2022年08月09日
カバー工法ってなに?!
カバー工法とは
「既存のスレート屋根の上にもう一枚屋根をかぶせる」工事です。
屋根塗装と何が違うの?!
屋根塗装の厚みはわずか0.1ミリ (三度塗り)です
併せてごらんください。
既存屋根の上にもう一枚ルーフィング(防水シート)を張ることで
防水性能が担保出来ます。
ルーフィングについてはこちらから
実際にカバー工法用の「タディスセルカバー」で
ルーフィングを施工した全景です。
こんな感じで
屋根全体をルーフィング(防水シート)で覆います
葺き替えと何が違うの?!
葺き替え→既存屋根を一度撤去する
屋根カバー→既存屋根の上に新しい屋根を載せる
屋根が重くならないの?
先に結論を言うと「重くなります」
1㎡あたりの重さ
瓦→約60㎏
スレート→約20㎏
金属屋根→約6kg
仮にスレート屋根の上に金属屋根を
カバーしても瓦よりはずっと軽いのです。
そもそも屋根をカバーしちゃって平気?
屋根カバーするには条件があります。
①既存がスレート屋根であること
②雨漏れしていないこと
じつはこの②がめちゃめちゃ大事です。
なぜなら屋根を直そうと思う建物は
多くの場合何らかの不具合があるからです
全てにおいてそうですが
事前対応が最も安い
この記事を書いた人
成田 崇
・かわらぶき2級技能士
・瓦屋根工事技師
・瓦屋根診断技師
趣味
サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
2022年08月02日
今回のリフォームのきっかけを教えていただけますか?
御主人:きっかけは多分屋根の瓦だよね?
奥様:近所で、屋根だけ塗装されているお宅の職人さんが、
突然ピンポンで「屋根が割れているみたいですけど、見てあげましょうか?」
と言われたんです。
ちょっと屋根に上がるのはとお断りして、ここを建てた会社に急いで電話したんです。
元々色があせているなと気にしていたんですよ。
御主人:でも建てた会社に工事費用の概算聞いたらすごい値段で・・・
奥様:全部直したら片手は行っちゃうんじゃないかと。
御主人:外壁塗って、一番高いパターンですと、葺き替えだけで300万、外壁で400〜500万。えーって。
成田:それで他にも聞いてみようかと?
奥様:偶然なんですけど、飛び込みで違う会社が来たんですね、セールスが。
それが秦野の会社だったんですけど、カバーだとこういう素材がありますと言って、
ガルバリウム一枚のペラペラな屋根材を見本で持ってきてくれたんです。
御主人:トタンの屋根とかみたいな形になっちゃうじゃないか、音とかと言ったら、音は多少しますねーみたいな。
奥様:いろいろ検討していたらたまたまポストインされていた
㈱いらかの「屋根展チラシ」が入っていて。
実際の屋根材を見てみたくて「屋根展へ」
屋根材とか、リクシルさんとかもそうですけど、壁のSK化研とかも書いてあって。
手に取ってみたくて「屋根展」へ行くことに
成田:多分日曜日にこられたんですかね?
奥様:ギリギリだけど行ってみようといったら、主人が提案された屋根材が乗っているとぼそっと言って。手に取ってみていいですかと言ったらいいですよとおっしゃって下さって。
しかも屋根展に置いてあったのは中にガルバリウムの中に断熱材がさらに入っていて驚きました。
奥様:ほかの業者は一種類の屋根材しか持ってこなくて・・・
さらにすぐ契約を迫られてね。 毎週のように家に来るんです。
いらかのことを選んでいただいたきっかけはなんですか?
奥様:丁寧にいろいろなことをわかりやすく説明してくださったじゃないですか、
天窓のことも含めて、あれがすごくよかった。
御主人:実は天窓交換する気は最初なかった。
奥様:でもいろいろと工事の仕方を聞いて、一緒にやっちゃおうと。
御主人:天窓に関して他社はまったく逆のことを言っていて・・
天窓があるので、カバー工法はやめた方が良いですよと。
それをすると、天窓が何年か経って変えなければいけない時に、カバーをまた外して大変ですよと。
だからそれを避けるためには吹き替えですと言われて。そうすると高くなって。
奥様:すごく高かったよね。主人が最初屋根だけやろうかと。そしたら足場2度組むじゃんとか。他の業者さんで屋根だけやってもらって、壁だけ何年かしたら三井でやるとか。本当に色んなこと考えて。でも足場2度作るのはちょっととか、生活も不自由になるし。出会いって不思議だなと。
塗装の職人さんも丁寧にやってくれました
ご近所にも勧めたいよね。塗装職人さんたちも本当に良い方たちしたって。
すごく良い業者さんだから、そういう声がかかったら紹介したいなと。
お世辞とかではなく本当に。
すごい丁寧に防犯灯の枠まで鋳物だったんですけど、鋳物を塗った場合のリスクも踏まえて塗ってあげましょうかと。お願いしていないのにいいんですかと言ったらいいですよと。すごい毎回毎回丁寧に。窓についていたペンキか塗料も、最後丁寧に全部きれいに。
ベランダの手すりも多分足場組んだ時だと思うんですけど、引いた線がついていて、いつの間にか消えてて、きれいに磨いてくださって。
すごいきれいにやってくださったので、本当に頭が下がる感じでした
屋根材をLIXILのTルーフカバーにした理由はありますか?
