスレート屋根が存在する

スレート屋根によっては、屋根塗装に適していない場合があります。

汚れなどが目立つからと言ってすぐに屋根塗装をしないよう注意したいところ。

アスベストが含まれていないノンアスベスト屋根は脆弱なので、

屋根塗装を行うことで寿命を縮めてしまうかもしれません。

スレート屋根塗装を行うメリットは何か

スレート屋根の塗装は基本的に必要ないものの、

どのようなメリットがあるのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?

ここでは、屋根塗装のメリットについて説明します。

色褪せを直せる

年数が経つと、どうしてもスレート屋根の色褪せが見られるようになります。

住宅の色合いが気になっている方も多いのではないでしょうか?

成田崇
成田崇
店舗などで「イメージの色に変えたい」などの場合はスレート屋根塗装もありです

屋根塗装を行うことにより、色褪せが気になりにくくなります。

コケやカビなどの汚れを落とせる

住宅は年数を重ねるごとにコケやカビなどの発生に悩まれます。

屋根塗装でコケやカビなどの汚れを落とせるのもメリットです。

屋根塗装よりも棟板金交換?!工事について

屋根のメンテナンスを行う際、

カバー工法と葺き替え工事についても知っておきたいところ。

スレート屋根の棟(屋根のてっぺん)板金が浮くのはなぜ?|平塚・株式会社いらか|屋根専門

ここでは、カバー工法と葺き替え工事について説明します。

棟板金の交換

屋根塗装はおおよそ20~40万円程度だと思いますが

ほとんど同額で行える屋根のメンテナンス工事があります

こちらからも確認できます

 

台風など強風で飛ばされるのはほとんど棟板金だからです

 

カバー工法

カバー工法は、既存の屋根の上に軽い屋根を被せる工法。

費用と手間を減らすことができます。

スレート屋根と軽い屋根の間に防水シートを貼ります。

葺き替え工事

葺き替え工事は既存の屋根を撤去し、新品の屋根にする工事。

スレート屋根が著しく破損し、

カバー工法が難しい場合は葺き替え工事も検討しましょう。

スレート屋根塗装について業者に一度相談するのが大事

スレート屋根の劣化が目立ち始めたと感じたら、

業者に一度相談することをおすすめします。

屋根塗装を行う場合であったとしても、

信頼できる業者に依頼し、

トラブルを回避することが大切です。

人によっては、

DIYで済ませようとしている方もいるのではないでしょうか?

高所での作業になるため、

屋根の塗装や補修を行う際は安全を確保しつつ作業を進めていく必要があります。

また、屋根に関する知識と技術も求められるので、

DIYで状態を悪化させてしまう可能性も十分考えられます。

まとめ

スレート屋根塗装は原則、不要です。

色褪せやコケ、カビなどがどうしても気になると感じた場合、

業者に相談することをおすすめします。

リフォーム・リノベーションに関するアドバイスを頂きましょう。

寿命を伸ばすためには、

カバー工法と葺き替え工事を行うかどうか検討する必要があります。

普段から住宅の状態に関心を持ち、

雨漏りなどの被害が甚大になる前にリフォーム・リノベーションを行ってください。

 

 

 

 

 

屋根修理や屋根からの雨漏りのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

 

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町

 

屋根カバー工法のメリット・デメリットって?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のメリット・デメリットって?!

新築工事やリフォーム、リノベーションにおいて、

さまざまな工法が用いられています。

成田崇
成田崇
屋根塗装するよりも屋根カバーの方がずっと屋根には良いんです

自分に合った住宅を建てるためには、どのような工法が存在するか知っておくことをおすすめします。

今回は、屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のメリット・デメリットについて解説するので、

気になる方は一度参考にしてください。

 

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)とは

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)は、屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法。

薄くて軽いスレート屋根のメンテナンスに用いられることが多いです。

ガルバリウム鋼板のような軽い屋根材で屋根を補強します。

 

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のメリット

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うかどうか判断する際、

どのようなメリットがあるか押さえましょう。

主に、以下のメリットが挙げられます。

・防水効果が向上する

・費用を抑えられる

・工期が短く済む

・断熱性が上がる

・アスベストが飛散するリスクを抑えられる

・結露対策ができる

・野地板・垂木に負担を与えない

早速ですが、各メリットについて説明します。

 

防水効果が向上する

屋根ですと現状の屋根の上に1mmにも満たない塗膜が塗られます

それでは防水効果は期待できません。

屋根カバーの場合は上記のように

一度屋根全面に防水シートを張ります

このルーフィング(防水シート)により防水効果は格段に向上します

 

費用を抑えられる

古い屋根を残したままリフォームを行うため、

古い屋根を撤去・処分する費用を抑えられます。

成田崇
成田崇
屋根の葺き替えよりも安価で屋根リフォーム出来ます

リフォームにかかる費用を少しでも安くしたいと感じている方は、

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うかどうか検討してはいかがでしょうか?

