2021年09月15日
瓦屋根の注意点
瓦屋根は 一生モノと 考えている方は多いと思います
何度も お伝えしていますが それは 定期的なメンテナンスをしていた場合です
では今日は瓦屋根のどこが 劣化しやすいか をご説明したいと思います
まず 最も大切な 防水シートです
この防水シートの劣化は 雨漏りにつながります
30年以上前の住宅だと トントンと呼ばれる
杉の皮でできた防水シートが使われていました可能性が高いです
このトントン、一長一短あり 劣化すると パリパリと割れてしまい
雨水を防ぐことができなくなってしまいます
ですので 30年前後で防水シートの交換が必要になってきます
もう1つ 劣化しやすい箇所は 本谷 と呼ばれる 板金部分です
特に 銅でできた 本谷は 腐食して穴があいたり しやすいので注意が必要です
今回のように トントンで 銅の本谷がある場合は
本谷に穴が開いてしまうと 雨漏りにつながる可能性がとても高くなります
本谷の状態は 2階の サッシからも見えると思います
もし不安であれば その本谷の状態を写真に撮影して 屋根屋さんに聞いてみるものもいいと思います。
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成田 崇
・かわらぶき2級技能士
・瓦屋根工事技師
・瓦屋根診断技師
趣味
サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの外壁塗装工事、施工得意エリア
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