スレート屋根で一番最初に壊れるのは「棟」です。
赤い線の棟板金と呼ばれる部分ですね。
なぜここが壊れるのか?
それは下の写真を見れば一目瞭然
それは板金の下が「木」だからです。
こんな感じになっています。
そして20年以上経過すると・・・
太陽熱と雨水により木は劣化していきます。
これは実際築20年で飛んでしまった棟板金です。
現在の「木」防虫・防腐剤を注入しているのでなかなか劣化しませんが
20年以上前はただの「木」なので劣化が早いのです。
劣化のサインはこのような釘の抜けです。
もし飛んでしまうと近隣の車に当たったり
最悪のケースは人に当たる可能性もあります。
ちなみに普通の塗装屋さんでは屋根塗装時に棟板金の交換はしません。
塗ればきれいに見えるからです。
でも大事なのは中の「木」なんです。
スレート屋根でも20年経過したら屋根点検をしてください。
飛んでからでは遅いのです。
成田
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成田 崇
・かわらぶき2級技能士
・瓦屋根工事技師
・瓦屋根診断技師
趣味
サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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