 

工期が短く済む

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)は屋根の解体・撤去の手間が省けるため、

工期を短く済ませることができます。

1日でもリフォームを済ませたい方にも適しています。

 

断熱性が上がる

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うことにより、

屋根が二重構造になるので、

断熱性が上がります。

横暖ルーフS 白い部分が断熱層

成田崇
成田崇
断熱性を向上させるなら「横暖ルーフ」など、断熱材付き屋根材を使ってください

断熱材付きの金属屋根を用いれば、

熱を吸収するだけでなく、

雨音を抑えることが可能です。

 

アスベストが飛散するリスクを抑えられる

屋根リフォームを行う際、

アスベストの飛散に注意しましょう。

成田崇
成田崇
アスベストは捨てるための費用が高いのです

屋根材によっては、アスベストが使われているかもしれません。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)は、屋根の解体・撤去を行わないので、

アスベストが飛散するリスクが少なくて済みます。

 

結露対策ができる

断熱材付きの金属屋根を用いると、

野地板裏面の温度が下がるので、

結露対策に繋がります。

成田崇
成田崇
結露対策には棟換気がおすすめです

湿気が溜まると、カビや細菌が繁殖しやすくなるため、

注意が必要です。

結露を発生しにくくするためにも、

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うか検討することをおすすめします。

 

野地板・垂木に負担を与えない

屋根を剥がさないため、

垂木・野地板に負担を与えずに済みます。

垂木は屋根面の果汁を支える構造材。

野地板は垂木の上に設置する屋根材の下地です。

垂木・野地板の破損が心配な方も屋根カバー工法を行うかどうか検討してはいかがでしょうか?

 

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のデメリット

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)には、デメリットが何点か存在します。

主なデメリットは以下の通り。

・屋根によっては施工できない→現状雨漏りしている屋根

成田崇
成田崇
現状雨漏りしている屋根には不可です

・屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができる職人が少ない

・古い屋根は直らない

・火災保険が利用できない可能性がある

ここでは、各デメリットについて説明します。

 

屋根によっては施工できない

屋根の劣化状況によっては、

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができないので、注意が必要です。

また、瓦屋根は原則できません。

成田崇
成田崇
和瓦・洋瓦の上にはカバー出来ません

屋根リフォームを行う際は、

屋根材に何を使っているかチェックしましょう。

 

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができる職人が少ない

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができる職人が少なく、

業者によっては、対応していない可能性もあります。

成田崇
成田崇
ほかの職種に比べて屋根職人は一人前になるまでが時間がかかるので少ないのです

リフォームに時間がかかってしまう場合があるので、

屋根の補修が必要だと感じた際は、

スケジュール調整を行いましょう。

 

古い屋根は直らない

古い屋根をそのまま利用するため、

経年劣化した部分や傷が直るわけではありません。

予想外のタイミングで屋根が破損する可能性がある点に注意してください。

同じ住宅に長く住み続けたいと感じている方は、

屋根葺き替え工法を行うかどうか検討することをおすすめします。

 

火災保険が利用できない可能性がある

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うと、

火災保険が利用できない場合があります。

火災保険は、災害や盗難などにより、

建物や資産に損害が生じた際に利用できる保険。

これから、リフォーム・リノベーションを予定している方は加入している保険の内容を一度見直してはいかがでしょうか?

 

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)について業者に相談するのが大事

これから、リフォーム・リノベーションを予定している方は、

業者に一度相談することをおすすめします。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)の他にも、

費用や保証内容などに関する疑問を解消し、

納得のいく工事を行いましょう。

依頼する際、施工実績やサービスの内容、費用、施工エリアなどをチェックすることが大切です。

気になる業者を見つけたとしても、施工エリア外の可能性もゼロではありません。

 

 

 

まとめ

雨や日差しなどを遮るために屋根が欠かせません。

年数が経つにつれ、どうしても劣化してしまいます。

費用や工期を抑えたいと感じている方に屋根カバー工法(屋根重ね葺き)がおすすめです。

状態によっては屋根カバー工法ではなく、

屋根葺き替え工法が適している場合があります。

メリット・デメリットを踏まえた上で屋根カバー工法を行うかどうか判断してください。

信頼できる業者に依頼し、屋根リフォームを進めることが大切です。

 

 

 

 

 

屋根カバー工法、屋根重ね葺きのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町