御主人:色かな。
元々Tルーフとリッジウェイそれは他社から提示された中にも入ってていた。
どんなもんかなーと思って、現物見て、だいぶ違うなと。ちょっと値段高いけど、Tルーフの方が全然質感良いし、それで決めました。
成田:良いものにお金を出したいという思いが?
奥様:どっちも対数年数は近いものがあるのかもしれないけれど、上に乗っかるもので、今回ひび割れが酷くて工事をお願いしたじゃないですか。
お金も大事ですけど安心できるものという意味で。
奥様:Tルーフの仕上がりには満足してます。
どんな感じになるのかイメージがつかなくて、壁の色も含めて、ちょっと変えたので。
もともとは破風の色もグリーンだったので。
御主人:全然色変わるじゃないですか。家の中で見てるのと外だと。
御主人:決まり切った色があるならそういう手もあるかもしれないけど、俺ら自身悩んでて何して良いか分からなくて、
自分たちだけでは色は決めきれなかった
逆にその分いらかさん手厚く教えてもらったので。
担当の片倉さんに電話するとすぐに対応してくださって、安心できた。
良いことばっかりずっと言っているわけではなく、本当によかったなと
御主人:壁の色と破風の色決めが本当に嬉しかった。きていただいて、色を今日決めましょうね、と来る日まで、薄い茶色しかイメージを持っていなかった。それでも、どんな茶色が良いか、そのぐらいの相談かなーと思っていた。こっちの方が良いですよーと提案してくれて、その場で即決。
奥様:多分専門の方だと、色々やってるからご存知だと思うんですよ、私たちよりも。聞いてよかったなと。発想がそこまでなかった。こんな色合いというiPadで撮った写真を見たら、じゃあ濃い色が良いんじゃないですかとすぐ提案してくれた。すごくよかった。
御主人:その場で決まり。
奥様:10年目の補修の時も、さんにやってもらった時に、同じメーカーだから、最初に塗ってくれた色を当然塗ってくれると思ったら、色あせた色で塗ってくれちゃったんですよ。なので出来上がった後になんでこんな色になってるの?と。なんでこんなに薄いの?これってもしかして色あせた色で塗ってくれたんだとか思いながら、品番とかわかってるはずなのにと、塗装に関しては信用できなかった。すごい金額出した割には満足度がなくて、これできれいになったの?と。壁塗らないで洗浄してもらったけど、洗浄の仕方もあまりきれいじゃないよな、みたいな。今回洗浄きれいだったよね。それだけで満足しちゃって、これでいいじゃん!みたいな。
成田:洗浄すると結構きれいになりますよね。
もし友人やお知り合いの方で、屋根とか外壁のリフォームをされる方がいましたら、どんな風にアドバイスしますか?
いろいろ見せてくれる会社が良いよって。
選択肢がある、いくつかの案を提案してくださるところが良いんじゃないかと。
御主人:でも実は色々聞きたいけど、聞く人がいない、誰に聞いていいかわからない。
奥様:お名刺にも、屋根診断士と入っているじゃないですか、資格持っている方が工事してくださるのかと。ただお話に伺いに行かないとわからない。
御主人:プロと素人、我々何も知らない。でも良いものを作るためには、相談に乗ってもらわないとわからない。それなのに決めてくださいと言われても、決めようがない。最後はお金だけになってしまって、出来上がりがお金かけたのにねーとなってしまう。直しようがない。知らない人の目線で相談乗ってくれたり、アドバイスもらうって言うのはすごいよかったですね。そう言うのができる人を紹介したいですね。
成田:この度はインタビューのご協力ありがとうございました!
カテゴリ:ブログ