2022年05月17日
瓦の見た目で軽い
そうなんです、ルーガは瓦と同じような見た目です。
これは和瓦です(葺き替え施工前)
葺き替え施工後
これがROOGA雅 モダングレー色
和瓦タイプと平板瓦タイプがあります
簡単に言うと和風と洋風といった感じでしょうか
ROOGA雅(和瓦風)
ROOGA鉄平(平板瓦風)
こちらはROOGA鉄平 ストーングリーン色
金額は若干鉄平の方が安いです
3点止めなので風に強い
この赤丸の部分を専用釘で留め付けます
一般的な陶器瓦はこの一か所のみ
瓦は強風などで飛ばされてしまうデメリットがあります。
コロニアルと同じ重さ
1 | Kmewコロニアル | 約20kg/㎡ |
2 | 陶器瓦 和和瓦 | 約60kg/㎡ |
2 | ニチハ 横暖ルーフ | 約5.5kg/㎡ |
2 | LIXIL Tルーフ | 約7kg/㎡ |
3 | ROOGA雅 | 約20kg/㎡ |
上がコロニアルグラッサ
下がルーガ雅
これだけ厚みが違うのに同じ重さ?!
と思う方も多いと思いますが
同じなんです
瓦と同じ断熱性と遮音性
ほとんど瓦と同じ施工方法なので
野地板と瓦の間に空間が出来ます。
※黒い棒のようなものが「瓦桟」です
ルーフィング完了後に「瓦桟」と呼ばれる
横桟を打ちます
この隙間が超大事!
この空間があることで
断熱性と遮音性を獲得している
と言っても過言ではありません。
瓦が長く日本で愛されている理由
歴史や先人の知恵は計り知れない
棟も乾式工法で軽量!?
ROOGAは乾式工法と言って
アルミの面戸材を使います。
これが日本瓦の棟です
屋根土を使うのでかなりの重さになります
入母屋屋根でも施工可能
最後に特殊な屋根形状にも対応しているROOGAをご覧いただきたいと思います。
入母屋屋根と呼ばれる
ジャパニーズトラディショナルスタイルです。
このトラディショナルな屋根に違和感なくフィットするのは
ルーガ雅しかないのでは?と思うぐらい
フィットしています。
「瓦の見た目で軽くしたい!」という方には
とてもおすすめのROOGAシリーズでした。
こちらも併せてごらん下さい。
この記事を書いた人
成田 崇
・かわらぶき2級技能士
・瓦屋根工事技師
・瓦屋根診断技師
趣味
サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。