2021年06月28日
屋根 防水で 最も大事なのは ルーフィング(防水シート)です
これは何度もお伝えしていると思います
なぜルーフィング(防水シート)が大事かというと
屋根材というのは 防水性の他に 耐候性などを考慮しなければならず
仕上げ屋根材のみで 水を防ぐことができないからです。
ですので 屋根というのは 基本的に ルーフィング(防水シート)と 屋根仕上材の 2重構造になっています
※屋根仕上げ材とは瓦やスレート、板金屋根材です
多くの人は 屋根仕上材のほうに着目するものの ルーフィング(防水シート)には あまり関心がありません
なぜならば ルーフィング(防水シート)は 仕上がると 見えなくなってしまうからです
ですので 多くの 価格優先の リフォーム屋やハウスメーカーなどは
安いルーフィング(防水シート)を使います
新築においても 同じことが言えます
高価格帯の ハウスメーカーなどは 最も良いルーフィング(防水シート)を使っているので
20年以上経過しても 防水シートの劣化は少ないです
それでは昔にあった 劣化しやすい防水シートをご紹介したいと思います
まずは トントンと呼ばれる 杉の皮です
トントン 通気性などがあり いい部分もたくさんあります が 劣化すると パリパリになってしまい 防水機能が落ちてきます
40年以上の 瓦屋根の多くはトントン葺きで 防水していました。
ただトントン葺きの場合は 雨が漏りだすと 交換するしかなくなってしまいます
40年以上経過している瓦屋根は 注意が必要なのです
次にご紹介するのは ハイトントンと呼ばれる ビニール製のルーフィング(防水シート)です 現在では ビニール製のルーフィング(防水シート)は 使われていません
なぜならば 劣化すると 収縮し 簡単に切れてしまうからです
このハイトントンと呼ばれているルーフィング(防水シート)は 30年前後の屋根にとても多いです
当時は最新式と呼ばれていて もてはやされていたようですが
劣化スピードも速く 簡単に切れてしまいます
リフォームもそうですが
新築も 屋根のルーフィングは 必ず 何を使うのかを確認してください
なぜならば 家を建てた後 最も苦労することの1つに 雨漏りがあるからです
成田
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成田 崇
・かわらぶき2級技能士
・瓦屋根工事技師
・瓦屋根診断技師
趣味
サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの外壁塗装工事、施工得意エリア
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